感染症内科への道標

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呼吸器疾患ガイドライン改訂版

2009-08-27 | 呼吸器・集中治療
東京医科大学 松岡健先生により改訂され総合医学社より2009年5月出版、各分野の権威の先生方により現在出ているガイドラインを元に作成されている。
学会に基づくガイドラインの要訳という側面よりも現状の治療指針について簡潔にサマライズされている。今日の診断指針・治療指針と似た側面があるがこちらの方が呼吸器に特化している分、内容が濃い。多くの分野ではここの教室により丁寧に作成されている。一方で一部の分野によっては海外の記載を歌っておきながら全く落ちている所もある、せめてNational Guideline Clearinghouseぐらいは眼を通して執筆又監査をしてほしい。5月出版なので致し方ないが、2008年は殆ど呼吸器関連のガイドラインが改訂が無かった半面、最近、肺結核、COPDといった代表的疾患が最近あいついで発表されているので反映されていればと思います。イレッサ(ゲフィチニブ)については最近のNEJMで連続して大きく見直されているので時期的に惜しいですね。

1) かぜ症候群
2) インフルエンザ
3) SARS
4) 急性気管支炎
5) 市中肺炎
6) 市中肺炎(非定型肺炎)
7) 誤嚥性肺炎
8) 肺膿瘍
9) 院内肺炎
10) 肺結核
11) 非結核性抗酸菌症
12) 肺真菌症
13) HIVに合併する呼吸器感染症
14) 血液疾患に合併する呼吸器感染症
15) 人工呼吸器関連肺炎
16) 嚢胞性肺疾患
17) COPD
18) びまん性汎細気管支炎
19) 閉塞性細気管支炎
20) 気管支拡張症
21) 特発性間質性肺炎
22) COP/BOOP
23) 急性間質性肺炎
24) 肺胞出血
25) 肺胞蛋白症
26) 肺動脈性肺高血圧症
27) 肺性心
28) 肺水腫
29) 肺動静脈ロウ
30) 気管支喘息
31) アスピリン喘息/運動誘発喘息
32) アレルギー性気管支肺アスペルギルス症
33) 過敏性肺炎
34) 慢性好酸球性肺炎
35) 急性好酸球性肺炎
36) アレルギー性肉芽腫性血管炎
37) 慢性咳ソウ
38) サルコイドーシス
39) Langerhans細胞組織球症
40) 膠原病に合併する肺病変
41) 耳鼻咽喉科と呼吸器疾患の関連疾患
42) 塵肺
43) アスベスト関連肺疾患
44) 職業性喘息
45) 薬剤性肺炎
46) 放射性肺ゾウ炎
47) 気胸
48) 胸膜中皮腫およびその他の胸膜疾患
49) 胸膜炎
50) 癌性胸膜炎
51) 過換気症候群
52) 閉塞型睡眠時無呼吸症候群
53) 原発性肺胞低換気症候群
54) ナルコレプシー/むずむず肢症候群
55) 急性呼吸不全
56) 慢性呼吸不全
57) 化学療法
58) 放射線療法
59) 外科療法
60) 非小細胞肺癌
61) 小細胞肺癌
62) 転移性肺腫瘍
63) 縦隔気腫
64) 縦隔炎
65) 縦隔腫瘍
66) リンパ脈管筋腫症
67) 肺移植

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