昨日午後1時に大和成和病院へ心臓ペースメーカーの定期外来に行ってきました。
病院に到着するとロビーにて検温と渡航の有無、コロナ患者との接触の有無など簡単な質問事項に記入して平熱であることを確認してから受付となりました。今はどこの病院でも同様の措置が取られていますね。
そしてビックリしたことに受診待ちの患者さんが殆どいなかったのです。この病院は心臓関係の専門病院で入院施設もあって普段は患者さんで溢れているのです。退院後の患者さんが定期的に診てもらうケースが大半を占めていると思っていたのですが、そうではなかったのでしょうか?他の病院もそうですが、ホントに患者さんが少ないです。今までは本来なら診てもらわなくても良いような人が来ていた、と言うことなんでしょうかね。
診察室と処置室前の中待合です。普段ならソファーは満席なんですが。

こちらは心電図やレントゲンの検査室前です。待っている患者さんは誰もいない状態でした。

帰宅後気が付きました。普段は3名の先生が診察しているのですが、今日は私の主治医の先生一人だけだったんです。それで患者さんが少なかったんですね。
普段いた2名の先生はどうしたんでしょうか?そしてレントゲン撮影のスタッフ、心電図や心臓エコーの担当スタッフ、PMの検査技師の方も初めてお会いする方々ばかりでした。
4月の年度替わりでスタッフが入れ替わったのかも知れませんがちょっと「はてな?」でした。
でもお蔭で検査、診察はスムーズに済んだので私としては大変有難かったです。
検査結果ですが血液検査、心電図、レントゲン、心エコーなど全て問題なしでした。
血液検査では前回尿酸の値が少し高くなっていて、ひょっとしたらプロテインを毎日飲むようになったせいかと思い今回は受診前1週間はこの摂取を控えていました。しかし7.4が7.1に少し下がっただけでプロテインのせいではないと思われます。まあ基準値が3.4から7.0の間だそうですからそれ程気にする数値ではないでしょう。32項目中基準値オーバーは5項目で、それぞれほんの僅かの数値オーバーでした。
さて、心臓ペースメーカーの検査結果です。
電池電圧 2.96v (電池寿命はあと約2年です。)
ペーシング率
Total VP 4.1%
As-Vs 22.0% 自脈でAもVも動く
As-Vp 2.4% Aだけ自脈
Ap-Vs 73.8% Vだけ自脈
Ap-Vp 1.7% AもVもPMで動いている
AT/AF 5.3%
A=心房、V=心室、s=センシング、p=ペーシング
エピソード
Treated AT/AF 312回
Monitored VT 46回
Fast A&V 212回
AT/AF 86回
コメント欄:ミネルバ成功率61.1%(190/311)
数値的には特段の変化はなかったのですが、ここ最近のランニングとバイク練習時の心拍数のデータを先生とPM技師の方に見せて、急激な心拍数の変化について聞いてみました。

すると5月10日分では、2.5km地点で心房細動が起こってミネルバ機能で鎮静化、しかしその後3km過ぎからはその後最後まで心房細動が連続して起きていて、ミネルバ機能が不成功で終わっていたそうです。
また5月8日も同様に2km過ぎからの心拍数150bpm到達以降はずっと約1時間心房細動が起こっていたそうです。
PM内に残されているデータと照合して間違いのないことでした。
本人の自覚的な判断だと短時間の急激な心拍数の上昇時だけは心房細動で、平坦な部分は心拍数が上がってはいますが、心房細動だという認識はありませんでした。特別苦しいとか言うこともなかったですからね。

しかし、5月5日もそうですし、4日の場合も長時間に渡って心房細動が起きていたそうです。4日では6km前後で一旦ミネルバ機能が成功して普通の心拍数に戻っていますが、また直ぐに心房細動が起こり、この日も最後まで心房細動だったとのことでした。
私の場合は6分半/km程度のペースで走っている場合の心拍数は概ね120bpm前後のようです。この数値は納得できる数値です。PMを植え込む以前もその程度の心拍数だったと記憶しています。
しかし運動時に1時間近くも心房細動が出続けていて良いものでしょうか?
これに対する先生の回答は、「運動終了後もその高くなった心拍数がいつまでも低くならないようだと大変問題ですが、運動終了後に短時間の内に普段の心拍数まで下がっているなら大丈夫。」とのことでした。
そしてこの運動時の心房細動を抑える為には
① カテーテルアブレーション手術
② 投薬治療 があります。
このことは外来診察の際に毎回聞いていることですが、
①は私の場合は不適合です。理由は心房中隔欠損の手術で心房壁を一度縫い合わせていて、カテーテルアブレーションをする際にはこの縫い合わせた箇所に穴を開けてその後もう一度縫い合わせることが必要になります。これをやっている病院もあるそうですが、必ず治るという事例ばかりではないため勧められないとのこと。
また②の投薬ですが、これは心臓の働き自体を抑えてしまう薬で、服用した場合は運動機能が著しく低下するので現在の私には不適合なんです。ようするに現在の様には走れなくなるのです。
と言うことで現時点ではどうしようもない状況です。
まあ、走っている間の殆どの時間で心房細動が起こっているということがハッキリ分かった訳で、そしてだからと言って突然死する訳ではないので、また運動中に苦しくもなっていないことだし、このままの状態で走り続けるしかないのでしょう。
そしてミネルバ機能の成功率が60%台ということですが、心房細動は寝ている夜間や昼間の安静時にも発生しています。そして睡眠時や安静時に起こった心房細動はこのミネルバ機能で抑えられているようです。しかし運動時の心房細動がうまい具合に抑えきれていないのでこの成功率になっているのでしょう。こう考えると納得できる成功率の数値です。
次回のPM外来は8月です。
病院から帰宅してみると実家のポストに大和市役所からの父に宛てた郵便物がありました。
開封してみると不織布のマスクが5枚と市からの手紙が入っていました。
このマスクは国配布のアベノマスクではなくて、大和市から市内在住の80歳以上のお年寄りに対して配られたマスクでした。
大和市では4月16日付けで「大和市おもいやりマスク着用条例」が制定されましたが、お隣の海老名市にある㈱オウルテックと言う会社(1.コンピュータ周辺機器の企画・製造・販売2.スマートフォン・タブレットアクセサリの企画・製造・販売など)から不織布マスクの寄贈があったのでお年寄り限定で配布することになったそうです。
一人5枚となっているので後日母宛てにまた不織布マスク5枚が届くのでしょう。ありがたいことです。
