感染症内科への道標

研究学園都市つくばより感染症診療・微生物検査・感染制御の最新情報を発信しております。

マスクによる重症化予防仮説

2020-09-20 | 日々の出来事(管理人)

国立国際の忽那先生から、マスクによる重症化予防に関する仮説の記事が掲載されております。

また同記事ではマスクの効果に関するまとめのリンクも紹介されております。

https://news.yahoo.co.jp/byline/kutsunasatoshi/20200920-00197964/

同仮説は、管理人として支持致します。

 臨床研究は適切に設計、管理しなければ、真逆の結論になりかねない結果となり、感染管理に関する研究ではその傾向が顕著となります。

 換気>>浄化>>マスク なのは間違いありません。換気がない空間で、高濃度のウイルス排出量があり、咳嗽が強いもしくは痰吸引が必要な方を長時間看護する環境では、N95でも防御は相当に困難です。

 マスクの主な効果は有効な物理的距離を狭める効果がある事にあり、お互いの距離を保てない、都市社会において重要な役割を果たしております。

 

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