忘憂之物

男はいかに丸くとも、角を持たねばならぬ
             渋沢栄一

有本香の以読制毒ネットで大騒ぎ「Colabo問題」めぐる税金の不適切な使われ方国は〝弱者…

2023年01月06日 | 忘憂之物






警視庁の組織犯罪捜査第5課が沢尻エリカを緊急逮捕したのは2019年だった。容疑は麻薬取締法違反。合成麻薬のMDMAを含む粉末のカプセルを持っていた。尿の簡易検査は「陰性」だったが所持は現行犯だ。捜査員からのなんだこれは?に「別に」で済むはずもなく、すぐに逮捕、起訴された。

即日結審で懲役1年6か月、執行猶予3年だったが、そういえば「のりピー」も尿検査は「陰性」だった。こちらは覚醒剤だったが、メタンフェタミンの体内残留期間は3~6日と言われる。「点滴」をしたかどうかは不明だが、それでも大量に水を飲んでサウナに入ったりすれば「抜く」ことも期待できる。それで「のりピー」も小便はクリアしたが、毛髪から反応が出てお縄になった。ならば常習の疑いも濃厚になる。合わせてガラスパイプから唾液とシャブも検出された。つまり「くろまピー」(真っ黒の意・のりピー語辞典)で問答無用だった。たぶん、世の中を舐めていた。

不登校や家出した子供らの自立支援事業をするNPO法人『ホザナ・ハウス』の代表、森康彦容疑者も簡易尿検査の際、警察官に「残念でしたー」とおちょくったらしいが、結果は「陽性」だった。読んだ記事では「言葉を失っていたという」と書いてあって笑ったが、本当に残念で気の毒なのは「私たちは買われた展」などを共同で開催した一般社団法人『Colabo』の代表、みんな大好き仁藤夢乃さんだ。仁藤さんは森容疑者の主催で講演もしている。

ちなみに、この仁藤夢乃さんはユーチューブで「シリーズ・キモイおじさん」を配信しているとかで大人気だ。年末には地上波で「10時間スペシャル、キモイおじさんベスト100」とかやらないかと期待を膨らませたものだ。私もあの「ハイサイおじさん」のテーマにて、腕を交差させてぐるぐる回しながら腰を振り「キモイおじさんキモイおじさん」と歌って踊りたいものだが、この「Colabo」という名称には聞き覚えがあると思い、このブログを調べてみると、ちゃんと書いていた。

自民党議員らが「Colabo」の視察に行った際、馳浩議員(当時)が10代女性の腰に「タッチ」したとかで謝罪させていたとのことだ。馳浩は「バスから資材を降ろして設営するのに通路が狭く、後ろを通る際に、ちょっとどいて、と触ったかどうか・・意識はしていなかった」と言いながら「しかしながら、それが事実ならば大変申し訳ない事であり、心より深くお詫び申し上げます」と平謝りするほかなかった。

そんなところに視察に行くからだが、抗議文には「安い女として下に見られているように感じ、このような人が国会議員であることにも怒りを感じています」としっかり書かれている。実にごもっともだが、この「被害者の女性」はさぞかし、今回の森容疑者の逮捕を受けてショックなことだろうと思う。今回は「腰にタッチ」どころではなく、還暦過ぎたヤクザ牧師からキメセクである。「下に見られているようで」どころではない。

それに危なかった。仁藤夢乃さんはツイッターにて「神戸周辺の女の子たちの近くに頼れるところがないかなと思っていたときに教えてもらい、お会いしたいと思っていた森牧師の記事」とか2017年、一所懸命な危なっかしい日本語で森容疑者を紹介している。なぜだか現在は削除しているようだが、また、この同じ年には「毎日新聞」も森容疑者を絶賛する記事「人生やり直せる 神戸で牧師に」があった。もちろん、2018年には「朝日新聞も「元組員の牧師 少年受け入れ施設 ただいま言える家を」で森容疑者とNPO法人「ホザナ・ハウス」を持ち上げている。この天下の全国紙が揃って太鼓判だった。何らかの問題を抱えた少年少女を迷わず放り込める安心安全、任侠道に基づく愛のある施設だったことだろう。

