はちの家造りドタバタ奮闘記(・ω・)

私のちょっとした日常や住宅にかかわるニュースなどをつらつらと…

表札

2016-06-06 08:50:02 | 日記
みなさんこんにちは。

先日お客様とアメリカの雇用統計がうんたらかんたらで利上げがうんたらかんたらでドル安円高でうんたらかんたら…なんて話をしました。

共通認識が「損して困っちゃう」だったのですが、ちょっと待てよ

ドル建てベースで考えると儲かっているじゃないか。

老後はアメリカに移住すれば無問題

どうも、英語が話せないはちです

白米食べて生きていきますよ

さて、今回は表札のお話です。

今でこそどこの家でも当たり前に見るようになった表札ですが、実は家の外に表札が出ている風景というのは、それほど昔からのことではなかったのです。

というのも、日本の庶民が公式に苗字を名乗るようになったのは、法律によって義務化された明治以降でした。

それまでは表札は一部の身分階級の習慣であり、文化的に必要のないものだったのです。

日本の表札の歴史は、近代化の歴史と密接に関係しています。

表札のルーツについて少しさかのぼってみましょう。

そもそも、表札の文化が生まれたのは江戸時代、士農工商制度が整ってからのことでした。

しかし、それ以前から看板という形で商家が屋号や商標などを掲示する習慣がありました。

起源は833年に発令された令義解によって、市で商標を出すよう義務付けられたことに始まると言われています。

これが後に安土桃山時代から江戸時代にかけて様々な意匠を持つ看板として定着し、「家に名前を掲示する」という文化として表札が生まれる下敷になったと言われています。

これには未だ諸説ありますが、少なくとも表札という文化習慣が確立される前から、日本には店舗家屋に掲示を行う習慣があったということだけは確かです。

ところで、日本では今やこんなに当たり前になった表札ですが、世界ではどうなのでしょうか。

実は、この表札という習慣は日本独自のものなのです。

例えばアメリカやイギリスでは、通りの名前と番地が書かれているパネルが掲げられています。

ストリートとアヴェニュー、縦横の通りに名前があるため、それと番地の組み合わせでそれぞれの家がどこにあるのか分かるという仕組みです。

名前を記した表札に相当するものも稀にありますが、ほとんどの家で使用されることはありません。

そして日本人の移住先にも人気のオーストラリアですが、こちらにもほとんどありません。


なぜ表札のことを書いたかというと最近表札のないお宅を多く目にし、苦労することがおおくなったからです。

外国のように表札がないというスタイルがスタンダードになっていくのかもしれませんね。


コメント
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