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浪曲師 真山隼人のブログ

浪曲師 真山隼人です。よろしくお願いします。鈴鹿市シティセールス特命大使

出演情報はコチラ!!!!

ホームページを新規作成した為移動しました。ごらんくださいませ!↓↓↓
真山隼人ホームページ

独演会のこと。ありがとうございました。

2018年11月13日 | 浪曲
先日は、平成30年度(第73回)文化庁芸術祭参加公演「真山隼人独演会」でした。
おかげさまにて無事終了いたしました。
今は一つ終了したという想いでホッとしております。まだ記憶の新しいうちにいろいろ書きたいと思います。


大阪にてはじめての独演会、しかも国立文楽劇場という大きなところでやるということは、たとえ小ホールでも今の私にとりまして大きな挑戦でした。



あれは数年前、地元三重から大阪に引っ越してきてまもない頃、とある方から「芸術祭に参加して、独演会をやってみたら?」とアドバイスをいただきました。
「うーん、独演会かあ…。」と少し不安ではありましたが、言われたその一言で意識し始めました。
それじゃあとその年では間に合わず、翌年やろうと思っていたところ諸事情で出来ず二年ほどかかりましたが、時期的にも今年でよかったかなあと思います。


今年の6月ごろ、日程を決め、芸術祭の申請書類を作り始めましたが、なにぶんにも書類など作ったことがなかった為てこずりながら期日ぎりぎりに提出しなんとか間に合いましたが、はたして承認していただけるか…心配な日々でした。
8月上旬にめでたく承認いただき(受賞したような気分だった。受賞してないけどね。)、そこから宣伝開始!
11月8日まで約三か月で159席埋めなければならない…。今までの公演は20~80ほどでしたので80名としてもその倍!
これは大変だぞと、いつも以上に宣伝に回りました。 メディアの皆様にもたくさん取り上げていただきました。

その甲斐あって132名のお客様にお集まりいただくことができました!!! 客席を見た時はほんとに嬉しかったです。


さて当日の内容ですが、「隼人の目指す浪曲三席」をテーマに、「執筆したもの」「発掘したもの」「継承したもの」の三席を致しました。

まず「執筆」のビデオ屋の暖簾。
これははじめて自分で書かせていただいた思い出の一席。このネタのおかげもあり落語の方にも名前を憶えていただけたと思います。
これをまず15分で。口上もあったからネタ自体は10分程度でした。



続いて芦川淳平先生の解説。
解説というか、お話でしたが、先生にいろいろと話していただきました。

大阪に出てきてから何かと先生にはお世話になりました。難波のスナック「同想会」にて行われてる浪曲教室に遊びに行ったり、先生のパーティーのお手伝いに行かせていただいたり…。
「お前は図々しい奴だ!」といつもいわれますが、それでもやさしくフォローしてくださいます。
時には褒められ、時には怒られ、時にはけなされ、遠いところから暖かく見守ってくださった先生にぜひとも解説をと今回お願いしました。
花を添えていただき嬉しかったです。


次は「発掘」の「善悪双葉の松」。

これは大師匠初代真山一郎が僕と同じ年代の頃にやっていたネタで、そのまた上の師匠、華井新より継承されたものです。
ずっと手元になかったのですが、この度某所に眠っていることが分かり、発掘につながりました。
当時の台本に手を入れ、節をつけたのでまた新しい作品に仕上がったかと思います。


中入り後はゲストの笑福亭生喬師。
落語の他に踊りまで踊っていただき恐縮でした。

生喬師は、同郷三重県出身、阿倍野区民、宝塚歌劇ファンではなしか宝塚メンバーという共通点があります。
はなしか宝塚でご一緒させていただくうちにお話しさせていただく機会が増え、ある日浪曲についての話になった時に、
「浪曲は節だ!」という話で盛り上がり生喬師の浪曲愛の深さを知ることになりました。
もうこれは、一回目のゲストは生喬師だとお願いした次第です。
当日はお弟子さんの生寿兄さん(この方も阿倍野区民、宝塚歌劇ファン)と見習いさんも駆けつけてくださり、とても嬉しかったです。



そして最後が「継承」の円山応挙の幽霊図。

松浦四郎若師匠よりいただいた作品で、はじめて三味線の浪曲をやりたいとおもった作品でもあります。
口上でいろいろと話そうと思っていたのに、感極まって泣いてしまい思うように話せず残念でした。
言わなければいけなかったことがたくさんあったのに…それが言えなかった。一生の不覚でした。

なんとか一席させていただき、緞帳が閉まったのが9時00分00秒! もう奇跡としか言いようがない…。
規定の時間通りにおさめることができました。



今回の公演、沢山の方のお力があったからこそだなあと思います。

ゲストのみな様、スタッフの皆様、そしてお忙しい中お集まりいただいた皆様、すばらしい柝で会を引き締めてくださった雲月師匠。


そして何より、さくら姉さん。
この人がそばにいてくださったからこそ今の真山隼人があります。

入門して五年半、当初は演歌浪曲をやっていた僕ですが、五年ほどたって三味線の浪曲をやっていこうと決心しました。
それもこの人があったからです。三味線でやろうというより、「沢村さくらさんと一緒にやりたい」という思いが強かったと思います。
その思いがあったからこそ、三味線浪曲をやるという真山家最大のタブーに踏み込むことが出来ました。
やり始めた時は、いろいろ言う人もありましたが、負けじと頑張ってこられたのは見守ってくださったからです。一緒に舞台に立つようになってから数年、共に歩んできた日々でした。
浪曲のこと、ネタのこと、会のこと、その他諸々、いろいろと教えていただき、助けていただき、悩んでいただき、ここまでやってこられました。
人見知りな僕をやわらげ初めての会場でも平常を保たせてくれたのもこの人のおかげです。曲師不足の昨今、ここまで二人三脚で歩むことが出来るとは思ってませんでした。
今回の会も、企画の補助、書類づくりから会場との打ち合わせ、弁当の手配までとてもじゃないですが一人で出来なかったのを支えてくださいました。
真山隼人にとって一番なくてはならない大きな存在の人です。この人なくして今回の会はありませんでした。本当に幸せ者です。
これからどこまで恩返しできるか分かりません力の限り返していきたいなあと思ってますが、いつもお世話になりっぱなしです。
阿吽の呼吸の浪曲をめざしこれからも二人で頑張っていきたいと思います。


