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Mikuのブログ

TPPが大筋合意 日本は世界経済をリードする大国の自覚を

2015-10-06 19:47:10 | 貿易輸出入/国際交渉/TPP


http://the-liberty.com/article.php?item_id=10270

環太平洋経済連携協定(TPP)交渉が大筋で合意を見た。予想以上に長い交渉となったが、合意は喜ばしい。今回の交渉で合意できなければ、アメリカ大統領選の予備選などが始まり、年単位で先送りされてしまうところだった。

TPP 合意には2つの大きな意味がある。ひとつは、安全保障上のメリットだ。かねてから本誌でも指摘してきたように、TPPには経済における「中国包囲網」の意 味がある。中国がアジアインフラ投資銀行(AIIB)などを主導しようとしている時、日米が中心となって、自由貿易や知的財産保護のルール構築など、中国 が参加できない経済の枠組みが作れたことは大きい。

中国は、市場経済のルールに反して株価の乱高下を引き起こしたり、中国で経済活動を行 う外国企業に適用するルールをコロコロ変えたりしている。こうした自由主義に反するやり方にあきれ果てた外資や外国企業が中国を避け始めている。また、諸外国に対してインフラ投資を持ちかけているが、中国人労働者を送り込むなどして現地の経済は活性化しない。
力ずくで経済的にも覇権を強める中国に対して、日米を中心とするTPP加盟国は、「法の下の自由」において最も経済は発展するということを示すべきだろう。

もう一つは、経済的なメリットだ。関税が撤廃されれば、輸入品は安くなり、消費者にとっても大きなメリットがある。また、日本の強みである工業製品、自動車等の分野では輸出が伸びることが期待される。たとえば、自動車部品の業界においては、米国の関税2.5%が撤廃されれば、企業の負担は年間500億円ほど 軽くなるという。TPP域内での諸手続きが簡素化されることも大きい。「モノ・カネ」の回転スピードがあがることで、経済繁栄をもたらす条件のひとつが整う。

逆に農作物は、今まで高い関税で「守られて」いたが、これが異常な状態だった。日本政府は、コメについては高関税を維持しつつ、無関税で輸入する特別枠を設ける形で合意を見たが、これは先進国として恥ずかしい。日本の農業技術をもってすれば、世界中の人が欲しがる安全でおいしい農産物を作れるはずなのに、コメ農家だけ関税で守るのは、「日本のコメは世界の競争に負けてしまうほど弱い」という途上国意識そのもの。安全でおいしい高付加価値のコメをつくってきた農家にとっては屈辱以外の何物でもないだろう。

今回のTPPによって、日本は途上国の商品やサービスを安く購入し、内需を喚起して途上国を富ませると共に、日本にしかつくれない高付加価値のものを生み出していくという、大国としての経済にシフトする覚悟を持たねばならない。(佳)

 


【関連記事】
Web限定記事 TPPの本質は「安全保障」 安倍首相は対中国包囲網の形成を急げ
http://the-liberty.com/article.php?item_id=7752
2015年6月25日付本欄 TPA法案が可決 「中国包囲網」であるTPPの早期締結を目指せ
http://the-liberty.com/article.php?item_id=9830

─ ─ ─ ─

とある登録制ブログサイトで、ぶっちゃけニコッとです。

そこで知り合った農業に従事される20代のパパさんはTPPに反対されていました。兼業はされておらず、今のような状態で関税を撤廃し、補助金が無くなれば、天候に左右されやすい農家はやっていかれない。また、技術も世界のトップレベルでこれ以上イノベーションはできず成長産業にはなれない。アメリカは農家に補助金を出し放題だし、EUはEU以外の国に関税ブロックしている。そんな中で、日本だけ関税撤廃、補助金無しで世界に放り出したら潰されるのは目に見えている。今、成功して話題になっている農家は中国人を家族との連絡も絶たせほとんど監禁状態で安くこき使っていた。こんなの人権侵害だ。

まだ農業経験の日も浅く、若くして家族を養いながら農業経営をされている中で、今、手探りで小さな成功を積み重ねながら彼なりの将来の見通しは立てていたと思います。

TPPはそんな彼にとっては脅威にしか映らないのかもしれません。

私は農業の経験はないのですが、農業は成長産業になる!日本は勝つ!と偉そうに豪語してしまいました。

彼には妄想にしか思えかったようです。

でも、そりゃそうでしょう。まだ始まったばかりの新しい局面の中、農家が新しい局面を作り出していかなくてはならない。その作り手でもない人間が農業の将来を語っても、何の説得力も無かったのです。

しかも私は「確かに負けてしまう農家もあるかもしれないけど、その中で潰れない農家が強くなっていくという事ではないか。まだ若いのだから悲観論に流されることはない」とこれまた偉そうにぶちまけてしまったのです。

幸福の科学の講師の方に、この彼の声を伝え、日本が成長産業になる具体策はあるのかを聞いてみました。その講師は政治系の方ではなく、幸福の科学大学で未来産業コースの講師をされている方ですが、幸福の科学の職員の方でもあるので、(大学では職員ではない一般の方の講師もいます)講師をされるような職員や支部長クラスだと、ジャンルが違ってもある程度の知識の共有性があると私は見ているので質問してみました。

その方は答える自信はあまりありませんがといいつつ、流通にポイントがあると教えてくれました。世界中を結ぶ流通経路ができれば、日本の農業がぐんと発展する。その流通経路がTPPのことかと聞くと、TPPほど難しくない、また別の経路だと言っていました。ただそれはまだ世界中で誰も発見してはいないそうです。そして、農地の売買にかかる規制の取っ払い。もっと自由に売買できるようにすれば農業参画者も増える。

つまりもっと自由に売り買いできる経路ということのようですが、関税撤廃でそうなっていくのでしょうかね~。クール宅急便みたいに早く新鮮にお届けできる流通経路。交通運搬網のことかな?そうなると、リニアのようなものや、もっと別のエネルギーで瞬時に移動するような乗り物の開発という事になります。今何かトヨタがそれに近いようなもの出してましたね。

講師の方の話では「日本の農産物や食品は外国には無いほど素晴らしい。技術は超一流。だからこそ、例えアメリカの農家が補助金漬けでもEUの関税の障壁あっても、それでも日本の農産物が勝っていく。それくらいの差があります。」

中国の入る隙が無いということですから、自由化が進んで活発な輸出入がこれまで以上にある。

そんな中で、世界中の人たちは日本の食品の素晴らしさを知り、その技術までも売ってくれと言うに違いありません。特許という概念のあるTPPでは、そうした技術を売ることも可能です。

だから、人の技術をかすめ取り自分たちが開発したかのように振舞う中国は除け者なのです。中国だけではなく、今後そのような愚かな国が出現したとしても弾かせることができます。

だから、日本は早く、この彼のような思い込みから目を覚まし、そして勝ちに行くべきなんですね。

もったいないことです。宝の持ち腐れなんて。




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