忘憂之物

男はいかに丸くとも、角を持たねばならぬ
             渋沢栄一

自衛官の靖国制服参拝、問題なし防衛省局長「通達に反せず」

2024年03月09日 | 随感随筆



佐々木朗希もいた2019年の「第29回 WBSC U-18ベースボールワールドカップ」で日本は5位だった。オーストラリアかどこかに負けたとき、主将の子は「日の丸を背負っているのに」と悔し涙だったが、背負っていたのは「試合中」だけだった。

当時、日本高野連の竹中事務局長は「韓国の皆さんの感情も考えて行動しないといけない。日の丸が目立つような服装はやめようということです」として、日本代表の選手らに日の丸を外し、JAPANのロゴもついていないポロシャツを着せて韓国に連れて行った。

日本国内でも少し話題になり右からは普通に「国賊」。そんなことするくらいなら行くな、とか叩かれ、左から、というか「羽鳥慎一・モーニングショー」の高木美保なんかは「積極的な友好の態度です」とか褒めていた。朝鮮人の報道官の如き、とても偉そうな斜め上から目線。さすがだった。

右にも左に振れていない人らは「ともあれ事件事故がなくてよかった」だった。冗談ではなく、日の丸つけた若者が何十人も韓国の空港に現れたらナニされるかわからない。反日教育が浸透している国である。日本球界の宝。選手らの安全を優先させるのは仕方がないことでもあった。

比して、2023年は普通に台湾で開催されて日本が悲願の初優勝という結果だったが、それ以前に詰まらぬ心配もなく、実に晴れ晴れとしたスポーツ大会、観戦していても勝った負けた、だけでもなく、台湾のチアリーダーが可愛いとか、とても良い大会だった。モーニングショー高木からすれば、日の丸つけて台北空港をうろうろする日本人の若者は「積極的な友好の態度」ではなかったかもしれないが、それに文句を言う台湾人もいなかった。

最近やったパリ五輪の「女子サッカー予選」。羽田に降りた北朝鮮チームを出迎えていたのは北朝鮮の旗だった。在日の朝鮮人が100名ほど、手に手に旗をもって集ったとか。もちろん、スポーツ大会なんだから文句はない。誰も邪魔もしないのにいつまでも統一もせず、同じ半島の同じ民族が「2チーム」に分かれて出てくるなんてずるい、とかも思わない。ただ、他所の国の国民を多数拉致し、近海に向けて連日のようにミサイルを発射し、他国内に工作員養成所のような施設を立てて運営し、且つ、金まで出せとごねながら、照れるわけでもなく堂々と旗振って喜べる図太い神経に驚く。

そう言えば最近、卓球もあった。女子の大会だ。よく知らんが日本が中国に決勝で負けたとかでニュース番組のスポーツコーナーで見た。試合後のインタビューで日本の女子選手が「対中国はこれからも厳しい戦いになる」と言っていた。まだ若い子だ。

実に普通のインタビューだが、現在の日本の場合、これが経団連会長ならどうか、と案じてしまう。他にも日中友好議連の会長とか、宏池会や志師会の議員とか、パー券たくさん買ってくれる中国人大好きな首相とかならどうだろう。ましてや中国人スパイを秘書にしている売国奴なら「対中国」という言葉だけでも失禁するかもしれない。

日本人が中国朝鮮に行くなら「日本なるもの」を目立たないように隠さねばならない。相手の気持ちを尊重して、国家間の問題に配慮して、国旗だけではなく「日本」を意味するロゴなんかも見れば気分が悪かろう、として外したほうが無難だということだ。さすがはひと昔前まで、日本の小中学校生を修学旅行で「ナヌムの家」などに連れ、哀れな「元従軍慰安婦」のオモニに土下座させていた国だ。

そういえば鳩山も南京大虐殺記念館で土下座していた。そろそろメガネもやりそうで怖い今日この頃だが、日本の首相が他国の軍人墓地、例えばアーリントン国立墓地などに参拝しても、どこの誰も文句は言わないが、日本の首相が日本国内の靖国神社に参拝すると、中国朝鮮だけではなく、日本国内のマスコミや野党らからボロクソに叩かれるのにも慣れてしまった。もちろん、よく考えるまでもなく異常だ。