まだまだ改善点も多々あります。少しでもいい浪曲が出来るように勉強していきたいと思います。
この度はご来場いただきありがとうございました。


もう少しだけ余韻に浸らせてください。 粗末な文章で失礼いたしました。
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平成30年度(第73回)文化庁芸術祭参加公演 真山隼人独演会

2018年08月10日 | 浪曲
この度、11月8日に国立文楽劇場小ホールにて


平成30年度(第73回)文化庁芸術祭参加公演
「真山隼人独演会」をさせていただくことになりました!


今回、単独では初めての文化庁芸術祭参加公演。しかも大阪に根付いた国立文楽劇場にて独演会。
一生懸命つとめたいと思います。



平成二十二年に十五歳で入門して丸八年が過ぎました。入門当初は師匠譲りであるオーケストラ伴奏の「演歌浪曲」をやっておりましたが三味線との掛け合いという浪曲の基本に立ち返って勉強しなおしたいと思い、数年前から三味線の浪曲へと移行しました。

曲師の沢村さくらさんと二人三脚で舞台を務めること数年、近頃では息の合うコンビになってきたかと思います。
また、古典だけではなく新作浪曲にも取り組んでおり、作家の先生に書いていただくほか、自分でも台本を執筆するようになりました。

古典についても、珍しい外題を掘り起こしたりと、台本の充実に力を入れています。
曲師との掛け合いの妙、新作、古典の継承と掘り起こし、そしてそれを自分流にとらえなおした「隼人の浪曲」を見ていただきたく思い、今回大阪にてはじめての独演会、しかも格調ある国立文楽劇場にてさせていただくこととなりました。


今回の三席は、隼人さくらの掛け合いは勿論の事「執筆する」「発掘する」「継承する」という私の目指す三つの要素で構成いたしました。


↑ゲストは、真山隼人と同郷で、同じ阿倍野区民で、同じ宝塚歌劇ファンの笑福亭生喬師匠にお願いしました。


↑解説はNHK浪曲特選の司会でおなじみの芦川淳平先生にお願いしました。




ぜひ「真山隼人、沢村さくら」の目指す浪曲の様子を見に来ていただきたいと思います。
お忙しいかとは思いますが、どうぞ皆さまよろしくお願いします。







平成30年度(第73回)文化庁芸術祭参加公演
「真山隼人独演会」

会場:国立文楽劇場小ホール

日時:11月8日(木) 18時30分開場 19時開演

料金:前売2500円 当日3000円

会場:国立文楽劇場小ホール(大阪府大阪市中央区日本橋1-12-10)
地下鉄(堺筋線・千日前線)「日本橋」駅、「近鉄日本橋」駅 下車
7号出口より徒歩 1分

出演:真山隼人、沢村さくら/特別ゲスト・笑福亭生喬、解説・芦川淳平

ご予約:090-7869-1309 genroku1701@mail.goo.ne.jp
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4月は…。

2018年07月02日 | 浪曲
7月に入り、暑くなってまいりました。
我慢が出来ず、クーラーをつけてしまった今日この頃です。

今回はまだ涼しかった4月を振り返りたいと思います。



7日から9日まで一秀さんの代演で一心寺門前浪曲寄席。

いつもお元気な一秀さんが体調不良ということで三日間つとめました。
大丈夫かなあと心配でしたがお元気になられたようで何よりでした。

2月に出たばっかりなので、何をやろうかと悩みましたが代演としてはつとまったかと…。



そして14日が大丸心斎橋劇場にて「東西節合戦」
今回は「声・節・啖呵」の三部門で東西の浪曲家が争うという、いわば浪曲版紅白歌合戦。

東より、玉川太福(キャプテン)、東家孝太郎、国本はる乃、曲師・玉川みね子
西より、松浦四郎若、真山隼人(キャプテン)天中軒涼月、曲師・沢村さくら  というメンバー。


↑東西のキャプテン同士のトーク。東が白、西が赤になり判定はお客様にしてもらうという参加型企画でした。


↑ずらり並んだ一同。


↑今回は節部門で国本はる乃ちゃんと争いました。もうちょっとで負けるところだった…。
今回は、一応白組が勝ちましたが、固く握ってにっこり笑う楽しい会になったかと思います。


↑仲のいい?東西最年少コンビ。はる乃ちゃんは嫌がってますが…。


↑打ち上げにて、抱き合う太福兄さんと隼人。奥のお二人があきれてます。

そして、次回は2019年3月23日昼、浅草木馬亭にて開催することになりました!関東の皆さん来てね♪



大仕事が終わった翌日は繁昌亭昼席に。

↑そろそろビデオ屋の暖簾以外もやらなきゃ…。
落語の寄席に入れていただいて、普段とは違う緊張感や寄席の楽しさを経験させていただきとても嬉しいです。



19日は「浪曲いろは文庫」
一秀さんが見事に復活! というかお元気でした。
「これなら、一心寺も出られたなあ」って本人も言ってました。おいおい…。



21日には人生初の沖縄にて浪曲。
豪華客船に乗って、一日二席の大仕事。
船の方から「余興に浪曲が入ると船がよく揺れるんですよ。」といわれ、大丈夫かなと思っていたら…やっぱり揺れました。

↑ネタ帳より。同じものが二回ありました。
初めての沖縄、もう少しゆっくりしたかったのですが、その翌日はZAZAにて隼人幸太二人会があったため、次の日の朝に帰ることに。


