GOKIGENRADIO

バーボングラス片手のロックな毎日

何が報道規制だ、弾圧だ。ふざけんな。

2015-06-29 03:56:30 | Talk is Cheap
嫌な時代になったな。
言いたい事も言えない。本音を言ったら叩かれる。たとえ話でも誤解される。常に目の前にいない誰かに気を使ってコメントしなければならない。

先日の自民党の勉強会での発言を取り上げ、これぞ「言論弾圧だ」「言論の自由だ」ってここぞとばかりに声高に叫んでるが、お前らの方こそ言論弾圧してないか?言論の自由だったら勉強会で何言ってようと問題ないだろう?誰がどこでどんな発言しても自由だろ?なんでお前らはそれを言及しておきながら「言論の自由」を叫ぶのかわからない。

議員の誰かが「こんな事言った」って取り上げ責める。
有名人の誰々が「あんな事言った」って取り上げ責める。

しかもその手口も煽り方も巧妙。
SNSやブログのコメントを取り上げて「ほら、この事件にはこんなに反響が」とか「ほら、こんなに批判的な意見が」って報道してる。そのほとんどはミスリードさせる為に否定的なコメントばかりを中心に構成されてる。肯定的なコメントもいかにも公平な記事にする為に申し訳程度に載せてるけど、これじゃまるでやらせ記事と変わりはない。

その結果、何が悪いのか訳が分からないまま、議員や企業のお偉いさん、芸能人が謝罪する。誰に謝罪してるのかよくわからないものも多い。当事者でも無い人間が、さも弱者のや声を上げれない者の代弁者のフリをして「差別だ」「偏見だ」「問題発言だ」そしていつのまにか「謝罪しろ」になる。
まるで抵抗できない教師に対して強気にごねるモンスターペアレンツ。消費者の方が偉いと勘違いしてるクレーマー。学校や職場でのいじめと大差無い。

政治家や企業の幹部や芸能人に頭を下げさせて溜飲をあげて次のターゲットを探してる。
「誰か、変なコメント出していないかぁ」、「だれか差別的発言していねぇがぁ」って。まるで三流紙ゴシップ雑誌のライターみたいに、メディアの記者が成り下がってる。(これも有名人がブログやコメントで語ると「ゴシップ記事のライターを卑下してる」って叩かれるんだろうな。あんなゴミみたいな奴を擁護してどうするんだ?ゴミにはゴミの生き方があるんだからほっといてやってくれ。)

ツイッターやフェイスブック等のSNSやブログのせいで、一般人でも誰でも評論家になれるし、誰でもコメンテーターになる。
ネットニュースを見ただけで、前後の流れなんか調べないで無責任に意見を言う。だけど素人だからしょうがない。思ったままに今の不満をぶつける。仲間を求めて騒ぐ。だけどメディアがこれを取り上げて一緒に騒いでどうする。何がしたいんだ?

前述の自民党の勉強での作家の百田さんの発言なんか、ただの盗み聞き。ちゃんとした取材やレポートでさえない。しかも休憩中の雑談での会話。前後の流れ等おかまいなしに、糾弾できる分だけを面白おかしくして掲載する。前後の流れや背景なんてあえて報道しない。そんな事したら面白おかしい記事にならないから。

最近の報道はこんなのばかり。
尾木ママがこんな取材に対してクレームを入れた事があった。取材を受けて話したのにそれは全然掲載されてなくて、雑談の部分の話を自分たちの都合のいいように切り取って掲載されたって。でも、このクレームの記事は小さくしか載ってない。今回の安保の報道だって、池上彰サンが報道の仕方に対して苦言してるんだけど、殆ど転載されてない。「NHKスペシャル」や「特ダネ!」「あっこにおまかせ」とかでも取材がいい加減だったり、取材ギャラを払いもしなかったり、適当に編集して取材者に迷惑かける内容で報道されてたり。

他社のトラブルは責め立てる報道そするが、自社(関連会社含む)のトラブルは極力報道しない。
ろくに取材しないで他社記事に便乗してるから本質は報道されない。もうとっくに視聴者も読者も気づいてるのに、相変わらず他社のネタをSNSコメントや有名人のコメントで補なって、まるで自社の取材記事みたいに仕上げて放映、報道してる。
片岡愛之助と藤原紀香の件だってろくに取材なんかしちゃいない。仕方が無いから熊切あさ美の自分勝手な発言を放映しても視聴者が食いついてこないから、フェードアウト。藤原紀香のバスガイド見下し発言だって捏造だったしね。ダレノガレ明美が『水曜日のダウンタウン』の放映内容にクレーム入れても、ダウンタウンを怒らせたくないからフェードアウト。たけしやさんまの暴言は好意的な記事にしかしない。そのかわり売れてないタレントや芸能人の発言には噛み付く。沢尻エリカの「別に」発言は問題視して騒いだのに、小栗旬の「しつこいんだよてめぇら」は問題視しない。何故だ?
市原悦子サンの悪意の無い差別的問題発言はスルーして、広瀬すずの無邪気なとんねるずの番組での発言は問題視する。その違いは何だ?

