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GOKIGENRADIO

バーボングラス片手のロックな毎日

飲酒運転をする馬鹿

2015-06-10 02:17:55 | Talk is Cheap
酒を飲んで車を運転するのは、シャブをやって包丁持って街を歩くのと一緒。
俺のツレの口癖。俺も同感。

北海道砂川市の国道での事故。連日取り上げられてる。
どう考えても一家5人が乗った軽自動車が交差点に侵入したところを、暴走してた二台が信号無視して突っ込んで起きた事故。
最初の一台が軽自動車にぶつかって、はね飛ばされた衝撃で長男が路上に投げ出された。その二台を避けるように後ろから来た車が走り抜ける。
映像ではこの車もかなりへしゃげてるから、この2台のうちどちらかにあたってるのか、それともガードレールなどにぶつかったのか?この車、まさか人間を引きずってるとは思わなかったんだろう。もし、わかってたのなら鬼畜だよ。
そういや大阪でも以前同じような事件があったな。

問題はスピード違反で走ってた事ではなく、この長男を引きずって1.5kmも走ったRVの運転手が酒を飲んでた事。
ぶつかった車とは仲間だというのに、事故した仲間をほったらかしにして逃げた事。飲酒運転の隠蔽?酒井法子じゃないんだから。
それより酒を飲ました店はどこだ?車で来てるかどうかの確認してたのか?アメリカならこの店の責任が一番重い。

当たり前の事なんだが、飲酒運転する奴は嫌いだ。
それでも車で飲み会に来る奴がいる。コンパの時はその比率が上がる。何を期待してんだか。車で来てるんだから飲まないのかなって思ったら、そんな奴に限って結構飲みやがる。こっちはまさか車で来てると思ってないから普通におかわり頼んでたりして。で、いざ帰るときになって車で来てる事がわかったりする。「車置いて帰るのか?」とか「代行呼ぶのか?」って聞くとこんな奴らは「大丈夫、これくらいでは酔ってない」って。馬鹿か。体にアルコール探知機でもついてるのかって言いたくなる。酔っぱらいの必ず言う台詞「大丈夫酔ってない」。これを言う奴は必ず酔ってる。

そんな奴が事故ろうがどうでもいいが、人身事故を起こす可能性がかなり高まるから、飲酒運転はやめてほしい。

車に前方車間距離センサーとか自動ブレーキ機能とかつけれる時代なんだから、呼気からアルコール検出したらエンジンがかからないとか、オートストップがかかるとかできないのか?運転手は飲んでなく、酔っぱらった人間を積んで送っていかないといけない場合もあるから、運転手だけの呼気に反応するようにしてね。ハンドルかなんかにつけたらどうだ?今の技術力ならできるだろう?

ただ、もう一つ残念なのは事故の被害を受けた車が、軽のワゴンだった事。
これがボルボだ、ベンツだってのだったら、シートベルトとエアバックで助かった可能性は高い。
まぁ、北海道の事件をこんなとこで解説してもしょうがないけど。

それでもこの事件を他人事のようにスルーして、酒を飲んで車を運転してる奴が今夜もどこかで走ってる。
気をつけろ。相手は刃物を持ったシャブ中だ。


幕末裏返史 最悪の後半

2015-06-10 01:52:58 | BOOK/COMICS
幕末を題材にした本は多々ある。傑作も多い。
司馬遼太郎の「龍馬がゆく」、浅田次郎の「壬生義士伝」・・・。
何てったって幕末は戦国時代と並ぶ個性的キャラクターの宝庫だし、大河ドラマなどでもたびたび取り上げられてるから何となく時代背景やストーリーがわかる。だからそれ故にちょっとでも史実が違うと違和感を感じ、好きなキャラクターが出てこないとか安っぽく扱われるとガッカリする。
今の大河ドラマ「花燃ゆ」が視聴率低迷してるのは、このあたりが原因だと思う。

清水義範さんの本「幕末裏返史」を読んだ。
※注)ここから先はこの本のネタバレを含みますので、まだ読んでない人はここからは読まないでください。

途中までは面白かった。フランス人のアナトール・シオンから見た幕末史。ペリーが開港を幕府に迫って遣って来た時、その時幕府はどんな状態だったか、朝廷の対応は?英・仏・蘭・露等列強先進国の思惑やアジア諸国をはじめとした世界情勢はどうだったのか。ジョン万次郎、勝海舟、坂本龍馬、桂小五郎、高杉晋作、アーネストサトウ、徳川慶喜、井伊直弼、西郷隆盛・・・それら各藩の思惑や外国の開国の目的、条約の締結。史実の裏側まで丁寧に描かれ途中まで一気に読む。
ハードカバー本で280ページあるからさすがに一日では読み切れないので、途中でブックマーク。

次の日続きを読んだ。
あれ?なんかおかしいぞ?作者が変わったか?微妙に史実からずれて行く。安政の大獄あたりまでは問題なかったが、なんか違うぞ。
生麦事件ってここで起きたっけ?吉田松陰ってこんな死に方したか?だんだん知ってる幕末史実にフィクションが多くなっていく。
近藤や土方は実名のままだが、新撰組は「斬新組」「京都見回り組」でさえなく「横浜警備隊」、更に池田屋騒動は山田屋・・・。
もうここらへんから作者の空想の世界の幕末。
なんだよ長州藩による「半蔵門の変」って。おまけに大政奉還は日本で最初の大統領選挙をする為の物になってる。龍馬も暗殺されない。最後は架空の大日本憲法が制定されてる。しかも結末は尻切れとんぼ・・・。

ふざけんじゃねぇ。
まともに読んでたもんの身にもなれ。途中からフィクションになるんなら、表紙に「空想的幕末史」とかサブキャチコピー入れるか、最初から登場人物を微妙に名前変えておくとかしろよ。なまじ前半がまともな幕末史だったからガッカリ感が100倍だ。

途中で作者が資料見るの嫌になって空想を出したのか、それとも京都や関西をよく知らないからすべて舞台を関東にしたのか。
新撰組をBL風に描いた「薄桜鬼」や、戦国武将を大胆にデフォルメした「戦国BASARA」とかなら、はじめから読む側もわかってるから問題ない。
「へうげもの」や「センゴク」等のように、基本的な時代背景や資料には忠実ではありながら、足りない部分は作者のイメージや「こう考えた方が辻褄が合う」って描かれてる作品もある。

でも、この本は駄目だ。フィクションでもいいが、肝心のストーリー、エンディング部分がまったく面白くない。
「花の慶次」ならまだマシだ。途中琉球行ったりフィクション交えてるが、最後はちゃんとまとめてた。
同じコンビで描いた「影武者徳川家康」とか「左近」は駄目だった。途中でフィクションだらけになって辻褄合わなくなって来てグダグダ。それと同じくらいぐだぐだで終わってしまうこの本。
時間を無駄につぶしたいって思ってる人は別だが、幕末好きは絶対読まない方がいいです。