へとへとになりながら、年に一度のお楽しみ「隼人幸太二人会」へ。
結構共演してそうで、年が近いからかほとんど共演することがない二人の年に一度の浪曲会。
今年は隼人、幸太の浪曲が一席ずつと、前座に彦四郎、浪曲漫才と盛りだくさんの二時間でした。


↑浪曲漫才「瞼の母」。この日にためにさくら姉さんに三味線を習いましたが全然弾けませんでした。残念!
もう弾かない…。



↑今回は「南部坂雪の別れ」を。

また来年やりたいと思いますのでぜひお越しください。




最後は29日「観音丹次 第二回」


今回は第二話と第三話を合わせて長講一席にしました。
回を重ねるごとに面白くなるとは思いますが、果たして何回で終わるのでしょうか…。とても気になるところです。
全12話くらいかなあ…。


という四月でした。
結構忙しい日々でありました。
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3月後半

2018年06月08日 | 浪曲

さて、前回の続き…。数か月空いてしまい申し訳ありません。
少し記憶が曖昧になりつつありますが、思い出して書きました。



まず16日「舞台版 新編上方風流」

昨年の11月に乗せていただきました、新編上方風流の舞台版で、狂言の茂山童司さん(この冬、三世茂山千之丞を襲名されます!おめでとうございます)と浪曲は私真山隼人の出演でした。

狂言に浪曲に対談にと盛りだくさんな二時間。
紙面の対談の際に質問できなかった事がいろいろと聞けて良かったです。


↑当日の様子。楽しい対談でした。


当日の内容は関西スクエアさんのサイトにてお読みください。
www.kansai-square.com/feature/2018/03/post-6.html




お次は23日阿倍野区民センターにて「連続浪曲 観音丹次第一回」

水沢観音の捨て子が、侠客になり育ての親の敵を討つという、連続仇討ち浪曲の一回目。

昔の講談本(正確には浪曲を講談調にした速記)から起こして浪曲にするという結構大変な作業をしております。
しかも月一回、一席~二席ずつ。締め切りに追われながら書いております。

会場は阿倍野区民センター集会室にて。金曜日の19時半からやっております。

↑結構広く、マイクもいらないような部屋です。あとは集客が…。

何回続くか分かりませんが年内中には完結いたしますので、次回以降もぜひお越しください~。




そして25日は3月二度目の東京公演「真山隼人独演会」@新宿道楽亭

沢村豊子師匠が明治座にて五木ひろしさんと坂本冬美さんの浪曲を弾くということで、
応援に行きがてら旅行もしがてら、せっかくだから一席やろうということで急遽設けていただきました。

まさか月二回東京で独演会をすることになるとは夢にも思ってなかったです。
先日やったから今回はあまり来ないかなあと話しておりましたが、沢山の方にご来場いただき嬉しかったです。


↑今回は「水戸黄門奥州の巻」「血煙高田馬場」「サイゼリアとか来る?」の三席。
「サイゼリアとか来る?」はご存じ玉川太福兄さんの「三ノ輪橋とか来る?」からタイトルを拝借(本人了承済み)しましたが、
内容は「宗教勧誘を丸め込んでサイゼリアで御馳走してもらう」というもの。たぶん再演不可かと…。

あと今回はさくら姉さんのご両親と子供三人まで観に来てくださるという…。ちょっと緊張しましたね。
旅行のスケジュールの中に浪曲鑑賞まで入れていただき恐縮です。


次の日はこの旅のメインイベント、明治座へ。
公演は客席から見ましたが、幕間は楽屋に…。


↑豊子師の着付けを手伝うさくら姉の図。豊子師匠も嬉しそうでした。



28日はKKR大阪にて「上方芸能お楽しみ会」
講談の旭堂南青兄さんに入れていただき、二回目の出演。
「ビデオ屋の暖簾」をやりました。


↑写真はこの日出演の笑福亭嬌太さんと。
楽屋で「中二病の会」をやろうとしきりに言っておりましたが、はたして開催する日は来るのでしょうか…。



そして最後は31日、百年長屋さんにて恒例の「浪曲の小部屋その12」

今回は春場所特集(この時には終わってたけどね)ということで相撲物を二席。
「水戸黄門~奥州の巻」と「越の海」をやりました。



浪曲でも相撲物は沢山ありますが、今回はじめて相撲物に挑戦いたしました。
相撲取りの言葉というのも結構難しいですね。


という三月後半でした。
急いで四月を書きます。しばらくお待ちくだされ。
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真山隼人 京山幸太 浪曲二人会 三重の陣!

2018年06月01日 | 浪曲



道頓堀ZAZAに続き、隼人の地元三重県での開催が決定しました。
会場は津市のアスト津・アストホール(JR津駅・近鉄津駅直結ビル アスト津4階です)
曲師は沢村さくら姉さんと藤初雪姉さんに弾いていただきます。

チケットの発売は下記の販売所で好評発売中です。

鈴鹿市観光協会(鈴鹿市白子駅前・月曜日休み TEL059-380-5595)
鈴鹿ハンター(TEL059-379-2200)
実行委員会事務局(TEL090-2131-8748)にて販売及び予約を受け賜っております。

共に23歳同士の二人会!もちろん関西では大人気の若手二人での口演です。
沢山のご来場をお待ち申し上げております。

※障がい者割引がございます。障がい者手帳を当日会場でご持参いただきましたら、200円キャッシュバックさせていただきます。
なおこのイベントは障がい者の皆様にやさしいイベントとさせていただき、車椅子のお客様は前方のお席を確保させていただきます。
障がい者と同伴(介護)のお客様も同様に割引と前方のお席を確保させていただきます。