岡田民主党代表のドイツ首相との会話が全くの捏造だった事は深く掘り下げないのに、安倍総理の「日教組はどうなんだ?」発言とかはいつまでもしつこく言及する。捏造の慰安婦報道が今の韓国との仲違いの原因なんだが、そんな事はおかまいなしにちょっと弁明記事載っけただけで相変わらず韓国や中国のご注進報道してる。そのくせ日韓国交正常化50周年記念式典がうまくいきそうだとなると、途端に嫌韓報道が少なくなった新聞社もある。

自分たちが「これは叩けるぞ」って狙いを定めたら、徹底的に叩く。これはちょっと相手にしたら厄介だぞって相手には当たりさわり無い報道にしてお茶を濁す。世論を見て叩いたり、世論を見て擁護したり、まぁ好き勝手。

こんだけ好き勝手な報道や放送してて、何が報道規制だ?何が言論弾圧だ?

自分たちは何をどう報道しようが自由で、何を言っても許される権利があるとでも言いたいのか?
メディアの都合のいいように報道して、誰かがそれを提言したら、「報道規制だ」「報道弾圧だ」って騒ぐ。馬鹿じゃないのお前ら。

報道規制とか弾圧っていうのは、太平洋戦争時みたいに苦戦してたり戦況が悪化してても、優勢な戦場の状況や、いかにも勝ってるように報道しろとか、反戦意見は載せるなっていうような場合だ。
それと同じように巨人が負けたのに見出しだけ見たら勝ったのかと間違うような報道をしてるスポーツ紙なんか、これを自主的にやってるから笑ってしまう。安保や憲法改正の本質はともかく、とにかく違憲だ、戦争になる!とか暗にミスリードさせて煽る朝日新聞も笑ってしまう。
今のお前らはそれを自主的にやっておきながら、他の奴から誘導するような記事や偏見を招くような記事を書かないようにって指摘されたら「弾圧だ」って叫ぶ。訳わからん。

そうすべて、スポンサーや視聴者、読者の気に入るように作ってるからだ。
スポンサーが無くては雑誌も新聞もTVも作れない。だから、スポンサーには最大限の気遣いをする。
アコムやプロミスのグレーゾーンの余分な利息を徴収してた件も、大手スポンサーだから報道自主規制。マクドナルドの問題だって、東芝の粉飾だって、シャープの再建だって、すべて大口スポンサーだから軽減した内容で報道する。
FIFAの汚職だって、東京オリンピックの国立競技場建設問題だって、放映権があるから厳しくは叩かない。

自民党議員が「メディアとスポンサーは分断しなきゃ」って勉強会で言った事は間違ってるか?
百田さんの言った「つぶさなあかんで沖縄の2紙は」の2紙は公平な報道をしてるとでもいいたいか?読んだのか?
大阪都構想の住民投票前の報道でも、あんなに反維新報道をされたらあかんわな。まともにやってりゃ維新が勝ってたはずだもの。それをあえて文句を言わない橋下さんは偉いな。呆れてしまったのもしれないが。

報道規制だ!言論弾圧だ!って叫ぶ前に、それが紙面に掲載されて印刷されて、各家庭に届けられて、駅の売店で売られてる。TVでもその事を報道してる。これのどこが報道規制だ?どこが弾圧だ?教えてくれ。

それよりも、正論を言ったり自分の意見を言った人間を糾弾する、お前らの行為は言論弾圧じゃないというなら、今度はそれを実証してくれないか?






