映画「ロケットマン」のサントラを聴いたとき「ピンボールの魔術師」が入っていてちょっと驚きました。エルトンの曲ではないし、まさか映画「トミー」のシーンとかあるのかな?と思ったのですが、そうではなくて普通に歌うシーンでした。
エルトン・ジョンは映画「トミー」で歌ったこの曲を自分のコンサートでも歌うことがあったのだそうです。(知らなかった~)
1972年にロンドン交響楽団版「トミー」の中ではロッド・スチュワートがこの曲を歌っていました。
Pnball Wizard ~ Rod Stewart
The New Seekers - Pinball Wizard - See Me, Feel Me
私が初めてこの曲を聴いたのはおそらくこれ。ニューシーカーズが歌ったもの( See me, Feel me ~ Listening to youと続く)
この夏一番楽しみにしていた映画「ロケットマン」を観ました。公式HP
少年レジナルド・ドワイトは、両親が不仲で孤独だったが、音楽の才能に恵まれていた。エルトン・ジョン(タロン・エジャトン)という新たな名前で音楽活動を始めた彼は、バーニー・トーピン(ジェイミー・ベル)と運命的な出会いを果たし、二人で作った「Your Song/ユア・ソング(僕の歌は君の歌)」などヒットナンバーを次々と世に送り出して世界的な名声を得ることになる。(シネマトゥディより)
エルトン・ジョンの曲をはじめて聴いたのは「クロコダイル・ロック」でした。
「土曜の夜は僕の生きがい」「ダニエル」「グッバイ・イエロー・ブリックロード」・・・好きで聴いていましたし、ゲイだというのもだいぶ後になってからですが聞いたことがある。でもその半生がこんなに曲がりくねった道のりの物語だったということは知らなかったです。
ミュージカル映画でエルトンの曲に乗って話が進みます。
作詞担当バーニー・トーピンと。
「僕の歌は君の歌」が生まれた瞬間…バーニー・トーピンから歌詞を渡されて30分で曲が降りてきた。
パーティのシーンでバーニーが女の子とイチャイチャしに行こうとするのをにっこりして見送るエルトン、でもホントはすごい寂しそうなんですよね、なんかせつない。
恋人にはなれない、でもバーニーとはずっとずっと親友でした。
マネージャーのジョン・リードと。
恋人同士だった2人ですがジョンにとってエルトンは結局は商品だったみたい。ひどいや・・。演じているのはダイスキなリチャード・マッデンですのに。(Worried about the boyでもボーイ・ジョージと恋仲になるものの冷たく捨てるという役どころでしたわ。)
パパもママもレジ―に対して無関心。
「誰からも愛されない少年」というのが映画のコピーですが、でも音楽には愛されたんですよね。
エルトンは売れっ子になるに連れ重圧に押しつぶされそうになってアルコール薬物に溺れていく。
タイトル曲「ロケットマン」のシーンは感動的でした。
プールにダイブするエルトン。
プールの底にはレジ―少年が待っている。レジー少年をエルトンがハグしたとき、本当の自分を取り戻せたのかもしれません。
タロン・エジャトンがとにかく素晴らしい!ジェイミー・ベルやリチャ一ド・マッデンの歌声もすてきだったし。
これもう1回は観にいきますよ~