鹿島《少将》の航海日誌

改めてブログ作り直しました。
ヤマト関係を中心に、興味あるもの等をお届け。

宇宙戦艦ヤマト復活編Ⅱーyamato2223ー第四話

2020-03-04 17:05:00 | 宇宙戦艦ヤマト:二次創作



宇宙戦艦ヤマト復活編Ⅱーyamato2223ー

第四話

アマールの月ディアナの全交通網を掌握したヴィラオ・ヴァギは、次にドミネーションしたアマールとディアナの全通信網を使い、自分たちが本気である事を示す為、二度目となるが「宣戦布告」を流した。

「アマール及びディアナ臣民よ。我れはヴィラオ・ヴァギである!」 「我は、かつてアマール女王イリヤを護衛する近衛兵団に所属していたヴィラオ・ヴァギである!」スクリーンやモニタの画面いっぱいに映し出されたヴィラオ・ヴァギ。

「我は地球連邦政府並びにアマール王府に対し、宣戦布告をする!」 「アマールの月ディアナを我ら死神の革命隊=デス・ソウル・フリートの母星とし、独立自治権を要求する!」 「我は地球人、エリカ・沢崎の未来を繋ぐ為の革命に賛同、力を貸す事にした。」 「それは何故か?」 「地球人類が絶滅の危機にあるからだ!!」 「アマールの臣民たち、諸君らも知っての通り、地球は地球人類は20年前、大小マゼラン銀河を自分たちの領土とし、帝国を築き上げた"ガミラス"の手によって死滅の縁に立たされ、全人口の半数近くを失った!更には遠く離れたアンドロメダ銀河に帝国を築いた白色彗星帝国ガトランティスによる侵攻、二重銀河を支配した暗黒星団帝国の侵略、彷徨う種族にして地球人類の末裔でもあるディンギル帝国の襲撃と立て続けて攻撃に晒されて来たのだ!」 「そして、漸く、手に入れた平和も僅か17年という時間で再び失った!」 「諸君らの記憶に新しいSUS連合による殺戮!」 「漸く、未来への希望を掴みはじめよとした矢先、増えつつあった人口も、無惨にも失った!!」 「このままでは地球人類は途絶してしまうだろう!」 「エリカは懸念を抱き、種族保存の為、地球よりも侵攻、侵略の確率が低い、このアマールの月=ディアナにその望みを託したのだ!」 「このディアナを新たな母星とする事を選んだのだ!!」 「宣戦布告と云ったが、これは革命である!!」 「アマール臣民よ!!諸君らも知っての通り、今のアマールは革命によって生まれた!」 「SUS連合は解体され、抑圧から解放され、"自由と平和"を手に入れた!」 「僅かに生き残った地球人類に我は"それ"を分け与え、分かち合いたい!」 「その為の革命である!」

「アマールの月=ディアナを地球人類に!!」 「地球人類に未来と平和を!!」

惑星アマールの月ディアナ。 そのディアナの海、朝日が昇る「静かな海」の洋上に黒鉄の城と呼ぶに相応しい艦(ふね)の姿があった_。

この時代に、まさかその姿を観る事を誰が想像したであろうか。 映画やゲームなどの中では観る事が出来るが、実物大でしかも乗艦出来、動く洋上艦を。

地球の戦史に登場する"軍艦大和"を彷彿させる艦(ふね)。 だか、それは歴史上の実物とは異なるものであった。

ヴィラオ・ヴァギは、それを神(シン)・大和と命名した。 神の艦(ふね)大和。

【超大和型戦闘試作艦:神(シン)・大和】

全長:300m 全幅:38.9m 吃水:10.4m

主機関:ゴーディ・モノポリア式陽子イオン・タービン4基4軸 最大速力:不明

兵装

45口径46cm3連装陽子(プロトン)イオン衝撃波砲塔×4基 ※カートリッジ(薬莢)式エネルギー弾

60口径15.5cm3連装陽子イオン衝撃波砲塔×4基

40口径12.7cm連装陽子イオン高角速射砲×6基

25mm3連装陽子イオン速射機銃×8基

13mm連装陽子イオン速射機銃×2基

4連装格納式陽子(プロトン)巡航ミサイル×8基(32本) ※ステルス巡航ミサイル:目視では確認出来るが、各種センサー、レーダーには捉え難い。

4連装格納式空間対応陽子(プロトン)魚雷×8基(32本) ※ステルス魚雷:ステルス巡航ミサイル同様に目視では確認出来るが、各種センサー、レーダーには捉え難い。

搭載機:7機(無人機×6有人仕様×1 )

他:戦闘システム=AEGIS Combat System, ACS(イージスシステム)搭載

潜航航行システム ※一定時間の潜航航行が可能であるが、潜航深度は僅か150メートルである。

神の艦(ふね)としたのは、このディアナの海に存在する海底洞窟内で、静かに眠る古の遺跡を利用し、造られたからだ。 かつては陸地に在ったこの洞窟は、回遊惑星アクエリアスからもたらされた超大規模水流によって水没した。 アクエリアスの文明でも遺跡でもない異なる文明の遺跡。 "ゴーディ・モノポリア文明"はっきりと解読、解析が今のところ出来ていない。 ※後にゴーダ文明モノポールエネルギーと判明する。

【モノポール】 磁気単極子、磁気モノポール(英: magnetic monopole)とは単一の磁荷のみを持つもののことである。

2015年現在に至るまで素粒子としては発見されていない。宇宙のインフレーションの名残として生み出されたと仮定されるものの一つであり、スーパーカミオカンデなどで磁気単極子を観測する試みが続けられている。

「さてと、今から24時間、ドミネーションを解除してあげようかね。」 「ウフフ。」不適な笑みを浮かべヴィラオ・ヴァギは、一時的に全てのドミネーションを解除した。

一方、宇宙戦艦ヤマトは、当初の目標宙域に到達した。

「桜井。宙域(そと)の様子はどうだ?」 目標宙域に到達と同時に古代は、当該宙域の様子を伺った。 レーダー及び通信を担当する桜井は「いえ、何も」と答えた。 その返事を聞いた古代は間髪入れずに、真田に指示を仰いだ。

「う~む。古代艦長。このまま待機だ。」

「待機ですか?」

「ああ。相手の正確な位置を探る。」 「出航時のデータが正しければ、訓練艦:雪風のレーダー圏外で、尚且つヤマトの主砲の最大射程距離、50宇宙キロメートルだ。」 ※"軍艦大和"の主砲の最大射程距離は、42,026mと言われており当時の戦艦の中では最長の射程距離を誇ってた。

「正確な位置さえわかれば、ヤマトで狙撃が可能だ。」 「だが、その前に新型特務艦:鹿嶋を発進させ、微速前進させ、訓練艦:雪風が、鹿嶋に気を取られるか、否かで策を変える。」 「私の中では、プランBまでは用意出来ている。」

「流石は真田さんだ。」

「よし。そうと決まれば、鹿嶋を発進させる。」

「高機動哨戒艦:鹿嶋、発進準備!」 「鹿嶋、乗艦員は作戦行動に備えよ!」

「繰り返す!高機動哨戒艦:鹿嶋、発進準備!及び乗艦員は作戦行動に備えよ!」

第四話②へつづく

~あとがき~

この物語りは、「宇宙戦艦ヤマト復活編」の続編として二次創作ではありますが、オリジナルの物語りです。
既存のメカ設定及びキャラクター等の設定は基本的に、そのまま引用しています。
使用している画像は一部を除き、宇宙戦艦ヤマトシリーズ本編等より引用。
引用した画像はイメージです。
一部、私の設定及び解釈が混ざっています。


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