鹿島《少将》の航海日誌

改めてブログ作り直しました。
ヤマト関係を中心に、興味あるもの等をお届け。

宇宙戦艦ヤマト復活編Ⅱーyamato2223ー第六話①

2020-03-14 22:53:00 | 宇宙戦艦ヤマト:二次創作



宇宙戦艦ヤマト復活編Ⅱ

ーyamato2223ー

第六話①


「大気圏を抜けたか。」超大和型戦闘試作艦:神(シン)・大和のメインブリッジに投影された映像を眺め、ヴィオラは電脳でエリカに呼び掛けた。

「エリカ殿。帰投後、その救命艇(シャトル)で人質は解放してやれ。」
「人質が居たのでは一騎討ちに差し支える。」

「山城艦長。」エリカは耳打ちした。
「ヴィオラからの伝言だ。」
「神・大和に帰投後、彼女らを解放しろと言って来た。」
「彼女、ヴィオラは"武士道"とやらが好きなのか、一騎討ちに差し支えると言って来た。」
「今はまだ、ヴィオラの力が必要な時。
「まぁ。ここまで来れば、あの二人は必要無いと言えば必要無いがな。」

「承知致しました。」





「艦長。まもなく大気圏を抜けます。」

「うむ。」

「…ん!?艦長!コスモレーダーに艦影を捕捉!」
「……これは…これは大和か!?」

「どうした?桜井。」

「艦長。これを観て下さい!今、メインスクリーンに投影します!」


イメージ曲【夕日に眠るヤマト】より、引用。



「……あれは大和。戦艦大和じゃないか!」

「ああ。古代艦長の言う通り、あれは大和だ!」
「それも超大和型にそっくりだ。」
「少し違いはあるが、計画段階で断念せざるを得なかった幻の大和だ!」

「中間解析士、今、解析出来る範囲でデータを出力してくれ。」

「了解。」

「真田長官。古代艦長。完全ではありませんが、解析出来た範囲は此方です。」

・全長:300m全幅:38.9m吃水:10.4m

・主機関:不明及び最大速力:不明

兵装

・45口径46cm3連装砲塔×4基(12門)
・60口径15.5cm3連装砲塔×4基(12門)
・40口径12.7cm連装高角速射砲×6基
・25mm3連装速射機銃×8基
・13mm連装速射機銃×2基

※詳細は↓↓第四話にて。

「以上が解析の結果です。あとは未知のレーダー波、おそらくステルス系と思われるものが、計測されています。」
「これは推測も含まれていますが、カタパルトを2基、確認出来ている事から艦載機が搭載されている可能性が高いです。」
「それと艦影はかなり古い艦影ですが、今の時代ですから当然、戦闘システム=AEGIS Combat System, ACS(イージスシステム)搭載は有ると考えるのが妥当かと。」

「しかし何故、大和型何でしょう?三年前にヤマトを目撃して、真似ようとした?ですかね?」

「…エリカ監察官が関わっている事から否定は出来んが…。」
「古代艦長。厄介な相手に成りそうだ。波動砲こそ見当たらないが、ヤマトと同等いや、それ以上の能力を有する艦(ふね)と思った方がいい。」

「そうですね。」

「桜井。全艦に通達。総員。第一級戦闘配置!」

「了解。」

「救命艇、超大和型と接触!後部第四主砲塔後方に着艦!」

「…ん!?救命艇!超大和型より発艦!」
「救命艇より、緊急通信!」
「回線を繋ぎます!」

古代が命令を下した直後、桜井による慌ただしい報告が、矢継ぎ早に飛び込んだ。

「此方、折原!ヤマト聞こえますか?」

「此方。ヤマト艦橋、桜井。感度良子にて受信!」
その言葉に安堵の表情を浮かべる折原と美雪。

「折原以下古代訓練生は無事です!」
「ヤマト着艦の許可を!」




「桜井。大格納庫へ誘導せよ。」

「了解。」

「アスワット隊は大格納庫へ急行せよ。」

「此方、ヤマト。折原少佐、ヤマト大格納庫へ着艦されたし。」

「了解。」

「……!?対艦ミサイル1機、急接近!」
「突如、空間に突出!」


第六話②へ
つづく。


~あとがき~

この物語りは、「宇宙戦艦ヤマト復活編」の続編として二次創作ではありますが、オリジナルの物語りです。
既存のメカ設定及びキャラクター等の設定は基本的に、そのまま引用しています。
使用している画像は一部を除き、宇宙戦艦ヤマトシリーズ本編等より引用。
引用した画像はイメージです。
一部、私の設定及び解釈が混ざっています。