近鉄津駅・JR津駅直結ビルですので、とても便利です。

チケットは実行委員会ジムキョク TEL 090-2131-8748でもご予約を受け賜わっております。

どうぞ沢山のご来場をお待ち申し上げております。

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三月を振り返り・前

2018年04月02日 | 浪曲
四月です。
桜が咲いております。気づけばもう今年も四分の一が終わりだそうで…。
そろそろ年賀状の心配をしている今日この頃です。

さて、今回は三月の模様を振り返ってみたいと思います。



先ずは4日「真山隼人独演会」@お江戸両国亭

とうとう東京にて独演会をすることになりました!本当にありがたいことです。

コンセプトは「上方浪曲を東京で」。
普段大阪でやっていることをお江戸の人に見てもらおうと、隼人さくらで東京へ。
日帰りで往復ぷらっとこだまという、滞在時間より移動時間のがはるかに長い一日に…。

今回は「水戸黄門大阪の巻」「三題噺」「鳥羽の恋塚」の三席。

ゲストに玉川太福兄さん(曲師・玉川みね子師)をお招きしました。
ちょうど、次の日から太福兄さんの大阪ウィークが始まったので「また明日。」と別れを告げて大阪へ。
なんか不思議な感じですね。

今回初めてということもあり、太福兄さんパワーもあり、50人もの方にお集まりいただき感謝感激です。

次回は8月5日昼間に中野スタジオV にて独演会第二回です。詳細決まり次第お伝えします。



その次の日から太福兄さんが大阪に一週間ほどいらしたので、繁昌亭に行ったり、動楽亭での独演会に行ったりと楽しい一週間でした。

その裏で、隼人は文楽劇場の上方演芸特選会の柝で四日間。(7日から10日まで)
今回のメンバーは小圓嬢師と誠太郎師のお二方。

この通りにぎやかーな楽しい楽屋でした。


またその柝の合間にNHKFM浪曲十八番の録音へ(8日)

この日は隼人もさくら姉も朝昼晩と三件掛け持ちのため朝十時から収録。
「鳥羽の恋塚~袈裟と盛遠~」をやりました。我ながら朝からようやったわいとその意気込みだけでもほめてやりたい感じです。
がんばって一発録りで隼人は文楽劇場、さくら姉は繁昌亭へ…。



そしてその夜が「笑う浪花節」@百年長屋
タイトルの通り、おもろい浪曲の祭典。メンバーは京山倖若、玉川太福、真山隼人そして沢村さくら。

余興コーナーでは隼人がギターを弾き、さくら姉が三味線を弾き、太福兄がはやし立てる「ショウ特集」
往年の漫才の師匠方の主題歌をみんなでやりました。
この会のためにギターを勉強し…難しかった。

倖若師匠、とてもお元気でした。送り出しにて。太福兄さん写ってないや…。すみません。



そして10日。仕事もひと段落して、この日はいよいよ誕生日。
23歳になりました。もう23歳かあと、まだ23歳かあが入り乱れる中、お客様に御馳走に…。

いい誕生日でした。嬉しかったです。



あーちょっと長くなりそうだ…。続きは後日。




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真山隼人 京山幸太二人会 三重の陣!@津アストホール

2018年03月18日 | 浪曲

道頓堀ZAZAに続き、隼人の地元三重県での開催が決定しました。
会場は津市のアスト津・アストホール(JR津駅・近鉄津駅直結ビル アスト津4階です)
曲師は沢村さくら姉さんと藤初雪姉さんに弾いていただきます。

チケットの発売は、3月20日より、
鈴鹿市観光協会(鈴鹿市白子駅前・月曜日休み TEL059-380-5595)
鈴鹿ハンター(TEL059-379-2200)
実行委員会事務局(TEL090-2131-8748)にて販売及び予約を受け賜っております。

共に23歳同士の二人会!もちろん関西では大人気の若手二人での口演です。
沢山のご来場をお待ち申し上げております。

※障がい者割引がございます。障がい者手帳を当日会場でご持参いただきましたら、200円キャッシュバックさせていただきます。
なおこのイベントは障がい者の皆様にやさしいイベントとさせていただき、車椅子のお客様は前方のお席を確保させていただきます。
障がい者と同伴(介護)のお客様も同様に割引と前方のお席を確保させていただきます。
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もうすぐ春ですね。二月も終わりました。

2018年03月02日 | 浪曲
温かくなりかけの今日この頃。いかがお過ごしでしょうか?

今年に入ってから周りが風邪でもうつらず唯一人元気な隼人です。
なんとかは風邪をひかないというやつでしょうか?

今日は二月の主な舞台を振り返ってみたいと思います。




まずは一心寺門前浪曲寄席(10日から12日)

久々に一心寺出ました。演目は初日より順番に、鳥羽の恋塚、円山応挙、南部坂の三席。
今回は珍しく、誠太郎隼人の師弟共演。
演歌浪曲二席にならなかったから実現したんだろうなあという組み合わせ。

次の出演は夏ぐらいかなと思います。




次は浪曲いろは文庫第五回(15日)

一秀、さくら、隼人の三人による、しっかりと浪曲を聞いてもらおうという隔月開催の会も五回目。
今回は一秀さんが二席ということで隼人一席。

こちらはまたもやネタおろし「水戸黄門奥州の巻」
奥州漫遊の途中、江戸相撲の頭取に化けたご老公が小南部の村を救うという話。
大阪の人間が一人も出てこないのに登場人物みな関西弁。
それはどうなの?とご意見をいただきましたが、浪曲ってそんなもんなんです。
甚五郎も関西弁しゃべるし…。そういう意味ではええかげんなもんです。

一秀さん二席の時は普段と違う毛色のネタを勉強できるので楽しいです。
水戸黄門もう1、2席やりたいと思います。

次回は4月19日19時から。今度は二席やります。




その二日後が島之内浪曲寄席(17日)

