goo blog サービス終了のお知らせ 

「介護もトライアスロンも楽しんで」

95歳の母を介護の日々ですが、合間に走って泳いで、バイクにも乗って年数回のトライアスロン大会参加を目標に楽しんでいます。

ペースメーカー初回の外来

2013年08月16日 19時30分30秒 | 心臓ペースメーカーその後

昨日はブログにアップ出来ませんでしたが、大和成和病院でペースメーカー植え込み手術後の1ヶ月検診を受けてきました。その検診結果の報告です。

9時10分に病院到着。受付けを済ませ待合の廊下へ行くと待合はほぼ満席状態でした。脇に折りたたみの椅子が畳んで置いてあったのでそれを広げて座ったほどでした。最近はいつ行っても空いていたのにこんな混雑を見るのは久し振りです。しかし予約をしているので15分ほどして採血と血圧測定で処置室へ呼ばれました。
昨日の血圧は126-74でした。

その後また10分ほど待たされ今度はペースメーカーの機能チェックです。5番の部屋へ案内されました。待合の廊下の一番奥の部屋なのですが、ここに入ったのは初めてのことです。部屋へ入ると左側にベッドが置かれています。ここに横になってPMのチェックを受けるのですがこの部屋はPM患者の機能チェックの専用部屋だったようです。

ベッドに横になるといつものように右胸上のPMの上にパソコンのマウス状のものを置きチェック開始です。電池電圧やリードの抵抗値などの確認、途中では強制的に心拍数を上げたり(自分の感覚では100bmp程度だったと思います)もしていました。

検査中は検査技師の方と手術後の生活状態について色々おしゃべりをしていたのですが、彼女から「8月3日、5日、8日に何かしましたか?」と質問されました。この日にちに私は直ぐにピンときました。実は私もこの後の菅原先生の診察時に聞こうと思っていたのですが、ジョギング中に自分の心拍計に記録されている心拍数が190台や200以上と言う時があったのです。(この時の様子はそれぞれ当日のブログ記事でアップしてあります。)そのジョギングを行った日が検査技師の方が言った日にちなのでした。心拍計の誤作動かとも思っていたのですが誤作動ではなかったようです。と同時にPMがデータを記録していたことが分かりとてもビックリしたのでした。で、検査技師の方に「その日はジョギングをしていて自身が使用している心拍計の記録で最大心拍数が200以上になっていたのでこの後に菅原先生にこの事を話してみようと思っていたんです。」と言いました。技師の方の話しではPMに記録されているデータではfast A/Vとして22回(max MR214)、AT/AF 6回(9分40秒max)という記録が残っていたそうです。また時間も夕方5時頃ですよね、としっかりと時間も記録されていました。

私の「PMは何日間のデータを保存しているのですか?」という質問に対しては、異常データのみをトピックスとして保存しているそうで、異常値が何もなければ何も保存されないと言うことでした。また容量もあるのでいっぱいになれば古いデータから消されていくそうです。

私がジョギング中に身体に着けている心拍計はほぼ正確にデータを取りこんでいたことになります。と言う事はキロ6分半で走っている時に心拍数が200を超えていたのです。これは正常ではありません。心房細動が起こっていると言うことです。技師の方からはカルテにデータを添付しておくので菅原先生と今後の対応を話し合ってください、とのことでした。

4年半前に心房中隔欠損症と三尖弁閉鎖不全症の手術を終え、今回PMを植え込むまでのこの4年半の間にもランニング中に心拍計の誤作動かと思える200前後の心拍数は何回も記録されていました。毎回ベルトが緩かったからだとか勝手に誤作動だと決め付けていましたが、どうやら以前から心房細動は起こっていたと考えるのが妥当のようです。

PMの検査後は10時からレントゲンと心電図の検査を受けました。その後また待合で待つ事になったのですが、この時には更に多くの患者さん達がいて待合では座る事ができずに受付け前のロビーの椅子に腰掛けていました。40分程は待ちましたでしょうか、やっと菅原先生がマイクで私の名前を呼んでいるのが聞こえてきました。

菅原先生からはまず、7月9日にPMのメーカーであるメディトロニクス社が行ってくれた私が働いている工場での漏洩電磁界の全9ページからなる調査報告書を手渡されました。結果は事前に連絡を受けていましたが、更なる詳細調査が必要と考えられるような、影響を避け得ないほどの基準値を超える記録はなかったと記されていました。これはコピーを取って会社へ提出することになります。

その後は傷口の様子を見たりレントゲンの写真を確認したりしましたが、特に問題はなかったようです。そして肝心の心房細動の話しになりました。心房細動を改善するには薬で抑える方法とメイズ手術があります。私は先天性の心房中隔欠損があってまた開胸手術を受けているためにメイズ手術を行っても果たして心房細動が改善されるという保障はできないそうです。心臓の壁に穴があいていたり心臓にメスをいれていると信号経路の遮断が起こっている可能性があるためです。また薬を服用するとなると走る時だけ飲むということは出来ず、1年365日毎日飲むことになるそうで、まだそこまで薬に頼る状況ではないとのこと。何も運動をしていない普段の生活の中で突発的に心房細動が起こっているならそれは薬で抑えないといけないのですが、あくまでも運動中のことだけなのでそこまでの心配はいらないようです。取りあえず暫らく様子を見る、走る時は必ず心拍計を装着して心拍数をチェックしながら走ることは必要だそうです。またこの心房細動があるので、次回の定期検診は6ヶ月後ではなく、3ヵ月後の11月に予約を入れることになりました。

