朝、私は某駅の待機場所にいた。私のバスの発車時刻の3分前に、先発のバスが出て行ったので、グル~ッと回って乗り場へ… すると、車椅子の男性が待っていたのである。私は「先発バスとの時間差が3分しかないのだから、遅れても仕方がないだろう」と思いながらバスを止め、前扉の外で待っている乗客へ「しばらくお待ちください」と言いながら中扉だけを開けた。
そして、運転席を立って車椅子の男性の乗車扱いを… と思っていたら、どこからともなく現れたイケメン運転士さんが「あ、車椅子の方の乗車はやりますから、どうぞ(前扉からの乗車扱いを)やってください」と言ってくれたのである。私は驚きながらも「どうもありがとうございます」と答えて運転席に戻った。
その運転士さんは、ちゃんとICカードのタッチまでやってくれ… 最後には「多分、○○で降りられると思います」と教えてくれた。いやぁ~、イケメンの上に親切な運転士さん… 私が女性だったら、某芸人さんじゃないけれど「惚れてまうやろぉ~!」と言ってしまいそうな… ん? そういえば名前を聞くのを忘れてしまったなぁ…(この大馬鹿者!) それとメールアドレスも…(女を諦めて男にするのか?) いや、乗客のスレンダー美人の…(アホか! この恩知らず!) 冗談だってばさ!
昼食タイム後、私は“少し慣れてきた”某地区巡回バスをやっていた。この路線には、途中で片側三車線の広い道路を横断しなければならないところがチラホラある。バス停から発車して、50~200mくらい先の交差点を右折しなければならないからである。スンナリと車線変更できれば問題ないのだが… なかなか譲ってくれない場合があり… 今日も前方の交差点の信号が赤になって、ようやく(嫌々?)止まってくれた感じであった。
私はとりあえず真ん中車線への変更を完了し、右ウインカーを出したまま前方の信号が青になるのを待っていた。そして「車の列が動き出せば右車線へ変更できるだろう」と思っていたのだが… ふと、路線地図に視線を落としたところで、私の顔は真っ青… 否、真っ赤に燃えだしたのであった。そう、前方の交差点は… まだ右折する交差点ではなかったのだ。
先週も書いたように、この地区の巡回バスは2種類あり… もう一つの巡回バスでは、その交差点を右折するのである。私はこっそり右ウインカーを引っ込めて、左ミラーで左車線の安全を確認し、グイッと左へハンドルを切って左車線へ復帰… 幸い、まだ次のバス停を通り過ぎていなかったので、「△△停、通過します」と“落ち着いた口調”で言った… う~む… どう考えてもバレてるよなぁ… ハッハッハッ…(ふぅ~、危ない危ない…)