長らく詳細がなく、本当にあるのか不安でしたがありました!
今回は久々に京山倖若師匠とご一緒でした。

演目はこれまたネタおろしの「元禄悲恋物語~恋と武士道」(芦川淳平・作)
岡野金右衛門の絵図面取りを芦川先生が脚色したもので、以前は三原佐知子師匠がやってたそうです。
がんばってやっていきたいと思います。

倖若師匠は「谷風の情け相撲」。久々にお会いしましたがめっちゃお元気でした。




さてお次は「あなたのそばで浪花節」(23日)

1月にお連れいただいた駒川中野の「壱六庵」というお蕎麦屋さんにて浪曲会。


↑腹が出てますが、お蕎麦ごちそうになる前の写真。お蕎麦もそうですが、サイドメニューが豊富でおいしいお店です。

さて当日、よくわかるように浪曲と染め抜かれたのぼりを立ててお出迎え。

この日は「水戸黄門散財競争」と「円山応挙」の二席

終わってからの酒宴がさらに楽しい会でした。



そして最後は「浪曲名人会」(24日)

毎年恒例の文楽劇場での公演。今回も昨年に続いて隼人幸太でご案内を。

今回はあなたが決める十八番ということで、一人三題の中からお客様の拍手で演目を決めるという恐ろしい企画。
数年前にもありましたが。

今回は測定器(よく工事現場にある騒音を図るやつ)を使って、演目を決めました。
ベテラン勢の演目をペーペー二人が決めるというプレッシャーを軽減させてくれました。
無事に無難にネタも決まったかと思います。多少強引なところもありましたが…。


↑小圓嬢師匠のリハーサル。
皆さん三席あるのでとても大変そうでしたが、それでもさらっとやっていらっしゃったのはさすがだなあと思いました。



という二月の模様でした。
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「関西スクエア賞表彰式と上方芸能イベント」

2018年02月17日 | 浪曲
関西を元気にする若い世代を応援したい。そんな思いから、関西スクエアは二つのイベントをパッケージにしました。3月16日に開催する「関西スクエア賞表彰式と上方芸能イベント」です。第一部は2017年度関西スクエア賞受賞者の発表と表彰。第二部は当HPの人気コーナー「新編 上方風流(かみがたぶり)」のナビゲーター・茂山童司さん(34)の狂言と、真山隼人(22)の浪曲、そして二人のトークです。参加希望の方は下記の「リンク」からご応募ください。


開催日時:2017年3月16日(金)18:00~20:30
開催場所:中之島会館(大阪市北区中之島3の2の4、中之島フェスティバルタワー・ウエスト4階)


http://www.kansai-square.com/info/2018/02/post-18.html
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はや一月が過ぎました。

2018年02月03日 | 浪曲
2018年も一月が過ぎました。
とうとう2月がやってまいりました。

今回は1月の主な活動報告です。

まずは1月4日浪曲親友協会の新春公演。
毎年おなじみの阿倍野区民センターですが、今年は真山誠太郎、隼人の親子浪曲。
掛け合いで「刃傷松の廊下」を、しかも、演歌浪曲+三味線という新たなやり方で!

真山家の代表作、刃傷松の廊下。個々でそれぞれが演じておりますが、掛け合いになるといつもと「間」が違うため、かなり難しかったです。
誠太郎師もかなり悩まれている様子でしたが、稽古を重ねた甲斐ありてスムーズに運びました。

↑当日の様子。隼人=内匠頭、誠太郎=吉良上野。 


↑珍しく凛々しい顔。下でもこの顔を維持できたらいいのですが…。

別のネタでもこの形の掛け合い浪曲も面白いかもしれません。ちょっとやってみたいです。



さあ続いては一心寺門前浪曲寄席。
新春公演はメンバー日替わりでお送りしてますが、初日が出番でした。

↑三日間の演目。今回は「片割れ月」を。
次回は、2月10日から13日まで出ますのでぜひお越しください。



お次は21日、百年長屋にて「浪曲の小部屋その11」
今年から奇数月の開催となりましたこの会、今回は文芸特集と題してお送りいたしました。

一本目が「藤十郎の恋」を。華千代先生のです。
こういう想い、わからなくないのですがイザ表現すると難しいですね。
これこそ年を重ねてからやらなくてはいけないと実感しました。


休憩をはさんで「浪曲特選告知浪曲」と二席目「血煙 高田馬場」を。
「高田馬場」といえば百合子師匠のでおなじみですが、こちらは五月一朗師のものを。
血煙というほど血なまぐさくなく、安兵衛とのりやのババアが長屋でのほほんと暮らしている楽しい一席です。

さくら姉さんはのりやのババアがお気に入りのようで、ババアのところだけ稽古の時からずっと笑っており…。
ブームが去る気配がありません。

これからもやりたい一席になりました。またやりたいと思います。

浪曲の小部屋、次回は3月31日14時から、相撲特集です。



さらにお次は27日NHKETV「浪曲特選 冬」。

夏と冬にNHKで放送している浪曲番組ですが、今回は久しぶりに出演でした。
今回は、お客様よりいただいた10個のお題の中から2個を選んで即興浪曲。

三題噺はたまに会でやりますが、それをこんな大きなところで、しかも放送で…。
企画コーナーもすごい企画だなあと思いました。

ちなみに選ばれたお題は「パンダ」「フラダンス」。
どうにかこうにかできたとおもいます。
作成中のところも映してくださったのでトータルで結構長い時間うつってました。



最後は28日の広島県の仕事。

ご依頼があったのが、広島の上村さんという方。
実はこの方昭和43年より、大師匠初代真山一郎を応援してくださっており、そのご縁でこうして呼んでくださいました。

前日の27日より広島で一泊して食事会を…。貴重な写真を見せていただきました。

↑上村さん(左)と真山一郎(右) 昭和40年代。

浪曲大会にも同行したことがあり、なんと「真山二郎」の芸名までもらっているそうです。
引退までささえていただき、代が変わってこうして孫弟子まで応援していただき、本当に感無量です。

