劇団誠〈せい〉第五回公演 葉桜
本記事では見どころなどをご案内します。
台本について、
岸田國士作の短編で、母娘の普遍的な関係性を描いた二人芝居。
馬場さんに進められて数年、何度か読んで、とりあえずやってみようとなったのだけで、
一読するとわからなかった面白ポイントがどんどん出てくる名作でした。
青空文庫などでもありますので、目を通したうえで上演を見るのもいいと思います。
ちなみに、上演時間は長めにみて45分めど、戯曲をさっと読むだけでしたら早い人であれば20分かからないでしょう。
会場について、
松風園、劇団で何度かお借りしていたことはあるのですが、今回は初めて広間を使います。
コロナということもあり密室での表現活動はしたくなかったので借りたのですが、
松風園広間は、京都の数寄屋大工・笛吹嘉一郎によって1952年に建てられたもので重要な文化財です。
文化財のほうをつかうこと、半屋外での公演は今回初めてなのでどうなるか楽しみです。
演出について
昨年の冬、映画の現場で知り合った永浦くんにお願いしてみました。
20代前半の若いパワーと、世界観やこだわりをもったおもしろBOYです。
彼に声をかけたのは、人の芝居の良いところを見て言語化できるところ。
一緒に創作するメンバーの長所をみつけるのがうまいところだと思います。
若い演出家を失望させないように井口も頑張ります!!って感じです!
ZOOM配信について
正直うまくいくかはわかりません。ただ、これから5Gだの配信だのが発展すると地域と中央・世界との距離が縮まると思います。地方演劇の今後のためなんていうのは、傲慢ですが、少なくとも自分が世界に遅れなための挑戦だと思ってます。
時間の許す限り、できる限りのやりたいことはやってみたいと思います。
音楽について
今回も作曲・演奏は森洋一ですが、演出が違います。
いつもの劇伴の趣向や作曲の注文などもこれまでとは変わります。
いつもの公演とは違った森洋一の演奏が見せられるのではないかと思います。
今回は短編でもあるので一つの主題にたいしての変奏曲の予定です。
楽しみにしていてください。
女優・馬場千裕について
馬場さんの役の入り込みっぷりは共演していて、稽古をしていてとても楽しい。
娘役の甘ったるくてぬかるんだ沼のような、なんというかそういう世界観に引き込まれていく。
彼女と役を使ったエチュードはとても楽しい。
わがままと、甘えと、自立心、虚実がない混じってぐずぐずにのスープのようになった、彼女をみせびらかしたい。
というか、客席からどう見えたのか、いろんな人に聞いてみたい。
俳優・井口誠司について
母親役に付いて、母娘の関係についてどう入っていいのか、悩みました。
母の愛とは何か、母が娘に期待するものとはなにか、無償の愛とその権利についてとか、
自分以外の人物の人生を自分のものとして扱うこととか、別れのさびしさとか、
自分が、役をとして表現したい自意識とか、表現すること自体だとか、演じることとは何かとか、
いろいろと考えたものが、客席・観客それぞれの目にどう映るのか、
最終的には楽しんで観てもらえればいいのだけど、そんなことを考えてます。
ブヒブヒいってた二十歳の時はこんなこと、考えてなかったなぁ。。
本記事では見どころなどをご案内します。
台本について、
岸田國士作の短編で、母娘の普遍的な関係性を描いた二人芝居。
馬場さんに進められて数年、何度か読んで、とりあえずやってみようとなったのだけで、
一読するとわからなかった面白ポイントがどんどん出てくる名作でした。
青空文庫などでもありますので、目を通したうえで上演を見るのもいいと思います。
ちなみに、上演時間は長めにみて45分めど、戯曲をさっと読むだけでしたら早い人であれば20分かからないでしょう。
会場について、
松風園、劇団で何度かお借りしていたことはあるのですが、今回は初めて広間を使います。
コロナということもあり密室での表現活動はしたくなかったので借りたのですが、
松風園広間は、京都の数寄屋大工・笛吹嘉一郎によって1952年に建てられたもので重要な文化財です。
文化財のほうをつかうこと、半屋外での公演は今回初めてなのでどうなるか楽しみです。
演出について
昨年の冬、映画の現場で知り合った永浦くんにお願いしてみました。
20代前半の若いパワーと、世界観やこだわりをもったおもしろBOYです。
彼に声をかけたのは、人の芝居の良いところを見て言語化できるところ。
一緒に創作するメンバーの長所をみつけるのがうまいところだと思います。
若い演出家を失望させないように井口も頑張ります!!って感じです!
ZOOM配信について
正直うまくいくかはわかりません。ただ、これから5Gだの配信だのが発展すると地域と中央・世界との距離が縮まると思います。地方演劇の今後のためなんていうのは、傲慢ですが、少なくとも自分が世界に遅れなための挑戦だと思ってます。
時間の許す限り、できる限りのやりたいことはやってみたいと思います。
音楽について
今回も作曲・演奏は森洋一ですが、演出が違います。
いつもの劇伴の趣向や作曲の注文などもこれまでとは変わります。
いつもの公演とは違った森洋一の演奏が見せられるのではないかと思います。
今回は短編でもあるので一つの主題にたいしての変奏曲の予定です。
楽しみにしていてください。
女優・馬場千裕について
馬場さんの役の入り込みっぷりは共演していて、稽古をしていてとても楽しい。
娘役の甘ったるくてぬかるんだ沼のような、なんというかそういう世界観に引き込まれていく。
彼女と役を使ったエチュードはとても楽しい。
わがままと、甘えと、自立心、虚実がない混じってぐずぐずにのスープのようになった、彼女をみせびらかしたい。
というか、客席からどう見えたのか、いろんな人に聞いてみたい。
俳優・井口誠司について
母親役に付いて、母娘の関係についてどう入っていいのか、悩みました。
母の愛とは何か、母が娘に期待するものとはなにか、無償の愛とその権利についてとか、
自分以外の人物の人生を自分のものとして扱うこととか、別れのさびしさとか、
自分が、役をとして表現したい自意識とか、表現すること自体だとか、演じることとは何かとか、
いろいろと考えたものが、客席・観客それぞれの目にどう映るのか、
最終的には楽しんで観てもらえればいいのだけど、そんなことを考えてます。
ブヒブヒいってた二十歳の時はこんなこと、考えてなかったなぁ。。