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「介護もトライアスロンも楽しんで」

95歳の母を介護の日々ですが、合間に走って泳いで、バイクにも乗って年数回のトライアスロン大会参加を目標に楽しんでいます。

電気ショック治療とカテーテルアブレーション

2023年03月02日 14時05分59秒 | 心臓ペースメーカーその後
前回主治医の先生との話では心房細動が相変わらず出ていて出現回数も増えているので新たな試みとして、「心臓に電気ショックを与えることで心臓からの電気信号の動きを正常に戻すという治療方法があるのでやってみたらどうでしょうか」、という提案があったのでした。

一泊二日で治る可能性があるなら是非やってみたいと返答し、昨日はこの手術担当の医師(去年私の心臓ペースメーカーの交換手術をしてくれた先生です。)と面談して治療に関する詳細情報を聞いたうえで手術日などを決める予定でいたのです。

ところが面談したところ私の心房細動は相当に悪化していて「電気ショック治療だけでなく、同時にカテーテルアブレーションもやった方が良いです。」とのこと。

これにはビックリ仰天、青天の霹靂でした。なぜかと言うとこのカテーテルアブレーションは「鼠径部(そけいぶ)と内頸静脈(ないけいじょうみゃく)からカテーテルを心臓のなかに挿入します。そしてカテーテルを心筋に押し当て、熱を加えて熱凝固させることで心房細動を治す治療法」なんですが、その際に心房中隔に小さな孔を開けてカテーテルを通すことが必要になります。 



ところが、私はこの心房中隔に産まれ付き孔が空いていてこの孔から血液の逆流が起こり心臓が肥大するということになってしまい2009年にこの心房中隔欠損を塞ぐ手術をしています。(心臓肥大の影響で三尖弁の締まりも悪くなり手術では同時にこの三尖弁閉鎖不全症の形成手術も受けました)

カテーテルアブレーションですが、私の様に心房中隔欠損症で一度縫合した箇所に改めて孔を開けることについてはリスクが大きいために主治医の先生からは手術不適応として手術が出来ないと何度も言われていたのです。それがいきなりこの手術をしないと心房細動は治りませんのでやりましょう、と言われたのですからビックリするのも当然のことでした。そしてこの担当医は更に追い打ちをかけてくれました。主治医の先生とのやり取りなどを話してカテーテルアブレーションは出来ないのではと問うと「実際私は心房中隔欠損症で一度縫合した患者さんにこの手術をした経験はありませんが、5㎜程度の心筋の壁ですので問題なく手術はできます。」とのこと。おいおい心房中隔欠損症だった患者にカテーテルアブレーションをしたことは無いのかい!私が実験台ってこと!?

すると先生は「心配でしたら大きな病院へ紹介状を書くことは出来ます。」と仰いました。他の病院と言っても手術してくれる先生のことはネットで調べる程度のことしか分からないし、心臓に関する専門のこの大和成和病院で入院、手術をするのが私にとっては一番便利だし得策と思っているので「手術をするならここでします。」と応えました。しかし突然の方針転換に戸惑っていて「カテーテルアブレーションを受けるかどうかを今日この場で返答することは出来ません。明日主治医の先生と話をしてからお応えします。」と言って一旦保留することにしました。

昨日先生から話していただいたその他の概要は
*入院は三泊四日、全身麻酔の上手術時間は3~4時間、完治率70~80%
*抗不整脈薬のアミオダロンと直接経口抗凝固薬(血液をサラサラにする薬、DOAC)の4種類の内どれか1つの服用が必要、この薬は手術後も暫くの間は服用を継続
*運動と飲酒は極力控える(健康維持のためのゆっくりジョグ程度を1時間/日程度が限度)大会などへの参加はNG(転んで出血した場合の止血ができなくなる)

とのことでした。
私としての心配事は
・3泊4日の入院となると両親を4日ないし5日間ショートステイに預けることになり、その間の認知症の進行が心配。
・心房中隔欠損を縫合した患者へカテーテルアブレーションをした経験のない医師の手術を受けることへの不安。
・そして最大のショック事項は現在の心房細動の状態がかなり進行していて運動と飲酒を控えること、に関してでした。まあ飲酒は現在節酒を継続中ですのでその流れで問題はないので良いとして、大会などへの参加NGはかなり堪えました。6月とか7月に手術となった場合、薬の継続があるので8月の沼津トライアスロンは完全にアウトです。


