神奈川県庁合唱団

横浜で活動している、神奈川県庁合唱団の練習報告、活動予定、団員募集。ミュージカルから合唱組曲まで幅広く

第36回サロンコンサート

2011-11-25 02:55:53 | 日記
第36回サロンコンサートも、団員みんなの頑張りと、ご来場いただいたお客様の暖かい応援のおかげで、無事終了することが出来ました。ありがとうございました。
今回は、団員も増え過去最高の出演者、そしてお客様も375人と、過去最高となりました。
第37回サロンコンサートも、この勢いで頑張っていきましょう!!

良寛相聞を歌うために8(最終回)

2011-11-20 02:04:32 | 曲解説
最終回は1曲目の「相聞Ⅰ」について。
この歌は、与坂の里(新潟県三島郡)の山田杜皐宅に泊まっていた時のものです。
この時書かれた歌は7首あり、直前に書いたものの中には貞心尼が良寛に連れて行ってくださいという意味の歌に対して、「あなたを誘って行くのなら行ってもよいのだが、他人が我々を見て変に思ったなら、どうしよう」という意味の歌を返してます。
良寛といえども、世間の目は気にしていたし、貞心尼にたいして気を使ってるのがわかります。
くどくなりますが、良寛が単に子供好きで人目も気にしない世捨て人ということではないのです。
山田家での楽しい時間も夜になり、良寛は一度帰ります。帰り際に、「この続きは、また明日にしましょう」という歌をおくります。
そして、次の日の早朝、良寛は訪れ、貞心尼は次の歌を贈ります。
「歌やよまむ手まりやつかむ野にや出む君がまにまになしてあそばむ」
この歌は、良寛の元歌があり、それを学習した成果です。また、4曲目で使われている夢のうたの「それがまにまに」をうまく取り込んでます。良寛にとっては自分の歌を高めて返され、感激したのではないでしょうか。
その、良寛からの返歌は
「歌やよまむ手まりやつかむ野にや出む心ひとつを定めかねつも」
ほとんど、オウム返しです。
もはや心は一つです。その一つの中で、どこまで自分を出せるかという、そのぎりぎりの表現が、この歌の面白さです。
曲の中でも、男声と女声が溶け合いつつも、お互いを主張する、そのギリギリの緊張感が牧歌的な抒情的な曲の中に密かに表現できたらと思います。
良寛については、まだ、書ききれない感じはありますが、この辺にしておきます。
今度の、火曜日のコンサート、良寛の深さを少しでも表現できればと思います。
最後の最後まで、磨いていきましょう。

11月15日(火)練習報告

2011-11-18 23:42:46 | 練習報告
SOP 6人 Alt 10人
TEN 3人 Bas 6人
集まりが良かったので、早めに声出しを行いました。
18時45分から、通し練習開始。
まずは良寛から。2箇所ほど、気になったところを止めましたが、
あとは通しました。ぶっつけかつ人が少ない割には、緊張感があって良い感じでした。
次に、ジャズミサ。この辺で大分人が揃いました。
各所、よく決まるようになって来てます。
そして、マイフェア、動きがスムーズになって来ました。
一通り通して、休憩。
カッピーのお子さんの出産祝いをしました。
休憩後、良寛のダメだし。
マロ先生から、譜面の持ち方、見方等のアドバイスがありました。
特に、イントロ、後奏のときの視線については、忘れがちなので、
楽譜の書いておくと良いです。
発音、発語、音色など細かいところを調整。
油断すると、口が横開きになり堅くなります。
また、同じことを繰り返していくときにフレーズの頭を常に新鮮な気持ちで入るように。
アカペラの部分は、かなり安定してきました。自分たちを信じてください。
最後に、ジャズミサ通し。
やはり、キリエなどの発音の時、口が横開きにならないようにと注意。
最後まで通しました。
マロ先生からは、今まで一番良かったと。
来週は、さらに良い演奏になるように最後まで頑張りましょう!

良寛相聞を歌うために7

2011-11-14 02:00:22 | 曲解説
県庁合唱団の演奏会もいよいよ来週の火曜日にせまりました。
いままで、練習の中で話したことを整理する意味もこめて書いてきましたが、それもあと少しです。
さて、手まり ですが、きれいなメロディ、きれいな詩というだけで歌ってしまってはいけないと思ってます。良寛は深い苦悩を背負って生きていました。また、この時代は大きな地震があったり、飢饉があったりかなり厳しい時代でした。また、この地方は貧しい地域で、子供が売られていくのが当たり前だったようです。良寛が遊んでいた子達も、次の日は売られていなくなってしまうかもしれないのです。病気、事故、飢餓などで死んでしまう子もたくさんいたことでしょう。冬の間山の中にこもっている間、子供たちがどうしているか心配だったでしょう。
「われもまじりて」というところがテンポが速くなりますが、冬が終わって一刻も早く子供たちの姿を見て、そこに加わりたいという、気持ちを表現できたらと思います。
良寛が美しい言葉にこだわったのは、自分の思うようにならない実世界の厳しい現実を踏まえたうえで、歌の世界は自分の理想の美しい世界を実現したかったのかとも思います。
くどくなりますが、表面上のきれいさだけが良寛ではないということです。

11月8日練習報告

2011-11-10 20:16:15 | 練習報告
出席者
SOP 6人 Alt 10人
TEN 3人 Bas 6人
前半はマイフェアレディの練習でした。
GPも終え、動きも段々スムーズになってきてます。
徐々に、要求も高くなってきますので頑張っていきましょう!!
細かい、位置は当日合わせになりますので、まずは雰囲気をつかんで下さい。
まだ、歌詞が落ちるところがありますので、最後まであきらめずに行きましょう!!
後半はジャズミサです。
最終調整に入ってきます。
先生もノリノリです。先生のリズム感を少しでも吸収しましょう。
曲の切替わりのときの反応を早く。
常に先を考えましょう!!
来週は、全曲通しです。細かい練習は、あまり出来ませんので
各自、復習をしておいてください。
良寛については、いくつか注意点がありますので、またメールします。
by 練責