浪曲師 真山隼人のブログ

浪曲師 真山隼人です。よろしくお願いします。鈴鹿市シティセールス特命大使

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2017年と2018年

2017年12月31日 | 浪曲

あと数時間で今年も終わろうとしております。
年忘れにっぽんのうたの人選に感動しながら過ごしています。

2017年。振り返ってみると、駆け足で来たなあと思います。

結局全部で107席やりました。昨年が70席くらいだったのでだいぶ増えました。
まだまだ上には上がいるのであんまり満足したらダメなのでしょうが、今の自分のなかでは満足の一年でした。
まあ、後悔もたくさんありましたが。

ネタおろしは、24席! いやよく覚えたなあと思います。
もうやらないだろうというものもたくさんありますが、「円山応挙」や「つみとばつ」そして「南部坂」など、
これからもやろうというネタも数多く出来ました。


今年は、初の浪曲CDの発売。度重なる東京公演。久々のNHKテレビ出演。と新たな体験をさせていただきました。
そして、初の繁昌亭昼席とはなしか宝塚。楽しかったなあ~。

今年一年も浪曲師として、大いに活動できました。
このご時世の中、浪曲一本でなんとかやっていくことが出来、ほんとによかったです。
いろんな浪曲をやりましたが、その中の多くは浪曲らしい浪曲をして過ごせたということが嬉しかったです。
そして何より、曲師のさくら姉さんと二人三脚で浪曲をできたという事、これは何よりの身の誉だと思っております。
浪曲師と曲師、同じ業界の違う業種の二人が力を合わせて一席の浪曲を作っていくことができる環境にいるのが本当に幸せです。
来年もこの調子でがんばりたいと思います。

そしてご来場してくださいました、数々のお客様。
毎回毎回来てくださる方、たまたま来てくださった方、初めての方。たくさんの方に見ていただけたなあと思います。
三波先生の「お客様は神様です」という言葉の重みを感じました。応援して下さりありがとうございました。

周りの応援してくださる皆さま、本当にお世話になりました。
もどかしいところもたくさんあったと思いますが、よく応援してくださいました。
この応援を力に来年もがんばりたいとおもいます。


2018年ですがさらに飛躍の一年にします。
どうぞ来年もよろしくお願いします。

真山隼人
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12月は。

2017年12月31日 | 浪曲
一年はほんとに早いもんで明日から来年です。
さて、今回は12月の主な行動をかきました。


まず12月1日。ハルカスのスペース9にて浪花亭友歌姉さんの勉強会。
こちらは出演ではなくお手伝いに。
久々に浦太郎師匠にお会いでき嬉しかったです。

↑舞台裏の図。10代で入門したという共通点があります。
45年後の隼人はここまでになれるのか?



続いては10日の百年長屋での「曲師の会 お囃子編」。
沢村さくら姉さんによる人気企画の第11弾。今回は寄席のお囃子の花登益子師匠をむかえて。

浪曲の三味線と寄席の三味線の違いについてをたっぷりと。

↑まず一席目がさくら、益子、隼人による落語風浪曲「二人そば」。
なんと豪華に二丁三味線。しかもお囃子入りです。 12分くらいの自作なので繁昌亭でもできそう。
それにしてもこの写真、二つ目臭がただよってます。


↑二席目が隼人さくらによる「南部坂雪の別れ」。
これ…ほんとに大変でした。以前より二人で「やろうやろう」と盛り上がっていたのですが、
イザ挑戦してみると…。 難しい。というより出来ない。
それこそ本番前の一週間、毎日毎日稽古の日々。何をやっても頭のなかは南部坂で、二人とも夢に出てくるくらいでした。
気づいたことを調整し自分たちなりに工夫を凝らし、本番をむかえました。

出来は…なんとかできたくらいでしたが、これからもやっていきたいです。
共に悩み工夫しあったネタは後に残るなあと思いました。
こうやって華千代先生もみさ子師匠とつくりあげていったんだろうなあ…。

三味線の魅力たっぷりの会で演者も楽しい会でした。勉強になりました。



そして17日が「隼人さくらの大忘年会」を。近所の居酒屋にて。
宴会だけじゃありません。もちろん浪曲もやりました。

大阪では初めての「俵星玄蕃」でしたが、東京の時よりはできたかと思いました。
普段飲んでるところで浪曲って、不思議な…。違和感ばかりでした…。
あんまりない経験といえばないですね、