帰宅後は多少気持ちも落ち着いてきて、心房細動が完治して一定の期間が過ぎればまたマラソンやトライアスロンへの参加も可能になるだろうから手術を受けるのが一番の解決方法だろう、と思い始めてはいたのです。しかし私が最初の実験台になるのかと思うとね。万一のことがあって両親より先に逝っちゃう様なことになるのが一番困ります。私の代わりに両親の面倒を看れる人はいません。そうなった場合、その時はその時で両親が結局どうなるかは別にしてなる様になるのですから気にしない方が良いのでしょうか?悶々としますね。


結論は今日の主治医の先生と話をした上で出すしかありません。そう思いながら今日午前中に主治医の先生に会って話をしてきました。


さてここからは今日の大和成和病院でのお話です。

9時半の予約でしたがほぼ予約時間に診察室へ呼ばれました。主治医の先生の話ですが要点だけまとめると下記です。

「当初は電気ショック治療と服薬での治療を考えていましたが、不整脈治療専門の先生としてはカテーテルアブレーションをしないと完治は難しい、という判断になって今朝も手術担当の医師と一緒に話をしましたが、まずは造影剤を使ってのエコー検査をして、心房中隔の縫合部分が現在どうなっているのかを確認した上で手術可能かどうか判断をし、可能である場合のみカテーテルアブレーションをするとのことで話を進めています。」とのことでした。

であるならば私としてもある程度の安心感は持てるので、「ではその方向でお願いします。」と返事をさせていただきました。最初からその検査を入れた話をしてくれれば良かったのにと思いましたが、軌道修正していただいたのでそれ以上のことは言う必要はないですよね。

という事で来週6日(月)に造影剤を使ったCT検査をし、8日(水)にその結果を聞きにいくことになりました。なので抗不整脈薬のアミオダロンと直接経口抗凝固薬の処方も今日のところはありません。新たな薬の服用は結果次第で早くても8日からになるのでしょう。

こうなれば後は手術適応になってくれて無事電気ショック治療とカテーテルアブレーションを受け、心房細動が完治することを願うのみです。大会参加は今秋以降になってしまうのでしょうが、まだまだ希望を持てる所へ引き戻してもらえました。昨日の時点ではかなりの動揺がありましたが、お蔭様で今はスッキリした気持ちで落ち着くことが出来ています。感謝です。
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PM外来、心房細動新たな治療へ

2023年02月09日 17時16分51秒 | 心臓ペースメーカーその後


午後1時半に大和成和病院へ行ってきました。心臓ペースメーカー(PM)外来です。
血液検査、レントゲンと心電図の検査をし、2時半過ぎにPMの検査でした。

ここ最近私の心拍計は胸に巻くバンドを使用せずに手首からデータを取る様にしているので感度が悪いせいでしょうデータとしては落ち着いています。
本来はより正確性を持たせる意味でも胸に巻くバンドからのデータを取りたいのですが、そうすると上下動の激しいデータとなってしまって余計な心配が増えるのです。ある程度ざっくりのデータだけ見ていた方が気が楽になるので手首からのデータ、光学系のそれだけにしています。

しかし実際はどうなっているのか、心房細動の出現状況はどうなっているのかについてはとても気になっています。そしてPM検査の結果、心房細動の出現は相変わらず多いそうです。心臓の働きを抑える薬、ピソプロロールフマル酸塩錠の量を増やしていましたが、その効果は出ていないのでした。

心房細動の出現は命取りになる可能性のある病気です。血栓が出来てそれが脳に飛べば脳梗塞になる危険がありますし、心筋梗塞の可能性だってあるのです。何とかこの心房細動を抑えないといけません。カテーテルアブレーションというかなり効果的な治療方法があるのですが、私の場合は心房中隔欠損症で心臓に開いた穴を縫合していてこのカテーテルアブレーションを受けることが出来ません。カテーテルアブレーションでは心房中隔にカテーテルを通す穴を開ける必要があるのですが、一度縫合した箇所にまた穴を開けることはとてもリスクの高い作業になり現実的ではないのだそうです。

なので現在のところは投薬だけの治療なんです。しかし今回主治医の先生よりこの心房細動を抑え込むための新たな提案がありました。

それは「電気ショックを行い心臓を一時的に止めます。そして再度動きだす際には心房細動の状態がリセットされるので患者自身の本来の脈拍に戻る可能性が高く、これを狙った治療です。」とのこと。この治療を行うためには手術中に血栓が出来たら大変なのでこの手術の3ヶ月前くらいから血液をサラサラにする薬の服用と、心臓の働きを抑える薬、現在服用しているビソプロロールフマル酸塩錠よりも強い薬になるそうです、を服用し、一泊二日の入院で、頸動脈エコーで動脈硬化の具合を確認の上行うとのことでした。この治療方法だと副作用が少ないのだそうです。