さて、28日の本舞台は勿論、「刃傷松の廊下」を。
主題歌のみ音源という歌謡浪曲でやりました。 あとは久々の歌謡ショー。真山一郎づくしでした。



という主な一月の活動でした。
二月はいかがなるか。三月の訪れも早いのだろうなあ…。



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2017年と2018年

2017年12月31日 | 浪曲

あと数時間で今年も終わろうとしております。
年忘れにっぽんのうたの人選に感動しながら過ごしています。

2017年。振り返ってみると、駆け足で来たなあと思います。

結局全部で107席やりました。昨年が70席くらいだったのでだいぶ増えました。
まだまだ上には上がいるのであんまり満足したらダメなのでしょうが、今の自分のなかでは満足の一年でした。
まあ、後悔もたくさんありましたが。

ネタおろしは、24席! いやよく覚えたなあと思います。
もうやらないだろうというものもたくさんありますが、「円山応挙」や「つみとばつ」そして「南部坂」など、
これからもやろうというネタも数多く出来ました。


今年は、初の浪曲CDの発売。度重なる東京公演。久々のNHKテレビ出演。と新たな体験をさせていただきました。
そして、初の繁昌亭昼席とはなしか宝塚。楽しかったなあ~。

今年一年も浪曲師として、大いに活動できました。
このご時世の中、浪曲一本でなんとかやっていくことが出来、ほんとによかったです。
いろんな浪曲をやりましたが、その中の多くは浪曲らしい浪曲をして過ごせたということが嬉しかったです。
そして何より、曲師のさくら姉さんと二人三脚で浪曲をできたという事、これは何よりの身の誉だと思っております。
浪曲師と曲師、同じ業界の違う業種の二人が力を合わせて一席の浪曲を作っていくことができる環境にいるのが本当に幸せです。
来年もこの調子でがんばりたいと思います。

そしてご来場してくださいました、数々のお客様。
毎回毎回来てくださる方、たまたま来てくださった方、初めての方。たくさんの方に見ていただけたなあと思います。
三波先生の「お客様は神様です」という言葉の重みを感じました。応援して下さりありがとうございました。

周りの応援してくださる皆さま、本当にお世話になりました。
もどかしいところもたくさんあったと思いますが、よく応援してくださいました。
この応援を力に来年もがんばりたいとおもいます。


2018年ですがさらに飛躍の一年にします。
どうぞ来年もよろしくお願いします。

真山隼人
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12月は。

2017年12月31日 | 浪曲
一年はほんとに早いもんで明日から来年です。
さて、今回は12月の主な行動をかきました。


まず12月1日。ハルカスのスペース9にて浪花亭友歌姉さんの勉強会。
こちらは出演ではなくお手伝いに。
久々に浦太郎師匠にお会いでき嬉しかったです。

↑舞台裏の図。10代で入門したという共通点があります。
45年後の隼人はここまでになれるのか?



続いては10日の百年長屋での「曲師の会 お囃子編」。
沢村さくら姉さんによる人気企画の第11弾。今回は寄席のお囃子の花登益子師匠をむかえて。

浪曲の三味線と寄席の三味線の違いについてをたっぷりと。

↑まず一席目がさくら、益子、隼人による落語風浪曲「二人そば」。
なんと豪華に二丁三味線。しかもお囃子入りです。 12分くらいの自作なので繁昌亭でもできそう。
それにしてもこの写真、二つ目臭がただよってます。


↑二席目が隼人さくらによる「南部坂雪の別れ」。
これ…ほんとに大変でした。以前より二人で「やろうやろう」と盛り上がっていたのですが、
イザ挑戦してみると…。 難しい。というより出来ない。
それこそ本番前の一週間、毎日毎日稽古の日々。何をやっても頭のなかは南部坂で、二人とも夢に出てくるくらいでした。
気づいたことを調整し自分たちなりに工夫を凝らし、本番をむかえました。

出来は…なんとかできたくらいでしたが、これからもやっていきたいです。
共に悩み工夫しあったネタは後に残るなあと思いました。
こうやって華千代先生もみさ子師匠とつくりあげていったんだろうなあ…。

三味線の魅力たっぷりの会で演者も楽しい会でした。勉強になりました。



そして17日が「隼人さくらの大忘年会」を。近所の居酒屋にて。
宴会だけじゃありません。もちろん浪曲もやりました。

大阪では初めての「俵星玄蕃」でしたが、東京の時よりはできたかと思いました。
普段飲んでるところで浪曲って、不思議な…。違和感ばかりでした…。
あんまりない経験といえばないですね、



18日が、道頓堀ホテルにて芦川先生のパーティー。
忠臣蔵の物語を歌で。ということで「俵星玄蕃」を演歌浪曲でやりました。

↑珍しく着流しで一席。遠めにみたら芦川先生か隼人かよくわからないぞ。



最後は21日「浪曲いろは文庫」。
今年最後の一般向けの会。隼人は二席やりました。
一席目が「河内の次郎長」。大師匠のネタを約35年ぶりに再演。
家族を題材にした心温まるものがたり。これができる日が来るとは…。
二席目が「村上喜剣」。
これ、昨年末に挑戦したネタで、昨年末はだいぶ悩み苦しみました。
思えば、年末は二年連続悩んだなあと思いながらやりました。
そして来年もまた年末に悩むことになるかと。
それもまた、楽しいのですが。

という忙しい中に楽しさ満載の12月でした!!!
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東京に行ってきました。

2017年12月13日 | 浪曲
昨日に引き続き、今日は「東京編」です。


さて、11月11日、12日と東京に行ってきました。

11日朝早起きして東京へ。
最寄駅にてさくら姉さんが家にスマホを忘れてきたことが判明。
取りに帰る時間もなくそのまま出発しました。
どこに忘れたのか?机の上だったのですが、迎えに行ったときに僕がその上に新聞を置いてしまい…。