18日が、道頓堀ホテルにて芦川先生のパーティー。
忠臣蔵の物語を歌で。ということで「俵星玄蕃」を演歌浪曲でやりました。

↑珍しく着流しで一席。遠めにみたら芦川先生か隼人かよくわからないぞ。



最後は21日「浪曲いろは文庫」。
今年最後の一般向けの会。隼人は二席やりました。
一席目が「河内の次郎長」。大師匠のネタを約35年ぶりに再演。
家族を題材にした心温まるものがたり。これができる日が来るとは…。
二席目が「村上喜剣」。
これ、昨年末に挑戦したネタで、昨年末はだいぶ悩み苦しみました。
思えば、年末は二年連続悩んだなあと思いながらやりました。
そして来年もまた年末に悩むことになるかと。
それもまた、楽しいのですが。

という忙しい中に楽しさ満載の12月でした!!!
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東京に行ってきました。

2017年12月13日 | 浪曲
昨日に引き続き、今日は「東京編」です。


さて、11月11日、12日と東京に行ってきました。

11日朝早起きして東京へ。
最寄駅にてさくら姉さんが家にスマホを忘れてきたことが判明。
取りに帰る時間もなくそのまま出発しました。
どこに忘れたのか?机の上だったのですが、迎えに行ったときに僕がその上に新聞を置いてしまい…。

8割僕が悪かったのです。


※ブルーな気持ちの車内。かわいそうに…。



さて、そんな気まずい車内もなんのその。まず一カ所目は新宿道楽亭さん。
隼人独演会で「紀文の続き読み」を。

船出から戻り船まで三席やりました。
紀文は二回目。しかも「戻り船」はネタおろし。そして三題噺も。
結局計四席になりました。 紀文という一世一代大スペクタクルな話は大河ドラマのようなスケールで結構体力がいりますね。
そら、大嵐のなかを江戸まで船を出したんですから。こちらも一生懸命やりましたが…。正直最後のほうはへとへとでした。



二カ所目は、入谷のなってるはうすさんにて「徹底解剖真山隼人」。
紀文終わりで、新宿から入谷へ。
真山隼人を徹底解剖する(そのままやないか)という、浪曲マニアの鬼塚さんの企画。
浪曲一席と過去の名人上手の音源を聴くというもの。

浪曲は浦太郎師匠よりいただいた「沖田総司哀史」を。浦太郎師匠のファンが大勢いる中でやるのは怖いです。ハイ。


音源は関東では絶対に聞けないような師匠方の音源を中心に8つほど聞いていただきましたが…。
自分も含めて、みなさんうっとりされてたなあと思いました。
えっ?誰の何の音源を流したかって?  ナイショ。

こんな感じで初日は5席やりました。打ち上げのビールのおいしかったこと。



12日はまず、赤坂で浪曲10回記念公演へ。

これは今回のメイン公演!
真山隼人、国本はる乃の東西最年少同士であり、沢村豊子沢村さくらの曲師の師弟という盛りだくさんの会でした。
ほんとに盛だくさんで、浪曲2席ずつの他に豊子さくらの対談もあり…。
浪曲の合間に司会としてお二人にいろいろお聞きしましたが、皆さん豊子師とさくら姉さんが好きですね。
お二人が話されている時、聞いておられるお客様の真剣な熱いまなざしに感動しました。

さて浪曲は、「ビデオ屋の暖簾」と「俵星玄蕃」の二席を。
「俵星」は三味線だけでは初めてやりました。
ビデオ屋の暖簾といい俵星といい男同士の友情ものが続いたなあ…。
相変わらず、東京でも暑苦しい男でした。

はる乃ちゃんも暑苦しかったなあ~。あ、良い意味でね。



最後が新宿道楽亭さんにて玉川太福兄さんと二人会。

赤坂からかけもちで新宿へ。久しぶりに着物を着たまま走りましたが…。
焦るとダメなもんで、赤坂へ柝を忘れてしまい…。なんとか届けていただきました。
相変わらずの粗忽っぷりです。

よく考えたら、大阪でも東京でも太福兄さんと二人会をよくやってるなあと。
「片割れ月」と「つみとばつ」をやりましたが、やっぱり笑いの多いネタが喜ばれますね。

太福兄さんは「男はつらいよ」。寅さんファンなだけにお目にかかれてよかったです。
浪曲は30分でしたが、まさに映画を一席見たような満足感。
あっ、ついお客様になって書いてしまいました…。ゴメンナサイ。