私の主治医の先生はこの手術を担当しておらず去年PM交換の手術をしてくれた先生に担当してもらうそうです。私としてもいずれは血液サラサラになる薬の服用は覚悟していましたし100%完治するとは言えないことも承知していますが、カテーテルアブレーションが出来ない現状を考えるとこの治療方法に反対する理由はありません。3か月間心臓の働きを抑える強めの薬を服用するので、その間に走ったり泳いだりの運動の際にどの様なことになるのかが一番の心配事、不安事項ですが、これで心房細動が治まってくれるならトライする価値はあるのでしょう。

と言うことでこの治療に同意いたしました。次回は3月1日に担当医師の外来を予約したのでその時点でいつ入院、手術になるのか分かるでしょう。6月中になるのでしょうか。

入院、手術はもう慣れているので心配はしていません。それよりもこれで心房細動が完治するかも知れないと思うとその期待はとても大きいものがあります。楽しみが増えました。


一方、今日の血液検査の結果で、γーGTPの値がどうなっているのかと楽しみにしていました。去年の暮れから飲酒量を大幅に減らしているのでその効果が出ているのではと期待していたのです。ところが残念ながら大した効果はなかったです。まだまだ基準値には戻っていませんでした。2ヶ月程度では効果が現れないのでしょう。次回の検査までこちらの楽しみもまた続きます。
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心臓ペースメーカー外来 & 今日のトレーニング

2022年12月16日 16時10分52秒 | 心臓ペースメーカーその後
昨日午後3時に大和成和病院へ行って心臓ペースメーカー(PM)外来を受診してきました。
12月1日の外来時にビソプロロールフマル酸塩錠の服用量を2.5mgから1.25mgに変更したことと、PMのレートレスポンス機能の感度をレベル3から限度いっぱいのレベル5に変更したことでその後の運動時の心拍数がかなり高くなったり上下動が増えたりもしていたのでその再調整のために急遽予約を取って受診したのです。

12月に入ってから運動時に心拍数が170bpm台だったり190bpm台へと上がっている際にはやはり心房細動が出現していました。これを抑えるには服用している薬をまた2.5mgに戻すことが効果的です。心臓自体の動きを抑えるのですから心房細動自体も出にくくなるのです。しかし私としてはこの薬の再増量には同意したくありませんでした。運動時のレートレスポンス機能で自分の心臓にPMと言う機械で心拍数を半ば強制的に上昇させているのに、片や薬の服用で心拍数を抑え込むという相反することを同時に行っているからです。

これを繰り返し継続的に行っていれば「心臓への負担は大きくなって疲れやすくなる。」と先生も今日改めて仰っていました。実際にここ最近はトレーニング後の疲労感が結構あるのです。そしてこんなことをしていると寿命も縮まるということなのでしょう。

将来的にはこの薬の増量も受け入れなけらばならなくなるのは明白なことですが、少なくもここ2,3年間はもう少し運動メインの対応を続けたいと思っています。主治医の先生もこの辺りのことはしっかり理解してくれていて、色々話し合った結果現行の1.25mgのままにしましょう、と言ってくれました。

一方レートレスポンス機能の設定変更ですが、前回の外来時に変更した感度とは、私が運動を始めたことを感知する加速度センサーの初期の感度ではなくて、運動を始めたことが分かった時に最初は120bpmまで上げて、更に運動強度が上がった場合は130bpmまで上がる様に設定されているのですが、この120bpmから130bpmへの移行する際の感度を上げたとのことでした。

感度を上げた理由はPMが運動時の130bpmと言う心拍数が長時間連続した時に、ある一定の時間を経過するとPMがPM自身の誤作動と判断して自動的に心拍数を徐々に運動時の最低心拍数110bpmまで下げる様にも設定されているのだそうです。実際には60bpm台まで下がっていることがあるのですが、PMの設計上それはあり得ないとのことで私が計測に使用しているガーミン心拍計の精度の問題になる様です。いずれにしろ、これは事故防止、安全対策の一つだそうです。しかしこれでは長時間運動を継続したい私としては大いに困ってしまいます。解決方法を聞いたところ120bpmから130bpmへ上げる際の感度を上げることで継続時間が少しは長くなる、とのことでした。このためレベル3の設定だったものを限度いっぱいのレベル5へと変更してもらったのです。しかし現実にはこの効果は見られず相変わらず40分程度経過すると心拍数は下がり始めることがしばしばなのです。