仁藤夢乃さんによると、施設内に注射器が転がるような「シリーズ・アブナイおじさん」のところに幼気な少年少女は「紹介していない」とのことで安心だが、こんな「生娘をシャブ漬け」するようなフェミニストの天敵、まるで「悪い牛丼屋」みたいな組織は吊るし上げてもらいたい。仁藤さんは旧日本軍に対しても「たくさんの女性たちが小さな部屋に囲われ、毎日何十人もの兵士から性暴力を振るわれたこと。性病が蔓延しないために女性たちは検査され、性病にかかっていたり、慰安所から逃げようとすると殺されたり、「野犬に食べさせるぞ」と脅されたりした」と断罪する左に巻いた正義の味方である。まさにシャブ中牧師のキメセク被害に嘆く女性がそこにいるわけだ。しかも、ご自身の「Colabo」を支援する側に紛れ込んでいたのである。これを叩かずしてフェミニストもメタンフェタミンもない。

しかしながら、仁藤氏もそれどころではなくなってきた。枕詞に「共産党と深いつながりがある」と書かれていた「Colabo」だが、いま、赤旗は記事を削除し始めているとのことだし、お仲間だったマスコミもこの件を報じ始めている。アカい仲間が距離を取り、尻尾か手足か知らないが切って捨てようとしている。たぶん、そこを抉られると具合が悪いからだ。

スケベ心丸出しの自民党議員のコソ泥より、こちらのほうが根が深く悪質であり、巨額な被害が出ている可能性がある。「政治と金」も面倒臭いが、本当になんとかせねばならなかったのは、今も昔も「左翼と金」だということだ。

年明け早々の4日に、東京都の監査委員会が出した結論は「本件精算には不当な点が認められ、本件請求には理由がある」だった。要するに不正な会計を疑った住民監査請求は「再調査する必要がある」だ。つまり、不適切で疑わしいいのはその通り、ということだ。また、事の本質は杜撰な資金管理だけではなく、要するに「その金は何に使っていたのか」と詰められることが必要になる。公金だから当然だ、はともかく、その「使い道」について、より深刻な事実が浮かび上がってきそうだ。

税金ちょろまかして懐に入れていた、で済まないわけだ。日本の金を使って日本を腐す、日本人の金で日本人に被害を与える、という邪悪な使い道が明らかにされることを望むが、この件は、いわゆる「アリの一穴」になる可能性がある。「千丈の堤も螻蟻の穴を以て潰ゆ」。韓非だ。



戦後、日本が負けたのをいいことに、好き放題に極左活動してきて作り上げた「千丈の堤」も崩壊寸前だ。左巻きは負け始めている。

そもそも眉を顰めていただけの多くの日本人は気付いていたし、いまもどんどん気付いて共有し始めている。そしてそれは予想以上に増えていった。いわゆる「ネトウヨ」でもなんでもいいが、すなわち、日本が好きな日本人は憤りを伴った危機感を共有し始めている。細かな論点はともかく、20年前からしても、明らかに空気が違う。広がる速度が違う。意識が違う。いまの野党勢力の弱体化、野党第一党の幹部らがポンコツばかりなのも偶然ではない。

テレビメディアが衰退の一途を辿るのもネットの所為だけではない。朝日新聞がリストラするのも、社民党が消えてなくなるのも安倍政権だけの所為でもない。要すれば単純に「左に巻いたのは嫌われる」だけのことだ。たぶん、これを世論という。

左に巻いただけが取り柄の不気味な連中はもう、幼稚なポリコレを書いたプラカード持って、摺り足で出たり下がったりする不気味なパフォーマンスでおちょくる余裕はもうない。2023年は激動の年になると言われるが、決して悪い年ではないかもしれない。

少し過ぎたが、まあ、まだ新年だ。

あけましておめでとうございます。今年もゆるくよろしく。




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