心房細動が起こっていることが現実のこととなり、本人としては少なからずショックを受けました。しかし、先生から走ってはいけないとは言われませんでしたし、運動はして良いそうなのであまり神経質にならない方が良いのかもしれませんね。とは言え、心房中隔欠損症と三尖弁閉鎖不全症の手術、ペースメーカーの植え込みそして今回心房細動と出てくるとちょっとナーバスになってしまいます。まあ、「なるようになる」と思っていて毎回何とかなっているので今回も何とかなって欲しいものです。

コメント (8)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 10kmラン & ビール | トップ | 大和市の障害者福祉 »
最新の画像もっと見る

8 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
先日私もランニング中急に心拍が上がったので先生... (おやじランナー)
2013-08-17 11:46:33
先日私もランニング中急に心拍が上がったので先生に聞いたら、
心房細動を起こすと血栓が出来て、脳梗塞を起こす恐れがある
と言われました。
私もそれほど深刻ではありませんでしたが、それ以降は特に
心拍の上昇に気を付けています。

お互い細心の注意を払いながら、無理しないで行きましょう(*^_^*)
返信する
おやじランナーさん、ありがとうございます。 (げたのうら)
2013-08-17 12:24:06
おやじランナーさん、ありがとうございます。
自己責任で走っているので自分自身で注意するしかないですよね。当分ゆっくりペースで無理しない範囲で、そして心拍計の心拍数をチェックしながら十分注意しながら走ります。万一高い数値が表示されていたら直ぐに走ることを止めて休憩することも大事でしょうね。
返信する
そうでしたか。よくわかりませんが,トレミ負荷試... (massa)
2013-08-17 16:37:07
そうでしたか。よくわかりませんが,トレミ負荷試験で,どのくらいで心房細動が現れるかとかは,しなくていいものなんでしょうか。安心して,走れることを願っています。
返信する
massaさん、 (げたのうら)
2013-08-17 20:00:20
massaさん、
今後も引き続きランニング中は自分の心拍計でデータを確認します。そして今後もまだ200bmpを越えるようなことが頻繁にあるならば次回の11月の検診時にトレミ負荷試験の予約を取ろうと思っています。11月までは無理せずに様子見ですね。
返信する
自分は頻拍性不整脈の起った際の心電図を小倉記念... (シンゾウ)
2013-08-18 09:55:49
自分は頻拍性不整脈の起った際の心電図を小倉記念病院の不整脈専門の先生に持参して、その記録を見て頂きましたが、心房細動なのか心房粗動なのか心電図を見ても解らないとおっしゃっておりました。明らかに期外収縮とは違うとは言っておりました。長く何時間も続くようだと血栓が起きるかもですが、げたのうらさんのように短い時間だと心配はいらないと思います。自分の場合は放っておくと一日中続いて止りませんので困ります。全く身動き出来ず、救急車にも動かすと危ないそうで乗れなくなる事が有ります。自分は不整脈に良く効く頓服を何時も持っておりますが良く効くと思います。不整脈を正常にする薬の名前はサンリズム50ミリです。そして、毎日予防的に飲んでいる頻脈を押さえ血圧を下げるテノーミン25ミリです。薬の何ミリにするかは症状によると思います。ご参考になればと思います、お気をつけ下さい
返信する
シンゾウさん、 (げたのうら)
2013-08-18 19:43:25
シンゾウさん、
貴重な情報ありがとうございます。
仰るとおり私の場合はまだ短い間だけですし、先生からも運動が禁止とも言われていませんし、投薬の必要もないといわれていますのでまだまだ軽い部類なのでしょうね。
また11月に検診を受けますのでそれまでは十分注意してジョギングしようと思っています。
返信する
Unknown (pacemaker0714)
2020-01-08 10:45:38
まだ読み始めたばかりですが、かなり参考にさせていただけそうで、楽しみです。
私はペースメーカーを7月に入れたあと、12月には心房粗動のアブレーション、三年前に、今度は心房細動のアブレーション二回受けました。220の脈では苦しいでしょうね。ハーフ2時間はかからなかったのに、おじいさんに抜かれて2時間半かかった時のことを思い出しました。
ペースメーカーチェック横になって、専用の部屋で受けるんですね。やり方は病院ごとに違いますが、大きな病院のようですね。
最初から私も今の心拍計付きの時計をもっていたら、色々とデータがとれて、もっと早く今の設定に落ち着いたのではと、このブロク゛読んで感じています。
これから、よろしくお願いします。
21日からの電池交換入院前に、2月の北九州マラソン用の足だけは作っておこうと、年末年始は少し走りこみました。
返信する
Unknown (getanouragoo)
2020-01-08 20:13:07
pacemaker0714さん、

当時は走っていて心拍数が200bpmを超えることが何度も有りましたが現在はそこまで上がることは無くなっています。
PMチェックですが現在は横になることはなく椅子に座ったままでの検査になっています。検査方法は病院やメーカーの違いによって異なるのでしょう。
心拍計は便利で重宝していますが手首で計測するより胸に巻くベルトタイプの方が正確なようです。
北九州マラソン楽しみですね。無理せずに楽しんで下さい。
返信する

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。