鹿島《少将》の航海日誌

改めてブログ作り直しました。
ヤマト関係を中心に、興味あるもの等をお届け。

希望の後継者サーシアー宇宙戦艦ヤマト2202外伝ー第十四話

2019-09-17 13:49:56 | 宇宙戦艦ヤマト2202外伝



ー希望の後継者サーシアー
宇宙戦艦ヤマト2202外伝

第十四話


サーシアそして、第七艦隊とガミラス艦隊が合流した頃・・・


宇宙戦艦ヤマトは月軌道上に到達した。



「島。180度回頭、艦を固定せよ。」

「回頭?」

「そうだ。回頭だ。奴はサーダは、必ずここに姿を現す!」
「自分たちが造り出した兵器を確かめる為、必ずな。」

「しかし、古代。いや艦長。」
「ヤマト一艦で太刀打ち出来る相手ではない!」

「ああ。確かに島の言う通りだと、俺も思う。」
「だが、だからこそ奴らの力を逆に利用してやるのさ。」
「但し、全員が残る必要は無い!」
「俺とヤマトで迎え撃つ!!」

「……俺は……俺は、そんな無茶を了承出来ない!」
島は両手を握り締め、古代の命令に反発した。

「駄目だ!これより全クルーは離艦せよ!」
「全員、船外服を着用、航空隊はシーガル及びコスモタイガーの発艦準備に入れ!」
「間もなく、連邦政府の輸送船が到着する。全員、その輸送船で地球へ帰還せよ!」
ざわつく艦内に赤色灯が点滅をはじめる。
緊急避難を知らせる合図だ。



「コチラ、ヤマト航空隊隊長の山本!」
「意見具申!」
「艦長!いや、古代さん!どうして貴方は何時も、残された雪さんや深雪ちゃんの気持ちを考えないのッ!」
「もう、テレサの奇跡も無いんだよ!」
「わたしはヤマトの護衛に着くよ!」
「わたしだけじゃない!みんな其々(それぞれ)の判断で護衛に着く!」
艦内無線は、そこで一方的に切れた。
第一艦橋のクルーたちの思いも、いっしょだった。



「超重力干渉波をキャッチ!!」
「時空間の歪みが大きい!!」
「例のブラックホールと思われます!!」
「その後方上空120.000宇宙キロにサーダ艦を捕捉!!」



「全艦に通達!前命令を解除!」
「総員、第一級戦闘配置!!」
「ヤマトはこれより、人工ブラックホール消滅及び暗黒星団帝国軍サーダ艦撃滅の作戦に移行する!!」

「航海長!あの人工ブラックホールへ突入せよ!」
「ヤマト最大戦速!!」
「目指すは人工ブラックホール最深部!!」

イメージ曲未知なる空間を進むヤマト



「ヤマト最大戦速、ヨーソロ!」

「続いて、波動砲発射準備!」
「波動トランジェットシステム作動!波動砲薬室リミッター解除!」

「……艦長!無茶だ!ヤマトが沈んでしまう!」
新機関長山崎が叫ぶように告げた。


「山崎機関長。大丈夫だヤマトを信じるだ!」

「波動砲薬室内、圧力上昇!」
「エネルギー充填120パーセントを越えます!」
「波動トランジェットシステム同調、更に圧力上昇、エネルギー充填162パーセント!」

「砲雷長。波動砲照準システムを艦長席へ回せ!」

「波動砲薬室内エネルギー充填180パーセント!薬室内限界値ッ!!」
「艦長ッ!」

「まだだ!」

「艦長!最深部に超重力の塊、核(コア)を捉えました!」

「波動エネルギー充填200パーセントッ!!薬室内臨界値!!」

「トランジェット波動砲発射10秒前!」
「総員!衝撃に備えよ!対閃光防御!」

「・・・発射5秒前!4.3.2.1」
「トランジェット波動砲発射ーーーッ!!」




第十五話
つづく。


この物語りは私設定が混ざった《宇宙戦艦ヤマト2202愛の戦士たち》の二次創作です。
一部、公式より引用。
また、プレイステーションゲーム版設定資料より引用。

使用している画像はイメージです。また一部、拾い画を使用しています。