ベルフェゴールは誰だ・ Belphegor ou le Phantom du Louvre
1965年製作の(TV映画)フランス国営放送作品。
監督:クロード・バルマ。
ジュリエット・グレゴ、フランソワ・シューメット、ルネ・ダリー、主演。
シルヴィー、ポール・クローシェ、クリスティン・パール、イヴ・レニエ、ルネ・アローヌ、イヴ・ビュロー他。
原作:アルテュール・ベルネッド、映画『ヴィドック』の原作者であり、1927年の大衆向け新聞小説。
脚本:ジャック・アルマン、クロード・バルマ
撮影:ジャック・ルマール
作曲:アントワーヌ・デュアメルが1965年版に作曲した音楽は、いかにもTVシリーズ的な軽妙さがあるが、「Generique debut」はキャッチーなイントロから始まりミステリアスな主題へと展開されるメインタイトル。「Theme de Menardier」は、ニーノ・ロータのタッチに少し似た様な主題。「Le Louvre, la nuit / Generique de fin」は洒落たジャズ・ベースで、やはりミステリアスな旋律。
都市伝説の一つで、ルーヴル美術館に潜んでいるとされる伝説の怪人ベルフェゴールを描いたTVミニシリーズ(本国フランス72分×4話)。このベルフェゴールは過去に1926年にはサイレント映画化されて大ヒットした様に題材になっており、2001年にはジャン=ポール・サロメが監督し、主役を大女優が演じるといった構成で企画・演出されたそうなんですが、その主役は何とソフィー・マルソー。ミシェル・セロー、フレデリック・ディーファンタル、ジュリー・クリスティ他が出演した「ルーヴルの怪人」が製作されている。本作品の主演は、当時話題の人気シャンソン歌手ジュリエット・グレコ。物語は、それぞれ若干の違いはあるのですが、舞台はルーブル美術館に出没するマントと仮面で被われた正体不明のベルフェゴールの正体を追求する青年アンドレと謎の女性をめぐって不可思議な事件が展開する30分×13本犯罪ミステリードラマです。
フランスでは、ファントマやオペラ座の怪人に並ぶ国民的怪談で、当時、2000万人以上のフランス人をテレビの前に釘付けにしたといわれていますが、日本では1965年にテレビ朝日から火曜の夜9時から30分放映されましたが、フランスほど話題にはならなかったようです。
子供の自分は、今のフランスを見れる嬉しさと、ドラマの謎めいた部分への好奇心が、膨らんでいったのを覚えています。劇中登場するパトカーの「パープー・パープー」の何か頼りないサイレンも当時の私には新鮮で不思議な感覚にも感じられました。
800年の歴史を持つルーヴル美術館に潜んでいるとされる伝説の怪人ベルフェゴールが、夜毎幽霊が出没するというストーリーで、不気味な雰囲気に惹かれ進行していきます。
広大で迷路のようになっている美術館内を幽霊仮面男ベルフェゴールが歩きまわる姿は、黒く得体の知れないものが幽霊の様にフワフワと浮遊する描写が映し出され、その様な手法が取り入れられたのは、このドラマが最初であった様にも思います。この作品の最も謎であり、真相を明かす為にも必見であったベルフェゴールの正体は、「実はギャングが自分達の犯罪から目をそらせるために、催眠術で夢遊病状態にされた仮面を被った女性」だったと思います。
1965年製作の(TV映画)フランス国営放送作品。
監督:クロード・バルマ。
ジュリエット・グレゴ、フランソワ・シューメット、ルネ・ダリー、主演。
シルヴィー、ポール・クローシェ、クリスティン・パール、イヴ・レニエ、ルネ・アローヌ、イヴ・ビュロー他。
原作:アルテュール・ベルネッド、映画『ヴィドック』の原作者であり、1927年の大衆向け新聞小説。
脚本:ジャック・アルマン、クロード・バルマ
撮影:ジャック・ルマール
作曲:アントワーヌ・デュアメルが1965年版に作曲した音楽は、いかにもTVシリーズ的な軽妙さがあるが、「Generique debut」はキャッチーなイントロから始まりミステリアスな主題へと展開されるメインタイトル。「Theme de Menardier」は、ニーノ・ロータのタッチに少し似た様な主題。「Le Louvre, la nuit / Generique de fin」は洒落たジャズ・ベースで、やはりミステリアスな旋律。
都市伝説の一つで、ルーヴル美術館に潜んでいるとされる伝説の怪人ベルフェゴールを描いたTVミニシリーズ(本国フランス72分×4話)。このベルフェゴールは過去に1926年にはサイレント映画化されて大ヒットした様に題材になっており、2001年にはジャン=ポール・サロメが監督し、主役を大女優が演じるといった構成で企画・演出されたそうなんですが、その主役は何とソフィー・マルソー。ミシェル・セロー、フレデリック・ディーファンタル、ジュリー・クリスティ他が出演した「ルーヴルの怪人」が製作されている。本作品の主演は、当時話題の人気シャンソン歌手ジュリエット・グレコ。物語は、それぞれ若干の違いはあるのですが、舞台はルーブル美術館に出没するマントと仮面で被われた正体不明のベルフェゴールの正体を追求する青年アンドレと謎の女性をめぐって不可思議な事件が展開する30分×13本犯罪ミステリードラマです。
フランスでは、ファントマやオペラ座の怪人に並ぶ国民的怪談で、当時、2000万人以上のフランス人をテレビの前に釘付けにしたといわれていますが、日本では1965年にテレビ朝日から火曜の夜9時から30分放映されましたが、フランスほど話題にはならなかったようです。
子供の自分は、今のフランスを見れる嬉しさと、ドラマの謎めいた部分への好奇心が、膨らんでいったのを覚えています。劇中登場するパトカーの「パープー・パープー」の何か頼りないサイレンも当時の私には新鮮で不思議な感覚にも感じられました。
800年の歴史を持つルーヴル美術館に潜んでいるとされる伝説の怪人ベルフェゴールが、夜毎幽霊が出没するというストーリーで、不気味な雰囲気に惹かれ進行していきます。
広大で迷路のようになっている美術館内を幽霊仮面男ベルフェゴールが歩きまわる姿は、黒く得体の知れないものが幽霊の様にフワフワと浮遊する描写が映し出され、その様な手法が取り入れられたのは、このドラマが最初であった様にも思います。この作品の最も謎であり、真相を明かす為にも必見であったベルフェゴールの正体は、「実はギャングが自分達の犯罪から目をそらせるために、催眠術で夢遊病状態にされた仮面を被った女性」だったと思います。
こんな番組があったのですね。
又、「この時代は、フランスが日本によく紹介されていた気がする。」なんて言ってました。
映画も、カトリーヌ・ドヌーブやスパーク、フランス映画では、「わんぱく大旋風」が思い出深く、フレンチ・ポップスのシルヴィー、バルタン等が人気があり来日に至ったらしいですね。
カトリーヌ・ドヌーブやスパーク、シルヴィー、バルタンは私も知ってましたけれど。
そうですね。この時代は、フランス映画でも封切り後の新しい映画が、テレビで放映してました。勿論古い映画もですが。
又、テレビ番組でも「仔馬のポリー」、他には、イギリスのテレビドラマも比較的多くありました。
その為か、私はこの時期から、ヨーロッパに興味を持ち始めた様にも思います。