短いテキストにみんなであーだこーだと挑みました。
後半はオペラの練習。
新しい楽譜進んだところを中心のお稽古です。
オベラはまず歌として成立しないと演出の仕事は始まりません。今日のノートはほとんど白紙です。
はやく私も活躍したい!
この日の夜、レイチェルは、例の資産家イスタル氏の例の別荘の入り口の前で、張り込みをしていた・・・・。
レイチェル「・・・・絶対何かある・・・行方不明の姉ちゃんのことで・・・・」
この後もレイチェルは、根気強く張り込みを続けた・・・・。
同じくこの日の夜、マリアの方も噂のイスタル氏の別荘周辺を歩き回り、軽く探りを入れていた・・・・。
マリア「・・・・まあ・・・この別荘から、女性の悲鳴が聞こえれば、疑惑は本物ね・・・・」
こうして、マリアもイスタル氏を張っていた・・・・。
あの後も、レイチェルはレイチェルで、ずっと張り込みを続けていたが、進展が見られず、深くため息をついてしまっていた・・・・。
レイチェル「・・・・ここが一番怪しいんだけど・・・・」
こうして、静かに時が過ぎていく。すると、こんなレイチェルのすぐ後ろに、いつの間にか、黒い羊の顔をした下級悪魔が静かに現れるが、レイチェルは気付いていない・・・・。
下級悪魔「やあっ、レイチェル君♪」
この下級悪魔は、資産家イスタル氏の声で、こんなセリフを吐いた。突然、後ろから、こう声をかけられて、レイチェルは、驚愕と恐怖の心境になり、ゾッとしながら、ガバッと後ろに振り向く。声がイスタル氏であったものの、その人外の生き物の姿にレイチェルは、更に、驚愕と恐怖心が強まる・・・・。
レイチェル「・・・・イスタル・・・さん・・・・?」
これを聞いて、イスタル氏の声を発した下級悪魔は、不気味に不敵な笑みを浮かべる・・・・。
下級悪魔「ええっ、私ですよ♪」
こう言いながら、悪魔の姿のイスタル氏は、嫌らしい笑みを浮かべながら、舌舐めずりをした。レイチェルは、更に、恐怖心が増す・・・・。
レイチェル「いやああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
レイチェルは、恐怖のあまり絶叫した・・・・。
レイチェル「いやああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
イスタル氏の別荘の周囲を歩いていたマリアは、このレイチェルの絶叫を聞き、思わず足を止め、この絶叫が聞こえてきた方向にガバッ!と顔を向ける・・・・。
マリア「こっちぃ~!?」
こう言いながら、マリアは、レイチェルのこの絶叫が聞こえてきた方向へ駆け出し、その現場に到着する。すると、そこは、嫌がるレイチェルの体を両手で掴んで、抱き抱えようとしている下級悪魔の姿をしたイスタル氏という光景だった。
イスタル「!・・・・おやっ?・・・もう一人かわいこちゃんが・・・・♪」
このセリフに、マリアは悪寒が走りながらも、舌打ちをし、右手を指鉄砲の形にして、イスタル氏の方に向ける・・・・。
マリア「血の弾丸よ!!」
この呪文により、急速に爪から血が出て、指先に、その血が集まり、弾丸上の形を象り、イスタル氏の肩に向けて放たれる・・・・。
イスタル「!!ぐっ!!!!」
その血の弾丸は、見事にイスタル氏の肩に命中し、負傷する・・・・。
イスタル「・・・・くそっ!!・・・・」
マリアの思わぬ反撃により、イスタルは悪魔の魔法により、レイチェルを残し、瞬間移動する・・・・。
マリア「!あっ!!逃げられた!くっそぉ~!!」
この後、マリアは、レイチェルの方に駆け寄る・・・・。
マリア「大丈夫!!?」
レイチェル「!!・・・・ええっ・・・私は・・・それより・・・姉ちゃんが・・・・」
こう言いながらも、レイチェルは両手で、自分の肩を抱きかかえ、恐怖と悪寒で、肩をブルブル震わせていた・・・・。
マリア「・・・・大丈夫・・・後は私に任せて・・・・」
こう言われて、レイチェルは藁にも縋りたい気持ちで、コクン!コクン!と二回頷いた。肩はブルブル震わせたままだ・・・・。
マリア「・・・・大丈夫・・・大丈夫だから・・・・」
こう言いながら、マリアは、レイチェルを落ち着かせていた・・・・。
ここは、イスタル氏の別荘内のとある部屋・・・・、ここに、瞬間移動で逃げた下級悪魔姿のイスタル氏がいた。周囲には牢屋があり、その中には大勢の全裸の若い女性でいっぱいであった。その中には、レイチェルの姉のスカーレットの姿も・・・・。
イスタル「・・・・くそっ!!あの女!・・・だがいい女だったなぁ~♪ほんと上玉だぜぇ~♪♪」
こう言いながら、マリアの血の弾丸の攻撃魔法によってできた傷跡に手を当て、回復魔法で、傷口を治していく、時間はかかるが・・・・。
イスタル「ああっ!!!!あんないい女を犯せると思うと!!あそこも立ちっぱ!!興奮が抑えられねぇ~ぜ!!!!」
こんなセリフを吐いた後、イスタル氏は、大声で下品にゲラゲラ笑っていた・・・・。
あの後、マリアは、このイスタル氏の別荘の正面入り口に、堂々と立っていた・・・・。
マリア「・・・・まっ・・・私の存在はバレてんだ・・・隠れて潜入する意味はないわね・・・・♪♪」
こう言いながら、右手を、この別荘の正面入り口に翳す・・・・。
マリア「鎌鼬よ」
ザシュ!ザシュ!ザシュ!ザシュ!
この呪文を唱えると、マリアの右手から無数の空気の刃が発生し、門ごと正面入り口を切り刻む・・・・。