ゴールデンエース普及の歩み

【月刊 養豚界】昭和61年2月号~平成22年12月号掲載記事

「疫学的な環境を整備し、豚の抗病性を高めよう」

2020-12-01 09:44:26 | 日記
養豚経営は、繁殖で一腹年間子豚が20~24頭を指標として、それが実現して、経営の基礎が確立されていくものと考えます。 繁殖豚では無発情、発情微弱、不妊症が上位3疾病となっています。離乳子豚では肺炎、離乳後下痢症がいずれも混合感染を伴って、発症しています。肥育豚の死亡、淘汰の多くは生後80日齢の肥育前期に見られることが、日本豚病研究会の養豚衛生の実態調査で明らかとなりました。原因の3分の2は呼吸器病です。畜産に関する疾病は呼吸器病が第1で、家禽類、牛、豚は特に多種多様の呼吸器病があります。胸膜肺炎、マイコプラズマ肺炎、呼吸器障害症候群(PRRS)、そのほか肺炎といわれる疾病は大変な種類です。 そのほか、細菌性下痢、敗血症、関節炎などが多く見られます。 疾病の発生を防ぐことが第一です。発病してからの処置では手遅れと考えます。疫学的に環境を整備して、豚にはワクチン接種のプログラムを実施し、いわゆる薬漬け的な飼養管理はしないことです。むしろ豚が持っている抗病力を高めることです。 環境整備は、周囲の土壌消毒は石灰を坪当たり5kg散布することです。ミミズがいないことを目安とします。 豚舎内は石灰乳を塗る床面から高さ1.6m、消毒の仕上げはグルタグリ-ンを散布します。これを春秋年2回、必須条件です。ミミズがいるようでは何をやっても効果は半分しかないと認識することです。 ワクチン接種をしても抗体価が上がらなければ、その効果はありません。 活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スは、腸内細菌叢に変化を起こし定着して、消化吸収の活性を促し、免疫抗体価を上げる働きを示します。 免疫賦活作用が活発となるため、肺炎が激減します。 周囲でヘルペス症など悪い疾病が発生していても感染発病しないことなどで、その抗病力の強さが証明されます。今年の冬も昨年に続いて、やや暖冬との予報が出ています。 気温の差が豚には大きなストレスの元になります。そして肺炎になりやすく、養豚経営を難しくします。配合飼料は栄養配分だけではなく、それなりの薬品も添加されています。それを使いこなすことが大切です。活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スはそれをやってくれます。 例えば、ふんの悪臭が消えることをとっても、飼料中に含まれるタンパク質を消化分解して、アミノ酸として体内に吸収されます。ふんの悪臭の元は、タンパク質が分解未熟のまま、アンモニアや態窒素の形で排出されるからです。 今まではせっかくの完全配合飼料を使っていても利用しきれず、多くの成分が排出され、中途半端になっていたのです。消化剤で消化吸収させるのではなく、豚の体で消化吸収させる飼養管理が見落とされているといっても過言ではないと考えます。10月号にも書きましたが、今年度の締めくくりとします。

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