食糧廃棄問題を真剣に考えてみた

2015-06-29 01:45:06 | Talk is Cheap
連日SNSやブログにグルメ記事がアップされる。
ここのスイーツはヤバイだの、あそこの店のこれは美味しいだの、このラーメンはイケてるとか駄目だとか。本屋に行けば数えきれないほどのグルメ本、レシピ本、飲食店ガイドが並んでる。味覚や味の好みは人によって違うから、こういった本やグルナビみたいな情報サイトの書き込みを見たところで、本当は参考にならないんだけどさ。日本は今飽食の時代だな。

日本はありがたい事に、コンビニでもスーパーでも食材は豊富に並んでるし、飲食店もかなりある。別に戦争世代じゃないから「昔は食う物さえ無かった」とか「今の若者は好き嫌いが多すぎる」とか説教たれる身分じゃないんだが、この飽食の時代のその裏で毎日大量に生産され、毎日大量に廃棄されてる食糧がある事実は知っておいてほしいな。

土用の丑の日にはスーパーに鰻がこれでもかってくらい並ぶ。元々、夏は消費が落ちこんだ鰻をなんとか売れないかって苦肉の策でできた「土用の丑には鰻」(平賀源内説が有力)なのに、いつの間にか「夏の土用の丑の日は鰻」が定番になってる。土用の丑の日は年に数回あるのに夏だけ盛り上がる、変なの。まぁそれはいいが、あの大量の鰻は全部売れるのか?そんな訳は無いよな。売れ残った鰻はどうするんだ?捨てるんだろうな。まさか再冷凍してないよな。勘弁してくれ。
節分の恵方巻きにしろ、クリスマスケーキにしろ、これでも勝手くらい店頭に並んで売れ残った商品はどうなるんだ?

日本の飲食店や食品工場から出ている食べられるにもかかわらず廃棄されているもの(廃棄ロスまたは食品ロス)が約800万トンある。
この量は、日本人の主食であるコメの生産量とほぼ同じ。世界の食糧援助量の約2倍という途方もない「ロス」。国連食糧農業機関からも「食品ロスの低減は、最も重要な優先事項である」と警告されている。
食品ロスの内訳は売れ残ったり、賞味期限、消費期限切れで廃棄されるものから家庭の冷蔵庫で駄目になった物もある。「古くなったので食べたくない」とか「製造年月日が古いから」といった賞味期限切れや消費期限切れ、「もともと使わない」とか「少しあまった」とか「腐ったから」ってのが大多数みたいだ。我が家の冷蔵庫にはなるべく余分な食材は入れないようにしてるのだが、ふと気がつくとまだまだ大丈夫と思ってた瓶詰めなんかが、とっくの昔に賞味期限切れだったりする。

環境保護団体の世界自然保護基金(WWF)がこのほど、ドイツでは年1800万トン以上の食品が廃棄されていると指摘した。
アメリカは3300万トン、日本は1940万トンの食糧廃棄している事も調べたらわかった。日本は約5600万トンの食糧を輸入して、そのうち食品として輸入してるのは1498万トン。それなのに食品ゴミとして1940万トンを廃棄している。(このうち食品ロスは800万トン)
これはまさに「浪費」。エコとか「地球温暖化防止」とか「地球に優しい」とかやってるけど、本質のところは全くわかってないってことだ。お金に換算するとアメリカは13兆円、日本は11兆円の食材を捨ててるという事になる。



食べるものがいつでも十分手にはいるのは、世界のおよそ2割の人だけらしい。
穀物は人間が食べるだけではなく、先進国では穀物の 6割(約4億トン)が、ウシ、ブタ、ニワトリなど家畜の餌になってる。牛肉1キロ作るために穀物11キロ、豚肉1キロ作るために穀物7キロ、鶏肉1キロ作るために穀物4キロを消費するらしい。結果として、世界の2割足らずの先進国住人が世界の穀物の半分以上を消費している結果になる。

1000万トンで3000万人分の食糧(途上国なら5000万人分)なんだと。そして世界では10億人が飢餓に苦しんでるらしい。飢餓で1日に4~5万人(1年間に1500万人以上)の人が亡くなってるらしい(FAOデータ)。飢餓になるのは、食糧が十分に作られていないからでは無いね。穀物は年間 24億トン生産されてて、これは世界中の人が生きていくのに必要な量のおよそ2倍らしいから。

