バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

喫茶バーバー

2021年05月30日 18時39分24秒 | いろいろ
昨日の朝、仕事から帰って洗濯してテニスやって食事して散髪屋さんへ… と、その前に! 散髪屋のお婆さんに薦められた“裁判官のドラマ”の今週分をネットで視聴することにした。が、あと数分で終わるところで「いつもの電車に間に合わなくなる! 続きは帰ってからみよう」と思って慌てて家を出たところ… マスクを忘れたことに気が付いて家に逆戻り… 「仕方がない。こうなったらドラマを最後まで見て、いつもより30分遅い電車で行こう」と思った。

散髪屋さんへは、いつも土曜日の昼過ぎに行くのだが、他に客がいることは滅多にない。私が「30分遅れたことで、他の客が先にカットしてもらっているかも… ま、他に用事がないから店で待てばいいか」と思いながら行ってみたところ、店内のカウンターで一人のおじさんがコーヒーを飲んでいたので、「おっ! ひょっとして…」と思っていたら、お婆さんから「ちょうど良かったね」と言われたのである。そう、そのおじさんは、カットが終わってからお婆さんが出してくれるコーヒー(“だがや市”らしく小袋のおつまみ付き!)を飲んでいたのだ。

私のカットが始まると同時に、私は“家を出るのが遅れた理由=ドラマの話”を始めたのだが、すぐに「ひょっとして、お婆さんは録画しただけで見ていないかも!?」と思って「今週、見ましたか?」と確認… すると「見たことは見たけど、内容は覚えてない」と言われたので、ドラマの内容も含めて話を続けたのだが… お婆さんに「あ、思い出した!」という雰囲気は感じられなかった。そう、私がドラマの今週分を見ていても見ていなくても、共通の話題にはならなかったということである。ハハハ…

散髪屋のお婆さんは、一年間で120冊ほどの本を読むそうだ。お店は一人で細々とやっているだけ(=いつ閉めてもいいと思いながらやっている)なので「そんなに忙しくない」らしく、たくさんの本を仕事の合間に読んで… 否、本を読む合間に仕事をしていると言った方が正しいかもしれない(こらこら!)。カット終了後、お婆さんから「コーヒーはホット? アイス?」と聞かれたので、私は「今日は… アイスで!」と答えた。そして、いつもはお婆さんと物忘れなどについて“高齢者的な会話”をするのだが… 今回は続けて来客があったので、私は一人でテレビを見ながらコーヒーを飲み干し… 「ごちそうさまぁ~」と言って店を出たのだった…