今回の旅の目的のひとつ
「福島の観音様を見に行きたい!」という友達の願い。
長崎の福島ってどこ?観音様って?
友達のおじいちゃんがかつて働いていた福島の炭鉱。
その場所におじいちゃんが建てた観音様があるらしい。
長崎県松浦市福島町鯛ノ鼻
ただそれだけの情報を元に、とりあえず車を走らせてみた。
無謀だよね~と思いつつも、
近くまで行ってその辺の人に聞いてみよう~なんて気軽に行ってみたが、
歩いてる人なんてまったくいない!
お店も家も対向車もない!
え~~~~こんなところに観音様があるんかい?
唯一の目印 鯛の鼻入口のバス停
そこから海に向かってうっそうと茂る草を掻き分け獣道を走る。
ここはどこ、私は誰?
日が暮れたら遭難するよあたし達!
辿り着いた場所は船着場と産廃場
どんよりと曇る空
山側には廃墟と化した木造の家がぽつりぽつりと建ち並ぶ。
なんだか不気味で写真は撮らなかった。
もう帰ろうよ・・・
そんな言葉は聞こえなかったのか、
友達は産廃場で重機を動かしているおじさんに話しかけていた。
オイオイ・・・
長崎の人は親切だと聞いていたが、本当で。
重機を止めて話を聞いてくれた。
そして記憶にあるその観音様の場所まで案内してくれるらしい。
軽トラに乗換えてやってきてくれたおじちゃん
傾斜のキツイ山道を、
友達を乗せて観音様まで連れて行ってくれた。
山の中腹から海を見下ろすように建てられた観音様
台座には友達のおじいちゃんの名前が
昭和27年 建設 鯛之鼻XX長 XXXXX と 彫られていたらしい。
親切なおじさんは友達と観音様のツーショット写真も撮ってくれた
まさか観音様が見つかるとは
家に帰ってから鯛ノ鼻炭鉱について調べてみたところ、
廃墟マニアにはなかなか有名な場所らしいです。
いろんなマニアがあるもんですね・・・
写真が美しいブログがあったので、こちらもどうぞ。
・鯛ノ鼻炭鉱 響の倶楽部活動
・映画「にあんちゃん」の中に見る昭和34年の鯛ノ鼻炭鉱の風景