総合消費料金？？？

先月下旬、母宛てに一枚のハガキが届いた。「総合消費料金に関する訴訟最終告知のお知らせ」というタイトルで、「貴方の利用されていた契約会社、ないし運営会社から契約不履行による～」とか「執行官立会いの元、給料差押え及び動産、不動産物の差し押さえ～」とか…　また「書面での通達となりますのでプライバシー保護の為」のように、全体的に句読点が少なく、読みづらいったらありゃしない！（そう、これは“不当請求ハガキ”と呼ばれているモノで、この辺りでは昨年から急増しているらしい）

そもそも「総合消費」の“総合”って…　意味が分からない。「契約会社、ないし運営会社」って…　訴訟を起こされているならば、ハッキリしているはずである。「立会いの元」の“元”って、“下”が正しいんじゃないのかなぁ～　「最終期日　平成３０年５月２３日」というのは、ハガキが届いた僅か二日後…　“相手に考える時間を与えない”という詐欺の典型ではないか。差出人が国民訴訟通達センター？　住所は東京都千代田区霞が関？　消印は“板橋西５月２１日”になってるけど…

その翌週、再び母宛てに一枚のハガキが届いた。内容はほとんど同じだったのだが、前週のハガキを読んだ人の“感想”が聞こえたのか…　「消費料金に関する訴訟最終告知のお知らせ」というタイトルで、“総合”という文字が消えていた。また、“元”は“下”に…　“差押え”＆“差し押さえ”は“差し押さえ”に統一…　“不動産物”は“不動産”に…　さらに、句読点が多く＆文字が大きくなり、お年寄りには読みやすくなっていた。差出人が民間訴訟告知センターに変わり…　住所は霞が関のままだったけれど、番地と電話番号などが変わり…　消印も“豊島５月３０日”になっていた。ちなみに「最終期日　平成３０年６月１日」であった。

時々、「金融機関の人が“大金を振り込もう（引き出そう）としているお年寄り”に声を掛けて、詐欺の被害に遭うのを阻止した」というニュースを聞くのだが…　こういう明らかに怪しいハガキに対して、郵便局が“詐欺の可能性あり。ご注意ください”というようなメッセージを貼り付けるなんてことは…　私がネットで検索したところ、「みんな忙しくて裏面を見ている暇はない」ようなので難しそうだ。しかし、人工知能を搭載した機械が裏面を超速読＆判別してメッセージを添付…　それくらいなら今すぐにでも出来そうな…？？？　あ、そうなったらハガキが封書に変わり…　差出人の出費が少し増えるだけか！　う～む…