立憲の小西は未だに亡命もせず、辞職もせず、自衛官が制服で靖国参拝したら「言語道断の暴挙」と旧ツイッターで長々と批判している。内容は読むに値しないからどうでもよろしいが、このポストでも自慢げに「自分が止めさせた」と触れているが、2022年にも陸上幕僚監部が、陸上自衛隊第15旅団の隊員による「黎明之塔」への「参拝」について情報共有していた、として騒いでるのがいた。小西姓に他意はないが、これも別の小西だった。

小西誠という人だが、この人は元自衛官で現役時代に「基地内で反戦ビラを撒いて」「治安出動訓練に反対」して、隊員なのに「訓練を拒否」して逮捕されたという不思議な人だが、この「黎明之塔、陸自参拝問題」の際には琉球新報にて「第15旅団による「参拝」は、トップの旅団長ら最高幹部が制服を着用している点からも公的な側面を帯びる」とか批判記事を載せていた。まあ、ここは日本だから表現の自由的に勝手にすればよろしい。

しかし、先ず、当たり前の話として、アーリントンにはライフル持った制服の軍人が敬礼するが、どこの誰も文句は言わないという事実も押さえておきたい。もちろん、いまは情報過多なほどいろんな媒体もあるし、ある程度の好奇心さえあれば、自分で調べて「常識」と比べることもできる。もう沖縄でも琉球新聞と沖縄タイムスしか読んでない、という人もずいぶん減ったと思う。地上波のテレビもゴールデンタイムに「ユーチューブの焼き直し」を流さねばならない時代だ。なんとなく見ている人はまだ多いが、だれも「見たい」とか「見ておかねば」と思って見ていない。朝日新聞や毎日新聞と同じだ。

経団連の十倉会長はメガネの支持率をして「なぜ上がらないのか不思議でならない」とか心配なことを言っているが、世間はこのおっさん、なぜ不思議に思うのか不思議だ、と不思議に思っている。こういうとき「いろいろと理由はありますが」と濁すが、たまにはシンプル、単純に考えればすっと腹に落ちることもある。要するに嫌っている、怒っている。そして呆れている。

内政もそうだが、例えば募集工のイチャモンで、日本企業に実害が出てもへらへらと握手する。自衛隊機にロックオンされてもにやにやしたままの姿に怒っている。日本人を拉致したまま返しもしない独裁者から「閣下」とか呼ばれてしまう。

第1回のWBC2次リーグで日本を破った韓国が、マウンドに太極旗を突き刺すという粗野な行為をして世界から顰蹙を買ったが、それをベンチで見ていたイチローがにやにやしていたらどうか。それでも第2回大会の決勝、韓国戦で試合を決める2点タイムリーは出たか。その裏を締めたダルビッシュの気迫溢れる闘志に日本人は唸ったのである。

大谷翔平は先のWBC決勝前、日本チームのベンチ裏で「今日だけは憧れるのをやめましょう」と言ってアメリカを倒して日本は優勝した。準決勝のメキシコ戦、2塁打を放ったあとの大谷の鼓舞する熱血に日本中が湧いた。おっさんも含めて男の子は感動して泣いた。村上の決勝打、みんな泣いたのである。そして、あの日も日の丸がはためいていた。

真剣勝負の場だ。五輪でもそうだが、日本代表選手は「日の丸を掲げたい」というモチベーションを前面に出す。優勝して「日本の国旗は止めてください」という日本人選手はいない。国際スポーツの場では往々にして「国の代表として恥ずかしくないように」とか「日本のために」と堂々と表明される。これを「健全」という。

そして言うまでもなく、最も「恥ずかしくないように」「国のために」を強く持ってもらわねばならない仕事の中に政治家がある。与党も野党もないはずだ。

安倍さんが倒れてから、もうすぐ2年が過ぎる。そろそろ「日本のために」真剣に戦ってくれるリーダーが出てこなければ危うい。海の向こうの大国も大きく割れて、いま、強烈なリーダーを復活させようとしている。日本にはまだ「どこに出しても恥ずかしくない」リーダー資質じゅうぶんな女傑がいる。自民党の保守派は足引っ張られて狼狽えてないで、関西弁の女傑の手を引っ張り上げてほしい。日本の連敗を止めてくれ。





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