産経新聞社は同社発行の「夕刊フジ」を来年1月31日の発行(2月1日付)をもって休刊すると発表した。
休刊理由について「デジタル端末の普及、コロナ禍に伴う帰宅時等の購読機会の減少、新聞用紙をはじめとする原材料費、輸送コストの上昇など、取り巻く環境は年々厳しさを増しました」とした上で「経営合理化や経費の削減に取り組み、発行継続に向け努力を続けてまいりましたが、創刊55周年の節目に、夕刊紙としての一定の役割を終えた、という判断に至りました」とした。
同紙は1969年2月にタブロイドサイズの夕刊紙として創刊。オレンジ色を使った紙面レイアウトが特徴だった。
▼発表全文 2024(令和6)年10月1日 株式会社産業経済新聞社 夕刊フジ休刊のお知らせ
産経新聞社は、発行する夕刊紙「夕刊フジ」を、2025(令和7)年1月31日発行(2月1日付)をもって休刊することを決定いたしました。
1969(昭和44)年2月にタブロイドサイズの夕刊紙として創刊以来、「オレンジ色のニクい奴」として、昭和、平成、令和の最新ニュースをお伝えしてまいりました。
その間、デジタル端末の普及、コロナ禍に伴う帰宅時等の購読機会の減少、新聞用紙をはじめとする原材料費、輸送コストの上昇など、取り巻く環境は年々厳しさを増しました。
経営合理化や経費の削減に取り組み、発行継続に向け努力を続けてまいりましたが、創刊55周年の節目に、夕刊紙としての一定の役割を終えた、という判断に至りました。
長年にわたり、「夕刊フジ」を支えてくださった皆さまに、心より御礼を申し上げます。
なお、電子版も2025年1月31日をもって休刊とし、夕刊フジの公式サイト「zakzak」も同日で更新を休止する予定です。
また、夕刊フジが発行する健康情報紙「健活手帖」も本年11月の発行をもって最終号とします。
これまでのご愛読への感謝を胸に、最終発行号まで紙面の充実に努めてまいります。変わらぬご理解とご支援をお願い申し上げます。
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