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バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

バスよりもタクシーだったか!?

2013年09月07日 20時39分50秒 | バス運転士

一昨日の夜、あるテレビ番組で“親切なタクシードライバーの話”をやっていた。幼稚園から病院まで母子を乗せて行ったら、そこで母親が「財布がない」と気が付いた話… 空港へ行く途中に渋滞にはまって、途中の駅から電車で行くことにした老夫婦の話… 披露宴会場の場所が寒冷地とは知らずに来てしまい、寒くて困っていた母子の話の3本立てだった。

一つ目は、母子が病院で診察を受けている間に、ドライバーが財布を探しまくって発見して病院まで届け… 二つ目は、ドライバーが老夫婦と一緒に電車に乗って空港まで行き… 三つ目は、母親が「(寒さ対策のために)子供用の靴下が欲しい」と言っていたので、靴下を買って披露宴会場へ届けたという… それらは、私の第二の故郷とも言える長野のタクシー会社の話だったのだ。

それを見た私は、正直「羨ましい」と思った。バスの場合… 運行時間が決まっているし、他にも多くの人が乗っているので、一人(一組)の乗客のためにそこまで時間を割くことが出来ないのである。タクシーの場合は、基本的にお客様は一人(一組)なので、その人のことだけを考えて行動することができるから…

もちろん、マンツーマンであるがゆえに伴う苦労というものが多々あるとは思うけれど…(これもテレビで見た話だが、ある女性が「ドアに手を挟まれた!」と因縁をつけて、さりげなく現金2~3万円を要求する詐欺があるとか…) 私は一瞬だけ「名古屋のバス運転士よりも、長野のタクシードライバーか…」と思ってしまった。

それと同時に思い出したことは… 私が今のバス会社の面接に臨んだ時、面接官から「なぜタクシーではなくバスを選んだのですか?」と質問され、正直に「タクシー強盗が怖いからです」と答えた記憶がある(これは冗談ではなく、本気でそう思っている)のだが… 今、改めて考えると… 仕事中に結婚相手を探すんだったら、バスよりもタクシーだったかもしれないなぁ~ なんちゃって…