ゴールデンエース普及の歩み

【月刊 養豚界】昭和61年2月号~平成22年12月号掲載記事

「PRRSへの対策も免疫活性と環境衛生の改善から」

2021-10-28 10:23:53 | 日記
 冷夏の関係か、8月、9月の発情・種付けがあまり良くなっかと耳にする。豚は生理的に気温の変化に敏感な家畜であり、日中と朝夕の温度に10℃の差があるとそれが大きくストレスとなり、特に発情関係に影響が表れる。活性酵素食品ゴ-ルデンエ-ス給与の場合、そのようなことなく計画的な種付作業をスム-ズに進められる。 養豚農業経営は人手不足、環境問題を整備し、できるだけ生産費を低くして、定時・定量・高品質の肉豚を生産することを目標とするが、そのような理想的なことは現在の経済環境から見ると非常に難しい。まず豚舎の設計から始めなければ、理想の生産体系は確立できないだろう。 養豚農業経営者のなかで、設備も、人手も、その他飼養管理に関したこと全てを、満点の体勢で実施している人は少ないと思われる。 それが豚に対しては環境からのストレスとなり、養豚悪臭の原因にもなる。活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スは、こうしたマイナスをカバ-してくれる。 豚の疾病にも新しいウイルス病PRRSの日本への上陸が、農林水産省家畜衛生試験の調査で確認された。このウイルスは、人には感染しないが豚には空気伝染し、飼養管理の環境の悪い農場の豚が感染すると、流産や肺炎を起こし死ぬ場合がある。 この病気は、1987年にアメリカで発見され各地で流行、90年には、ドイツ、オランダなどにも飛び火したため、農水省も流行地からの豚の輸入を制限するなど警戒していた。同試験場が4月末、関東地区の肺炎の豚から原因ウイルスを分離し、その後養豚の盛んな15県で調査した養豚場の6割近くから感染豚を確立したとの発表である。豚の生殖器呼吸器症候群が正式名称である。 発生地区は、オ-エスキ-病の汚染地帯で、豚の頭数が多く衛生環境の悪い豚舎で出ている点を農水省は重視している。 PRRSには現在のところワクチンなどの予防薬や根本的な治療薬がないため、発生した場合の治療は対症療法に限られている。農水省では欧米でとられている対策を参考に、発生時の損害を最少限にに食い止める方針であるようだ。 異常分娩が見られる場合は、生き残った子豚に出生時と4時間後の2回初乳を与え、電解質液を投与する。血液の擬固不全がみられるため鉄剤注射を3日間、断尾は35日間遅らせ、犬歯は切除しない。 異常産を起こした母豚には、高エネルギ-飼料を給与し、乳質を確保する。感染後、免疫ができる分娩後21日までは種付けしない。 呼吸器症状が見られた場合は、二次感染を防ぐため抗菌性物質を投与する。 PRRSの病原はウイルスである。感染豚の息、鼻汁などから同居豚に移る。症状は飼養環境にも大きく影響され、症状が出ない豚が多いとされており、農水省では、ウイルスの侵入があっても被害の出る農家が少ないと見ている。 ただし、衛生環境が悪い農場では、症状が出やすい。この予防には、衛生管理の徹底しかないようだ。 豚の体内の免疫賦活作用を高める万全策として、活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スの飼料添加が最も効果的であろう。環境衛生の徹底は、活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スの使用マニュアルの必須条件として、「におわない」「ミミズがいない」から始まる。

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