そして道楽亭名物、うちあげ! 東京最後の酒宴となりました。
お客様より、関東の浪曲の話をいろいろ聞けて勉強になりました。


本編の浪曲より、うちあげのが笑っていただく箇所が多く…。なんとも情けない。

また、二人会が出来たらなあと思う次第です。



その夜は一泊して、あくる日に電車で帰宅。
隼人も、さくら姉さんもへとへとでわが家へ帰りゆくという…。
自分のことは置いといて、さくら姉さんも大変だったでしょう。
2日で9席、そして師匠と対談。あとスマホを…。
こうして上京の際に嫌な顔一つせずついてきてくれるというのは大変有難いことだと改めて思いました。


ということで、二日間で四公演九席。かけもちで来てくださった方もいらっしゃりほんとに嬉しかったです。
ご来場いただきありがとうございました。

次回の東京公演は2018年3月4日(日)14時からお江戸両国亭にて「上方浪曲 真山隼人独演会」です。
こちら、ゲストが太福兄さん。
ぜひご来場ください!
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遅ればせながら11月は…。

2017年12月12日 | 浪曲
すっかりご無沙汰してしまいまして申し訳ありません。

寒くなってまいりましたが、お風邪はひかれてませんでしょうか?

さて、今回は11月公演中から印象深かったものを数点。
暇なようでわりと忙しい一月でした。



まずは、3日の「廣田神社浪曲寄席」に出演しました。

こちらは、浪曲評論家の芦川淳平先生の仕事、ということでこの日は「友情の翼」を。


↑楽屋の様子。左より、前日に初舞台を踏んだ天中軒景友さん、隼人、芦川先生。
何歳の集団なのかよくわからんけれども浪曲愛がある三人ということには変わらない(と思う)。


芦川先生の台本の「友情の翼」も今回が4回目。ちょっと慣れてきました。
今回はさくら姉さん不在のため、曲師は虹友美さん。珍しいことで…。


↑うちあげの図。雲月師匠より抹茶プリンをいただき、食べました。おいしかった。

さて、「友情の翼」、今度やるのはいつになるじゃやら。案外近い日かもしれません。




そして、二つ目!
朝日新聞関西版の目玉企画、「新編上方風流」に出演させていただきました。


これは狂言の茂山童司さんがナビゲーターで他の伝統芸能の若手と月一回対談するという企画で、今回はその8回目。
10月に対談したものが11月7日の夕刊に載りました。
約3時間の対談、いろいろなことをお話ししました、もっと質問したいなあということもちらちらありました。
そのなかで

「浪曲は風前の灯火」

という単語が出てきます。賛否両論あったのですが、まさに今の浪曲界にはぴったりの言葉だと思います。
風前の灯だからそのままではなく、これからどうするか?それを考えながら対談しました。

↓こちらに全文載っておりますので是非ご覧ください。

http://www.kansai-square.com/kamigataburi/2017/11/post-7.html



三つ目は…。11月11日から13日まで東京公演を。相変わらずの珍道中でした。
改めて書きますのでしばしお待ちください。



では四つ目は、25日の「NHK東西浪曲大会」の収録。

企画コーナーで数年ぶりの出演。

今回は、三題噺ならぬ「二題噺」を。
開場中にお客様から頂いた題の中から二つの言葉で5分の浪曲を作るというもの。
三題噺は何回か自分の会でやったことはありますが…。それをNHKでしかも全国放送かと思うと緊張しました。

そしてさくら姉さんも出弾きで出演。こいつあよかったです。

さて…いかがなりましたやら。放送は来年1月27日(土)15時からEテレにて。ぜひご覧ください。



最後は、西成のアースさんにて浪曲会。

今時珍しい「投げ銭ライブ」。
浪曲会というより、ライブでしたね。「大石東下り」を一席。
ちょっと体調が悪く、あまりいい出来でなかったのが申し訳なかったです。すみません。



ざっと、こんな感じの11月でした。
風邪には気を付けなければいけませんね。はちみつをなめながら書きました!
次回は東京編です。お楽しみに♪
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鈴鹿市シティセールス特命大使(鈴鹿と・き・め・きドリーム大使)


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