24億トン (年間穀物生産量)÷ 71億人(世界の人口)= 338kg (1人当たり) ※1人当たり1年間の標準量は  180kg

日本の「食品ロス」の800万トンの食品は「まだ食べられる」にもかかわらず廃棄している物がほとんどだ。
先述の「古くなったので食べたくない」とか「製造年月日が古いから」といった賞味期限切れや消費期限切れが、この食品ロスの原因だと思う。最近ではどの食材にも表示されてる「賞味期限」や「消費期限」。
一昔前はこんなのは貼られてなかった。だから食材は「匂い」(主にお父さんの役目)が無ければOK、表面に油や水滴が浮いてなければOK、糸を引いてなければOKって基準だった。焼いたり煮たりしたら大丈夫ってね。あの頃は流通も保冷も保存も今ほど発達してなかったけど、あまり食材を無駄に捨てた記憶は無い。食卓に並んだ食材を残すと「もったいない」とか「お百姓さんや漁師さんに悪い」、そして「世界では食べられない人がいっぱいいるんだ」って怒られた。ご飯を残そうものなら「お米には100人の神様がいる」んだってかなり責められた。

じゃぁなんで今は食品ロスが増えたんだろう?
原因は多分この「賞味期限」や「消費期限」のせいだと思う。昔の基準ならまだまだ食べれる食材なのに、パッケージに記載されてる「賞味期限」や「消費期限」が過ぎてると、食べたら腹を壊したり、食中毒になってしまうって気になるからだ。

「賞味期限」と「消費期限」は本来違うものだ。「賞味期限」はインスタントラーメン、冷凍食品、お菓子など、保存しやすい食品に定められる「食品をおいしく食べられる期限」のこと。って事は「賞味期限」を過ぎても本来は食べられる。
「消費期限」は「食品を安全に食べられる期限」で、生菓子やコンビニ弁当など保存に適さない食品に定められる。

この「賞味期限」の「食品をおいしく食べられる期限」って誰が何の基準で決めるんだ?日本グルメ協会とか食品審査員みたいなのがいて、「うん、この商品は何日までなら美味しい!」とか決めてる訳じゃあるまい。どうせ役人が「この商品は何日、これらの商品は何日を賞味期限にしなさい」って勝手に決めたんだろう?

このせいで本来長期保存食品で「賞味期限」なんて関係ないはずの梅干し、味噌、醤油なんかにもしっかり賞味期限がついてる。漬け物やキムチ、干物、乾物にも賞味期限が書かれてる。何故だ?

塩分の捕り過ぎがどうたらこうたら言われ始めてから、減塩食品が出回りだしたせいか?。本来、梅干しなんかは15-20%の塩で漬けるから5年でも10年でも保つ物なのに、最近では5%とか8%とかになってる。こうなると保たないから保存料や添加物を入れる。でも結局長期は保たない。梅干しなんて本来年を重ねて古い物ほど美味いのに、それに賞味期限なんて訳の分からない物を貼ってどうするんだ?
漬け物だって、塩だけで漬けたものや糠床だけの漬け物なんて探すのは大変!梅干しと同じく保存料となんとかエキスとか着色剤の添加物まみれの漬け汁で漬けるから、賞味期限が「明日」とか「あさって」なんて物が、スーパーの棚にいっぱい並んでる。京都の錦市場でも百貨店でもこんな漬け物だらけだ。
キムチだってそう。以前韓国に行った時あるお宅ででっかい壷が並んでた。「なんですかこれ?」って聞いたら「キムチ」って。1年分を大量に漬けるんだって。その作業の為に「キムチボーナス」や「キムチ休暇」ってのが実在するらしい。キムチの漬けてる壷は冷蔵庫に入ってる訳じゃない。どこの家庭でもそこらへんの土間や部屋に置いてあるらしい。昔は日本でも糠床や梅干しは家の冷暗な場所にあったな。冷蔵庫が無い時代からの家庭での知恵だものね。なのに日本で売ってるキムチは賞味期限が1週間くらいしか無い。「本場鶴橋の」とか「オモニが漬けた」とか書いてあるのに何故だ?

スペインのハモン・セラーノやイタリアのパロマ・プロシュートのハムだって、冷蔵庫なんかじゃなく冷暗所で熟成させる。期間1-3年くらいをおいて出荷されたハムがなんで冷蔵庫で保管して賞味期限1週間とかラベル貼られてんだ?同じく日本のフナ寿司だって、店頭に並んだときは賞味期限のラベルが貼られてる。

メーカー→卸売業者→小売り(販売店)。食品は基本的にこの流れで流通され販売される。
その中で賞味期限には不思議な「3分の1ルール」っていうのがある。といってもこれは、法律で定められたルールではない。1990年代からの商慣習で今も存在してる変なルール。



