忘憂之物

男はいかに丸くとも、角を持たねばならぬ
             渋沢栄一

中国大使の「日本の民衆が火の中に」発言に鳩山元首相「基本的に同意する」

2024年05月22日 | 随感随筆



武漢市が完全閉鎖されたのは2020年1月23日。閉鎖される前、武漢市民500万人が市外にいたこともわかっているが、アメリカをはじめ北朝鮮、フィリピン、シンガポール、インドネシア、ベトナム、台湾などは「14日以内に中国に渡航歴のある者は入国禁止」の措置をとった。日本は遅れに遅れた2月1日に「過去14日以内に湖北省へ渡航した者は入国禁止」とした。韓国は2月4日だった。遅れた上に武漢市のある「湖北省」限定。なんのことはない。日本も韓国も習近平の訪問の予定があった。

よくわからん危険な病気が流行って、それがどうやら武漢市が発生源かもね、と知れている状態でも国民の命と習近平の機嫌を天秤にかけ、遠慮してビビりながら取った措置だったが、アメリカなどと同じく、速攻で入国禁止にした国の中にイスラエルがあった。

駐イスラエル大使代理の載玉光が「ホロコーストでユダヤ人を救ったのは中国なのに、こんな冷たい仕打ちをするとは」と記者会見で文句を言った。返す刀でイスラエルが「ユダヤ人を救ってくれたのは日本だ。上海は日本が管理していたじゃないか。歴史を捏造するんじゃない」と言い返すと戦狼外交もヘチマもなく沈黙した。載玉光のSNSからも「ユダヤ人を救ったのは中国なのに」が消えた。強く出て相手の反論が弱いと付け込む。毅然と強く反論されたら、照れ臭そうに後頭部に手を当ててなかったことにする。

今も昔も変わらぬ、実に漢民族らしい、ほのぼのとした出来事だったが、この中国人に対する取扱いが未だによくわかっていないのか、そもそも中国人なのかもしれないが、今月の20日、都内で開催されたらしい中国大使主催の座談会にて、鳩山由紀夫は「メディアが日本政府に忖度する関係の中で、国民にも中国脅威論、台湾有事との言葉が大変浸透してしまっている」とか提灯を振っていた。ルーピーの座をメガネから守りたいという競争心か、わけのわからん発言では面目躍如、やはり、メガネはまだまだなのか、と残念に思った。

もうひとり、日本の参院議員のフクシマなんとか、というのも「日本の軍拡路線を変え、まさに戦争の準備ではなく平和の構築に切り替えることができるよう、力を合わせていきたい」などと述べたそうだ。また、朝日新聞はちゃんと「鳩山、福島両氏は中国が東・南シナ海で威圧的な行動を続けている問題については言及しなかった」と褒めてもいたが、その座談会の席上、中国の呉江浩駐日大使は「日本という国が中国分裂を企てる戦車に縛られてしまえば、日本の民衆が火の中に連れ込まれることになる」と述べている。

「平和の構築ができるよう、力を合わせていきたい」への返答が「日本人を火の中に連れ込むぞ」である。鳩山は「日本は台湾が中国の不可分の一部であることを尊重しなければならない」と賛意を示した、とのことだが、もう、これらゴミクズみたいな反日分子を放置するのはストレス的に限界ではないかと思う。ましてや元総理、フクシマなんとかに至っては未だ、日本人の血税で碌を食んでいるという。言論の自由も結構だが、もはや異常だ。

この中国人の駐日大使は処理水放出を受けて、日本の公共施設や飲食店などで中国から嫌がらせの電話などが相次いだことにより、岡野正敬外務事務次官がなんとかしろ、と言いに行った際に表明したのは「駐日大使館・領事館に日本国内から大量の迷惑電話がかかって、正常な運営が著しく妨げられている。日本側に法に基づいて処分し、中国大使館・領事館、在日機関、企業、公民および中国人観光客の身の安全を確実に保障するよう促したい」だった。まさに盗人猛々しいの実写版だが、こんなの政府として厳重抗議はもちろん、即座に駐中国大使を帰国させ大使館を閉鎖、直ちに中国大使を国外退去させる、でよろしい。

ましてや、今回はチンピラのイチャモンではなく、ヤクザの恫喝レベルである。お前の国の国民を火の中に放り込むぞ、と脅迫しているのである。これで岸田が大使を呼びつけ、メガネを外して「もう一度、オレの目を見て言ってみろ」とでもすれば、支持率も大幅に回復して総選挙は大勝するのかもしれないが、その場にいたルーピーと変わらぬ腰砕けは、飼い主が中国かアメリカ民主党かの違いだけであるから期待もしない。

元総理のルーピーは駐中国大使の呉江浩が日本国民を火の中に放り込む、と脅しても「基本的に同意する」だ。つまり「友愛」を理解せぬ日本人など中国共産党の核ミサイルの火に焼かれてしまえばいい、ということに賛同している。ルーピーメガネは日本が外国人を不当に差別しているとして「偏見によって放火などの犯罪被害にあう事案が発生している」と「共生社会と人権」という左臭いシンポジウムで挨拶した。ご丁寧に英訳されて今も世界に発信されている。認知症の操り老人が「日本人は外国人嫌いだ」とか馬鹿にしても言い返すこともできない。だって現職総理が認めている。

売国反日の敵性国家に媚びへつらう政治家にうんざりしていると、巷ではメガネ解散が成った暁に「立憲共産党政権」などという薄ら寒い文言も見かける。次は悪夢で済まないが、睡眠時随伴症の一種である、いわゆる「悪夢障害」の治療には薬物療法やカウンセリングも用いられるが、効果的なのは「ストレスの軽減」である。国会から小西や逢坂、蓮舫や辻元がいなくなっていくことを想像すればわかりやすい。メガネを捨てて高市早苗に替えてみるとか、ストレス軽減すると思しき変化を取り入れるべきだ。

悪夢はなかなか覚めないから悪夢でもある。覚めたと思ったら覚めていなかったのが悪夢である。つい気を許していると、また見てしまうのも悪夢である。日本は悪夢の見過ぎでなにかと、心身ともに弱っている。いい加減、本当に目覚めないと、取り返しのつかない深刻なダメージを負う。さっさと日の光を浴びるとか、シャワーをするとかして、しっかり覚醒したい。もう時間もあまりない。




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