効果がないことに加えて一度に限度のレベル5まで上げたことでの弊害も出ている可能性もあるので今回はこのレベルを中間の4に下げることになりました。

今回の外来で驚いたことがありました。この設定変更の操作は技師の方が持っているタブレッドの画面操作だけで済んでしまったことでした。前回12月1日の時は胸にパソコンのマウスの様な機器を乗せて設定変更を行っていたのですが、その機器を使わずとも遠隔操作で済んでしまったのです。びっくりでした。科学の進歩を実感しています。

そして今回の対応はこれで終了し、また暫く様子見ということになったのですが、感度の変更を中間のレベル4にしたことで、では薬の方も1.25mgと2.5mgの中間という選択肢はないのか、とふと思いました。そして先生に提案したところ「それ程の影響はないかと思うが、やってみても良いですね。」との返答。この薬現在は0.625mgの錠剤を2錠飲んでいるのですが、3錠に増やして1.875mgという服用量も可能なのです。先生の了解も得られたので薬の量と設定感度に関し、今回はそれぞれ中間を取って様子を見るという結果になりました。

次回の外来予約は2月9日ですが、それまでにまた不具合が発生すれば途中で外来予約を取ることも考えています。でも2月まで何も問題が起こらず順調にトレーニングが出来ることを強く願っています。


そして毎回思うのですが、先生と技師の方の説明の中でなかなか理解しづらい事柄が結構あるのです。その都度尋ねることが出来ない場合もあって、また待合で待っている他の患者さん達のことを考えると長話をすることに躊躇いもあるのです。PMの機能って本当に複雑で難しいと思います。それで今回はメーカーの技師の方にお願いして機能に関する質問の場がどこかにないか、と尋ねてみました。すると、メーカーさんのホームページに患者からの質問を受け付けるページがあるそうでフォームに入力して送れば回答を得られるとのこと。尋ねて良かったです。今後はこのページから質問をする様にしてみようと思います。



さて今日のトレーニングです。
午後からスポーツクラブへ行って1550m泳いできました。午前中はランニングもバイクもどちらの練習も出来なかったので普段より長い距離を泳ごうと思って、本人としては1500m泳いだつもりだったのですが、実際には1往復余分に泳いでいた様です。

1500m以上泳いだのは久し振りです。疲れました。
しかしスイムでの心拍数は毎回120から130bpm台で落ち着いています。水中では浮力で身体への負荷の度合いがとても少ないのでしょう。この数値を見る限り今後万一ランニングをすることにドクターストップが掛かってもスイムは多分やっても大丈夫なんだろうと思ったりしています。

今日のガーミンのデータです。




2022年12月の目標距離 ラン200.0km、スイム10.0km、バイク350.0km
2022年12月の距離合計 ラン59.0km、スイム7.1km、バイク160.0km

2022年1-11月の距離合計 ラン1,991.0km、スイム107.3km、バイク3,282.0km
2021年の年間距離合計 ラン2,568.0km、スイム66.0km、バイク3,500.0km
2020年の年間距離合計 ラン1,869.5km、スイム29.6km、バイク2,998.0km
2019年の年間距離合計 ラン2,288.5km、スイム36.7km、バイク2,060.0km
2018年の年間距離合計 ラン2,454.3km、スイム30.75km、バイク986.0km
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心臓ペースメーカー外来 & 両親5回目のワクチン接種

2022年11月17日 17時39分38秒 | 心臓ペースメーカーその後
心臓ペースメーカー(以下PMと表記)の電池残量が少なくなったことで10月3日に本体ごと交換手術を行いました。そして今日はその交換後初の外来診察日で午前10時に大和成和病院へ行ってきました。

私の主治医の先生は週に1回の外来診察だけの勤務ですので手術は別の先生にお願いしました。なので主治医の先生とお会いするのはは久し振りのことです。

そして10月3日の手術日に、この時点で心房細動の出現率が増加傾向にあり、PMの稼働率が50%以上になっているのでこの心房細動を抑えるための薬の治療を今後どうするか主治医の先生と話し合ってください、と言われていました。

今日先生との話で、結論は現在服用している薬(心拍数など心臓の動きを抑える薬)、ビソプロロールフマル酸塩錠0.625mg を今までの4倍の量2.5mgに増やすということになりました。薬を増量することは気が進まないのですが、この薬の1回の許容範囲は最大5mgだそうですから増えたと言ってもまだ半分余裕があるのです。