8割僕が悪かったのです。


※ブルーな気持ちの車内。かわいそうに…。



さて、そんな気まずい車内もなんのその。まず一カ所目は新宿道楽亭さん。
隼人独演会で「紀文の続き読み」を。

船出から戻り船まで三席やりました。
紀文は二回目。しかも「戻り船」はネタおろし。そして三題噺も。
結局計四席になりました。 紀文という一世一代大スペクタクルな話は大河ドラマのようなスケールで結構体力がいりますね。
そら、大嵐のなかを江戸まで船を出したんですから。こちらも一生懸命やりましたが…。正直最後のほうはへとへとでした。



二カ所目は、入谷のなってるはうすさんにて「徹底解剖真山隼人」。
紀文終わりで、新宿から入谷へ。
真山隼人を徹底解剖する(そのままやないか)という、浪曲マニアの鬼塚さんの企画。
浪曲一席と過去の名人上手の音源を聴くというもの。

浪曲は浦太郎師匠よりいただいた「沖田総司哀史」を。浦太郎師匠のファンが大勢いる中でやるのは怖いです。ハイ。


音源は関東では絶対に聞けないような師匠方の音源を中心に8つほど聞いていただきましたが…。
自分も含めて、みなさんうっとりされてたなあと思いました。
えっ?誰の何の音源を流したかって?  ナイショ。

こんな感じで初日は5席やりました。打ち上げのビールのおいしかったこと。



12日はまず、赤坂で浪曲10回記念公演へ。

これは今回のメイン公演!
真山隼人、国本はる乃の東西最年少同士であり、沢村豊子沢村さくらの曲師の師弟という盛りだくさんの会でした。
ほんとに盛だくさんで、浪曲2席ずつの他に豊子さくらの対談もあり…。
浪曲の合間に司会としてお二人にいろいろお聞きしましたが、皆さん豊子師とさくら姉さんが好きですね。
お二人が話されている時、聞いておられるお客様の真剣な熱いまなざしに感動しました。

さて浪曲は、「ビデオ屋の暖簾」と「俵星玄蕃」の二席を。
「俵星」は三味線だけでは初めてやりました。
ビデオ屋の暖簾といい俵星といい男同士の友情ものが続いたなあ…。
相変わらず、東京でも暑苦しい男でした。

はる乃ちゃんも暑苦しかったなあ~。あ、良い意味でね。



最後が新宿道楽亭さんにて玉川太福兄さんと二人会。

赤坂からかけもちで新宿へ。久しぶりに着物を着たまま走りましたが…。
焦るとダメなもんで、赤坂へ柝を忘れてしまい…。なんとか届けていただきました。
相変わらずの粗忽っぷりです。

よく考えたら、大阪でも東京でも太福兄さんと二人会をよくやってるなあと。
「片割れ月」と「つみとばつ」をやりましたが、やっぱり笑いの多いネタが喜ばれますね。

太福兄さんは「男はつらいよ」。寅さんファンなだけにお目にかかれてよかったです。
浪曲は30分でしたが、まさに映画を一席見たような満足感。
あっ、ついお客様になって書いてしまいました…。ゴメンナサイ。

そして道楽亭名物、うちあげ! 東京最後の酒宴となりました。
お客様より、関東の浪曲の話をいろいろ聞けて勉強になりました。


本編の浪曲より、うちあげのが笑っていただく箇所が多く…。なんとも情けない。

また、二人会が出来たらなあと思う次第です。



その夜は一泊して、あくる日に電車で帰宅。
隼人も、さくら姉さんもへとへとでわが家へ帰りゆくという…。
自分のことは置いといて、さくら姉さんも大変だったでしょう。
2日で9席、そして師匠と対談。あとスマホを…。
こうして上京の際に嫌な顔一つせずついてきてくれるというのは大変有難いことだと改めて思いました。


ということで、二日間で四公演九席。かけもちで来てくださった方もいらっしゃりほんとに嬉しかったです。
ご来場いただきありがとうございました。

次回の東京公演は2018年3月4日(日)14時からお江戸両国亭にて「上方浪曲 真山隼人独演会」です。
こちら、ゲストが太福兄さん。
ぜひご来場ください!
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遅ればせながら11月は…。

2017年12月12日 | 浪曲
すっかりご無沙汰してしまいまして申し訳ありません。

寒くなってまいりましたが、お風邪はひかれてませんでしょうか?

さて、今回は11月公演中から印象深かったものを数点。
暇なようでわりと忙しい一月でした。



まずは、3日の「廣田神社浪曲寄席」に出演しました。

こちらは、浪曲評論家の芦川淳平先生の仕事、ということでこの日は「友情の翼」を。


↑楽屋の様子。左より、前日に初舞台を踏んだ天中軒景友さん、隼人、芦川先生。
何歳の集団なのかよくわからんけれども浪曲愛がある三人ということには変わらない(と思う)。


芦川先生の台本の「友情の翼」も今回が4回目。ちょっと慣れてきました。
今回はさくら姉さん不在のため、曲師は虹友美さん。珍しいことで…。


↑うちあげの図。雲月師匠より抹茶プリンをいただき、食べました。おいしかった。

さて、「友情の翼」、今度やるのはいつになるじゃやら。案外近い日かもしれません。




そして、二つ目!
朝日新聞関西版の目玉企画、「新編上方風流」に出演させていただきました。


これは狂言の茂山童司さんがナビゲーターで他の伝統芸能の若手と月一回対談するという企画で、今回はその8回目。
10月に対談したものが11月7日の夕刊に載りました。
約3時間の対談、いろいろなことをお話ししました、もっと質問したいなあということもちらちらありました。
そのなかで

「浪曲は風前の灯火」

という単語が出てきます。賛否両論あったのですが、まさに今の浪曲界にはぴったりの言葉だと思います。
風前の灯だからそのままではなく、これからどうするか?それを考えながら対談しました。

