劇団誠〈せい〉と仲間たちの冒険

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アヴァンギャルドコンサート 始末記

2019年09月04日 13時30分02秒 | 劇団誠の冒険・あゆみ
3月の上演差止から始まった本企画ではありましたが無事終演を迎えることができました。
シアターおくんち 4回公演
総集客 75名

各作品の所感として


SM She is Man



井口出演の際は井口以外に演出を立てて上演する。
前回、前々回と反省事項だった本件をようやく達成することができました。
井口の1人語りで始まる本作、いつもなら勢いで押してしまうようなところを、
丁寧に演出をつけてもらいました。

今後も井口出演の際は極力、演出を別に立てて企画を作っていきたいと考えました。

鍋山の個性をうまく生かした作品であり、わらことのシーンもとても楽しく演じることができました。
自劇団の公演で初めて他人に演出を委ねた本作。とても楽しかった。


孤独の彼方


森の大学の卒業製作を再編成。
難解な音楽に挑戦してくれたメンバーに脱帽です。
シアターおくんちでのプロジェクターを使った演出の実験としては成功ですが
テクニカルについては今後も色々考えたいです。

プロジェクターを照明がわりとする、アプリをもう少し探すことができれば
もっと広がるのではないかと思います。
まだまだ研究の余地があります。


吊られ笑い



前回公演差し止めになった問題作。
10ヶ月、馬場ちゃんや加納くんに関しては一年以上、劇団員以上に頼りにしたのですが、
稽古中も作品や諸々色々言意見が出る出る。
作品について、ここまでディスカッションができた公演も初めてだっったと思いました。

今まで井口はこの本をこう言う演出でやりたい、と言うところからスタートしていたのですが、
今回は、きた本をいかに料理していくかというテーマでやってきました。

これは僕にとって、中々難しいものでありました。
出演者の面々には多大に迷惑をかけたと思います。

しかし、10ヶ月練り上げて試行錯誤、艱難辛苦を超えてきてただけあり
楽しんでいただける作品に仕上がったのではないかと思います。


総じて
本公演の僕の目標は、
3月に上演できなかった吊られ笑いを、より良い形で上演することでした。
これは達成できたのではないかと思います。

長期間にわたり、僕や森と付き合ってくれたメンバーには感謝の言葉もありません。
また、来場いただいた皆様、ご協力いただいたありがとうございました。

今後もよりよい創作ができるよう努めます。