そして同時に現在私が一番気になっている運動時の心拍数がPMの運動時の設定心拍数(第一段階が120bpm、負荷が掛かると第二段階として130bpmまで上昇)から60bpm台まで降下してしまうことなのです。これは徐々に降下する時と一気に降下する場合もあるのですが、この現象の出現率も高くなっています。

このことについて主治医の先生の見解は、運動時の心臓の症状が4パターン(心房細動が出た場合、房室ブロックが出た場合、両方同時に出た場合、両方が出ていない場合)によってPMの設定モードが切り替わるのですが、その際にスムーズに切り替わらないことが原因かもしれない、とのこと。この4パターンと複雑なことになっていますが、兎に角心房細動を抑えることが問題解決になるので現在服用の薬を増量し心房細動をしっかり抑えましょう、との判断でした。

取り敢えず次回の外来予約を12月1日とし、その間に服用して状況の変化があるかどうか確認するとのこと。そんな短期間で変化があるのかどうか分かりませんが、兎に角薬を増量継続しながら運動をすることで様子を見るしかありません。と言うことで15日分の処方箋を頂いてきました。

また今日はPMのメーカーの技師の方はいなかったので、PMの機能自体についての質問はできませんでした。次回外来の12月1日は同席してくれるそうなのでその時に改めて質問することになりました。




そして午後からは両親を連れて大和市の福祉センターに5回目の新型コロナワクチン接種に行ってきました。自前の車椅子は1台しかないので、もう一台はセンターのそれをお借りし2人を車椅子に乗せての受付です。でもその後は市の職員さんが1名お手伝いをしてくれるとのことで終始介助をしてくれたので大変助かりました。

今回はBA.4-5対応ワクチンです。このワクチンは1回だけの限定接種だそうで次回があるのかどうか知りませんが、もしある場合は別の、従来のワクチンになるのでしょうか。

両親共に90歳を超えていますが、過去4回共副反応は全くありませんでした。今回も今の所何の症状も出ていませんので大丈夫なんでしょう。両親は5回共全てファイザーのワクチンでした。

ニュースでも言われていますが感染拡大傾向でついに第8波に入ったそうですね。今後どうなっていくのでしょうか?インフルエンザワクチンも接種していますが、寒くなってきてちょっとしたことで体調を崩すこともあります。高齢の両親のことはとても心配になっています。

皆さまもどうぞ体調管理に気を付けてご自愛ください。
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心臓ペースメーカー外来

2022年03月25日 16時12分12秒 | 心臓ペースメーカーその後

昨日午後に大和成和病院へ行ってきました。心臓ペースメーカーの定期外来です。そして3月7日から8日にかけて装着していたホルター心電図の解析結果と今後受ける予定のカテーテルアブレーションに関する情報などを聞くためです。

 

まずホルター心電図の解析結果です。

3月7日午前9時にこのホルター心電図を装着して当日の午前中にBCTと3本ローラー台でのバイク練習を40分間行い、その後昼食を挟み午後0時40分過ぎからお地蔵さんコースの外ランで10km走ったのです。

ホルター心電図以外には普段から使っている自分のガーミン心拍計も装着してデータを取っていました。ローラー台でのバイク練習時のガーミンのデータです。

 

 

前半は100bpm前後で推移していていつものパターンでしたが、後半に入り徐々に心拍数が上昇して最大では176bpmまでいきました。後半に心房細動が出たのだろうと考えていました。ホルター心電図を返却する際にこのガーミンのデータも病院へ提出しておいたのでホルター心電図でのデータと比べてもらったのです。

その結果は驚いたことに、「ホルター心電図ではこの時間帯にこの様な心拍の変化は全く記録されていませんでした。」と言うものでした。この時に心房細動は起きていなかったのです。

私の使っているガーミンの心拍計は光学式ではなく、胸にベルトを巻くタイプの物で、心臓の微弱な電気信号をベルト部分にあるセンサーで感知し、そのデータを時計本体にワイヤレスで飛ばす仕組みになっています。この方式の方が手首で計る光学式よりもかなり正確に心拍の動きを拾ってくれるので精度が高いのです。

しかしホルター心電図が機能していなかったとはあり得ないので、今回は何が原因なのか分かりませんが、ガーミンの心拍計は不要なデータを拾ってしまった様です。

一方過去何度も心臓ペースメーカー外来でこのガーミンの心拍計のデータを心臓ペースメーカーのデータと比較しています。そして今までは心房細動が出現した時など心拍計と心臓ペースメーカーとでほぼ同一の結果になっていたので先生からもこのベルトタイプの心拍計は信用できます、という言葉を頂いてもいたのでした。