↓こちらに全文載っておりますので是非ご覧ください。

http://www.kansai-square.com/kamigataburi/2017/11/post-7.html



三つ目は…。11月11日から13日まで東京公演を。相変わらずの珍道中でした。
改めて書きますのでしばしお待ちください。



では四つ目は、25日の「NHK東西浪曲大会」の収録。

企画コーナーで数年ぶりの出演。

今回は、三題噺ならぬ「二題噺」を。
開場中にお客様から頂いた題の中から二つの言葉で5分の浪曲を作るというもの。
三題噺は何回か自分の会でやったことはありますが…。それをNHKでしかも全国放送かと思うと緊張しました。

そしてさくら姉さんも出弾きで出演。こいつあよかったです。

さて…いかがなりましたやら。放送は来年1月27日(土)15時からEテレにて。ぜひご覧ください。



最後は、西成のアースさんにて浪曲会。

今時珍しい「投げ銭ライブ」。
浪曲会というより、ライブでしたね。「大石東下り」を一席。
ちょっと体調が悪く、あまりいい出来でなかったのが申し訳なかったです。すみません。



ざっと、こんな感じの11月でした。
風邪には気を付けなければいけませんね。はちみつをなめながら書きました!
次回は東京編です。お楽しみに♪
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東京にいきます!!!

2017年11月01日 | 浪曲
次第に寒くなってきました。
雨ばっかり降るので洗濯物がたまっている今日この頃です。

来月(というてもあと数日で11月ですが)は久しぶりに東京に行きます。
今回は2日間4公演で8席やります。
またまた忙しい二日間になりそうです。それでは公演内容をご紹介!



【その1】「紀伊国屋文左衛門連続読み」(11月11日13時開演@新宿道楽亭)

まず一カ所目は、新宿の道楽亭さんにて紀文の続き読みを。
「大阪らしいのをやってくれ」とご依頼をいただいたので、あまり聞かれない紀文を選びました。
「船出」「ふいごまつり」「戻り船」の三席をやります。
大阪でも一回しかやってない上に、戻り船はネタおろしです。
さあ、いかがなるやら。

紀伊国屋文左衛門連続読み」@道楽亭(新宿2丁目14-5)
11月11日(土)13時~ 料金 前売2000円・当日2300円
出演 真山隼人、沢村さくら 03―6457―8366
form1.fc2.com/post/?id=527093





【その2】「徹底解剖!真山隼人」(11月11日18時開演@入谷なってるはうす)

そして二カ所目は入谷のなってるはうすにて、浪曲マニアの鬼塚さんの会。
隼人の浪曲一席と過去の名人の音源を聴きながら解説するという趣旨で、鬼塚さんが聞き手なのですが、
なんと鬼塚さんが、バイク事故で入院してしまいました…。ありゃあ大丈夫かなと思っていましたが、ご本人は這ってでも出るとのこと。
まあ大丈夫でしょう。たぶん。

この会、かなりレア音源が流れます。
しかも紹介します師匠方は皆さん浪曲本に名前が載ってるが普段聴かれないような方ばかりです。
しかもライブ録音。えっ?誰が出るかって? それは来てからのお楽しみ♪
これで明日からマニアの仲間入り。

日時:2017年11月11日(土)
会場:入谷 なってるハウス(東京都台東区松が谷4-1-8 1F)
木戸銭:3,500円(軽食付き+ドリンクオーダー)※軽食準備の都合上予約をお願いします
ご予約・お問合せ:03-3847-2113 knuttelhouse@gmeil.com





【その3】「赤坂で浪曲10回記念 東西最年少浪曲師と師弟曲師」(11月12日14時開演@カルチャースペース嶋)

今回の東京公演のメイン公演がこちら。
東京にて人気公演の「赤坂で浪曲」。若手浪曲師を応援してくださっている席亭さんの熱い思いのこもった公演です。
以前より節目の時はとおっしゃっており、10回記念で声をかけてくださいました。

その10回記念の今回は、
東京の国本はる乃と大阪の真山隼人の東西最年少同士と
沢村豊子、沢村さくらの曲師の師弟特集ということで、隼人とはる乃ちゃんが各二席ずつやります。
軽いネタと忠臣蔵の二題を各自持ちネタから披露いたします。

あと、最年少同士のトーク、曲師師弟のトークもあります。
盛りだくさんですね。濃ゆい会になると思います。ぜひお越しください。

2017年11月12日(日)13:30開場 14:00開演
出演:東(国本はる乃・沢村豊子) 西(真山隼人・沢村さくら)
会場:赤坂カルチャースペース嶋(詳細はチラシをご参照ください)
木戸銭:ご予約・2,000円 当日・2,500円)
ご予約:akskderkk@yahoo.ne.jp  070-3126-1682(留守電)





【その4】「東西浪曲男子二人会」(11月12日18時開演@新宿道楽亭)

赤坂のあとはふたたび新宿道楽亭に戻ってきて、玉川太福兄さんと二人会です。
大阪で一回、東京で一回やった二人会ですがトータルで三回目!二席ずつやります!

太福兄さんは若大将。隼人は馬鹿大将?
追いついていけるように頑張りたいと思います。

さて、どんなネタがとびだすのでしょうか。

「東西浪曲男子二人会」@道楽亭(新宿2丁目14-5)
11月12日(日)18時~ 料金 前売2000円・当日2500円
出演 玉川太福(玉川みね子)、真山隼人(沢村さくら)
03―6457―8366 form1.fc2.com/post/?id=527093


という、盛りだくさんの二日間でお送りいたします。
全てネタは変えるのはもちろんのこと、なるべく東京ではやってないものを重点的にやりたいと思います。
ぜひ、おこしくださいませ!
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浪曲・演歌浪曲

鈴鹿市シティセールス特命大使(鈴鹿と・き・め・きドリーム大使)


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