「賞味期限9ヶ月」の食品の場合で1月1日を製造日と仮にすると、そこから9ヶ月(9月30日)が賞味期限になる。そうすると、以下のような「3分の1ルール」になる。

【1】1月1日~3月31日(9ヶ月の3分の1)【納入期限】
3月31日を過ぎたら、小売店は納品を断ったり、メーカーへ返品できる。(この時点で小売店に売れなかったり、返品された食材は?捨てられる)
【2】4月1日~6月30日(9ヶ月の3分の2)【販売期限】
小売店が販売する。6月末を過ぎたら、卸売業者に返品できる。(この時点でも売れ残ったり、返品された食材は?またもや捨てられる)
【3】7月1日~9月30日(9ヶ月の3分の3)【賞味期限】
賞味期限切れが近づく。小売店は安売りや値下げをして売れ残りを出さないようにするが・・・(やっぱり売れ残った食材は?捨てられる)
【4】10月1日~【賞味期限後】
小売店の店頭から消える(賞味期限切れの食材は?当然捨てられる)

うーん。捨ててばっかりだ。これなら年間に大量な食品ロスがおこっても仕方が無いな。
でもさ、何度も書くが賞味期限っていったい誰が決めて何の基準で作ってるのよ。納豆に賞味期限いるか?チーズにいるか?なんで発酵食品にまで賞味期限があるんだ?発酵と腐敗は同じようなもんだけど、なんかおかしくないか?

もうこの賞味期限って奴は撤廃しようよ。消費期限はまだ目安としてあってもいいかと思うけど、賞味期限ほどいい加減な物は無いもの。
この曖昧な基準でつけられた「賞味期限」のせいで日付を過ぎた途端に「これを食べると腹痛になりそうだ」とか「食中毒になるんじゃないか?」って誤解しちゃう。
なるべく賞味期限の長いものを、スーパーの陳列台の奥から必死に取り出してる主婦を多々見かける。
今日食べる物は製造日、加工日、解凍日(ご丁寧に今はこれらもラベルに貼られてる)が今日でも昨日でもたいした差は無いし、肉なんか日にちが経ってる方が熟成されてアミノ酸が増えて美味しい。熟成肉とか下処理して塩をしたりして寝かせた魚はありがたがるのに、賞味期限ギリギリの肉や魚は避けるのは何故だ。

長々となっちまったが、食品ロスを真剣に考えるなら、この賞味期限って奴をなくさないとどうにもならないよ。
別に「世界ではこんなにも餓死してる人がいっぱいなんです!」とか声高に叫ぶほどボランティア精神溢れた奴じゃない。食糧難とか自給率がとか漁猟規制とか叫ばれてるこの世の中、このままじゃ日本の食材自体もいつ不足するかわからないよ。

コンビニは消費期限切れの弁当や賞味期限切れの食材を廃棄するルールを変えよう。ローソンもセブンイレブンもファミマも販売店に賞味期限が切れかけた商品は安く売っていい事にすれば、食品ロスはかなり解決する。
えっ?「それで食中毒になったらどうする」って?馬鹿か。今の流通と保冷技術があるんなら、ちゃんとした食材を使い、塩や醤油を適量に使い、火を使ってまともに調理してれば、そんなに簡単に食中毒になるかよ。買ったあと消費者がいつ食べるか、この食材はまだ大丈夫か、は昔みたいにそれぞれで判断してもらえばいい事だ。それが本当の自己責任だろう?

えっ?「値段を安く押さえないと今の消費者は買ってくれないから安い食材を添加物まみれにして売ってるんだ」って?もういい加減そんな事やめたら?いい食材でちゃんと調理された物は高い。それくらい当たり前でしょ?業界で話し合って適正価格決めろよ。むやみに価格競争した結果がこれじゃないか。ちょっと高くなった程度で買わないなら所詮その程度の金銭感覚だ。そんな奴は家で弁当作ってきたらいい話じゃないか?

えっ?「今の主婦にはそんな時間はない」って?知るかそんな事。ほんまにそうか?誰に聞いたん?じゃぁ逆に聞くがそれができてる主婦はのんきで優雅な主婦とでも言いたいのか?適当な想像で勝手に今の主婦像作ってがんじがらめになってるのはお前らじゃないか。

えっ?まだあんの?「売れ残ったらどうすんの」って?そんな事は自分たちで考えなさい。ゴミにするかリサイクルするか。
いっその事、食材はすべて瓶詰めか缶詰にして販売したらどうだ?
それなら長期保存ができるぞ。賞味期限も長くつけれるぞ。安心だぞ。
買いたくないけど・・・。