今回の結果でガーミンのベルトタイプの心拍計でもあくまでも参考程度と考えておいた方が良いようです。実際、このローラー台でのバイク練習時でも心拍数が170bpm台まで上がっているという自覚は全くなかったのです。自覚がない時は心房細動は起こっていないのでしょう。逆の言い方をすれば心房細動が起これば必ず分かるハズです。気分が悪くなるとか動悸を感じるとか何か感じますよね。

 

そして午後になって行ったランニング時でのデータです。

 

ランニング時にはガーミンのデータでも心房細動が起こった様なグラフにはなっていませんでしたが、ホルター心電図の結果でもこの同時刻の時間帯では心房細動は起きていませんでした。

ところがここでもビックリなことが先生から伝えられました。走り出してからは心房細動は出現していませんでしたが、走り出す直前の時間帯で心房細動が起きていたそうです。

実はこの走り出す少し前に心拍計を確認したのですが、140bpm前後の表示になっていてちょっと胸がざわついていたので一旦走り出すのを止めたのでした。何か心拍計の不具合があったら困ると思って、表示が100bpm以下になるのを待ってから走りだすことにしたのでした。確か5分程庭でストレッチなどして時間を潰していました。この時実際には心房細動が起こっていたのですね。

 

トレーニング時ではそれ以外に特段問題のある心臓の動きはありませんでした。そして24時間に渡り心電図を取った結果では大きな問題になる様な心臓の動きはありませんでした。良かったです。

 

 

そしてカテーテルアブレーション手術に関することですが、ホルター心電図を取り外した8日に主治医の先生宛に手紙を書いて下記事項の質問をしていました。

1.心房中隔欠損症のため心房中隔を縫合しています。ここに再度穴を開けるということに関しどれ程のリスクがあるのでしょうか?

2.大和成和病院において、心房中隔欠損症で縫合、尚且つ心臓ペースメーカー植え込みをしている人がアブレーションをされた過去の実績数はどれほどありますか?

3.この内、成功例(心房細動がなくなる)の割合はどの程度ですか?

これに対する回答がありました。予想外のお話だったのですが、2.に関しては実績ゼロだそうです。そしてもし私がこの手術を受ける場合には大御所の先生がいる病院宛てに紹介状を書いてくれるそうで、全国でもごく稀な手術になるそうです。

1.についてですが、この手術の方法がまだしっかりとは確立されていないそうです。穴を開ける方法が針なのか電気なのかなど患者さんのその部分の状態によって異なってくるそうです。そしてそれ相当なリスクが発生する様でした。

前回の外来の時に先生から「アブレーション手術が出来る。」という言葉を頂いたのでやろうと思っていたのですが、実際には当初からの話通り、「出来ない。」というのが結局のところ正しかったようです。前回何で出来るって言われたのか疑問でしたが、それを今改めて問うたところで始まらないし、前回言われたことで今回の情報が得られた訳ですから、これはこれで良かったのでしょう。

いずれにせよ、国内でもそれ程の実績のない、そして手術方法が確立していない様な手術を受けることは現在の私には出来ないことです。万一失敗して命を落とす様なことがあってはその後両親の世話をする人がいなくなってしまいます。そして現在はレートレスポンスの設定値を120bpmに変更したことでその後は心房細動の出現回数が激減している様に思ってもいるのです。

と言うことで、今後私が心房細動を治すためのカテーテルアブレーション手術をする可能性は限りなくゼロになったということです。

 

そして暫くは現状維持で、引き続きビソプロロールフマル酸塩錠0.625mgの服用を続けていき心房細動を抑えていくことになりました。この薬は心臓の働き自体を抑えることで心房細動をも抑えるということなのですが、この手の薬の中では軽めな物になるそうです。効き目の強すぎる薬になってしまうと心臓の動き自体を心臓ペースメーカーに頼り切る様なことになってしまい、自脈では生活できなくなる様なことにもなってしまいます。そうなることは極力避けて自脈を生かしていく方法を今後も取っていくことで先生とは合意しています。

 

そして今後も心房細動の出現具合とか、走っている時の状況などでレートレスポンスの微調整なども行う方向ですし、定期的なホルター心電図での確認も今後行うという話も出たのでした。年に1回程度でしょうか。

次回の外来予約は6月23日になりました。

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