監督クリントイーストウッドが、グラントリノに続き、アメリカに問いかけをした‼︎
そんな映画でした。
1978年.監督マイケル チミノ "ディアハンター"の、ベトナム戦争のトラウマを、今度はイラク戦争で、より哲学的にしたような内容でした。
アメリカは、アメリカの都合で、何度も何度も、繰り返してきた、アメリカの、アメリカによる、アメリカのための戦争を、クリントイーストウッドが、アメリカ国民に、今、改めて問いかけをしたのだと思いました。
簡単に言うなら、ただ、それだけの映画なのですが…。
昨今の世界情勢に、あまりに、タイムリーなこともあり、日本人として、戦後、アメリカに追随してきた日本の姿と、世界の矛盾について、改めて、考えさせられてしまいました。
そう、70年間アメリカの傘下のもと、生きてきた日本人として、僕らにも、問いかけされてる気がしました。
この映画は、クリントイーストウッドの確信犯だから、社会意識が薄い人には、恐らくピンとこない映画でしょう。
だから、アメリカでも評価が分かれたのだと思いました。
日本では、この手の映画は、この国には、まだ、それだけの許容がないし、社会も成熟してはいないから、ありえない映画です。
この映画に関しては、感想を求める映画でもない気がしました。
How about you ?
なんでしょうね。
日本人には、この映画を観ても、監督が何を言いたいのかが、チンプンカンプンの人が、大勢いることでしょう。
それは、気づくことの練習や環境を、この国では、必要とされなかったからです。
社会意識とは、気づくための、訓練だからです。
それは、日本のメディアの福島原発事故の扱いからも、容易に察しがつくはずです。
日本人は、戦後、そうやって生きてきたのです。
そんなことまで、改めて、考えさせてくれた、映画でした。
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