Fare la siesta

ファーレ・ラ・シエスタ~イタリア語で〝昼寝する〟
午後のひととき☆ゆったりと過ごしたいですね

palloncino

2007-10-28 | わが街・となり街
パッロンチーノ
「風船」

森戸大明神で行なわれたビッグハヤマ・マーケット
昨日の嵐が去って、朝から日本晴れ



1時半頃着いて、人ごみの中、本部を探す
無事、tetsuさん、たくさんと合流して飲んでいると
まきさん、ルンルンさん、のろちゃん、カスミさんがやってきた

イベントは3時で終わり
だけど、さぁお開きという訳にはいかない



裕次郎灯台を眺めながら、ビール、ワイン、日本酒を飲む



楽しそうに、子どもたちが遊んでいる
いい天気で本当に気持ちがいい・・・

海で遊んでいたcobuさんもやってきた



ルンルンさんがもってきてくれたアメ
日差しにキラキラ、色とりどりの風船のよう
頬張る姿はみんな、子どもみたい



さっきまで子どもたちが遊んでいた笹を
大きなこどもが持って踊り始めた
確か、たくパンダと呼ばれてたな・・・

あっという間に日は落ちて
ほろ酔い気分で家路についた

byがん


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cultura

2007-10-27 | わが街・となり街
クルトゥーラ
「文化」

逗子開成学園の横を通ると、なんだか賑やか・・・
生徒の皆さんが今日と明日の2日間行なわれる
「開成祭」の最終準備に追われています



演劇、ダンス、お笑い、吹奏楽、和太鼓、合唱などの
パフォーマンスやバレーボールやバスケットの試合など
多くのプログラムが予定されています

生徒会では、5月から準備をはじめてきたそうです
今日はあいにくの雨ですが、盛況になるといいですね

そういえば、私の高校生活3年間は「文化祭」一色でした
何かというと借り出され、授業が始まる前も、授業中も
休み時間も放課後も、文化祭のことで頭がいっぱい
そんな毎日を送っていました
もう、かなり昔の事になりますが
記憶をたどると、今でも鮮明に思い出のシーンが蘇ります

大人になって社会に出てしまうと
ふだんの生活の中で、こういった経験はできないと思っていました

そんな私が、イベントに参加するだけじゃなく
イベントの裏側で、携わることになるなんて
まったく予想外のことでした

きっかけは、5月に開催された逗子コミュニティパーク
ただお客さんとして参加しただけでしたが
ここでの出会いが今に繋がっています

現在、開催されている湘南邸園文化祭2007では
逗子会場で行なわれる3つのイベントに
スタッフとして参加しています

先日の「逗子の邸園を訪ねる」というイベントでは
郷土資料館の見学や、逗子市が整備を進めている
旧脇村邸の庭を使ってのトークイベントが行なわれました


普段は中に入ることができない、旧脇村邸
昭和初期の建物ですが、暖炉もあってとてもモダンです



今日は、新宿の田越川のほとりに建つ、長島孝一さんのお宅で
薩摩琵琶の演奏による平家物語を聴くイベント
題して「文化財住宅で聴く平家物語」があります
登録有形文化財に指定された築100年以上のお宅です
建築家の長島さんが普段生活されている住居での演奏会
どんなイベントになるかちょっと楽しみです
(おかげさまで、満員御礼です)

また、11月11日には「逗子邸園景観めぐり」が行なわれます
逗子景観賞の対象となった邸園と景観地点を結んだ経路を
逗子景観賞選考委員長・建築家の松本寛さんの解説で散策します
普段何気なく歩いている道も、視点を変えながら歩くと
新たな発見があるかもしれません



イベント自体も面白いのですが
そこに携わる人との出会いもまた面白いものです
世代や職業の異なった地元の方との交流
私にとっては、逗子についての歴史や文化を学ぶ場でもあります

文化ってなんだろう?
文化的な生活ってどういうものなんだろうと
時どき思うことがあります

それが最近、少し分かってきました
『この街に暮らしている』
そのこと自体が文化的な生活なんだ、と



駅の掲示板には「逗子市文化祭」の文字
様々なジャンルのイベントの告知が貼られています
たまには、こういう市民によるイベントに参加するのも
いいかもしれません

より素敵な街、文化の薫る街でありつづけるために
これからも、できることから参加し続けたいと思っています

探してみると、もっとたくさんのイベントがあるはずです
どうです? 身近な文化にふれてみませんか

*開成祭は一般の方でも参加できます
*逗子コミュニティーパークは、次回11月3日、4日開催
*11月11日のイベント「逗子邸園景観めぐり」は
まだ若干、定員に余裕があるそうです
お問合せは「逗子の文化をつなぎ、広め、深める会」まで

byがん


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unire

2007-10-18 | おでかけ(国内篇)
ウニーレ
「結ぶ」

10月11日、伊勢二日目
天気予報は晴れなのに、朝から雨がしとしと降っている

五十鈴川にかかる宇治橋を渡り、内宮へ
この橋も20年毎に架け替えられる



次に来る時は、もう新しい橋になっているのだろうか

 火除橋

 御手洗場

参拝の前に五十鈴川で身も心も清め
それからお参りするのがしきたりだ
紅白の鯉も現れ、何だか縁起がいい



傘をさすと止み、閉じるとまた降る…
お天気に遊ばれながら、奥へと進む



石段を昇ると、そこが皇大神宮
天照大御神がまつられているところだ

二拝、二拍手、一拝
慣れてしまえば、なんとも心地良い動作



ほんの一瞬風が吹き、心がざわっとした


西御敷地



別の社殿の新御敷地では6年後の遷宮に向け
ボランティアの方々が、敷地の整備をしている



繰り返される作業…



働く人の姿が心に刻まれる



毎日の絶え間ぬ努力、積み重ねが歴史を作り
文化は次代に受け継がれていく



雨がやんだ



神馬(皇室に仕えていた馬)には会えなかった
残念…



「遷宮で 結ぶ人の輪 心の輪」
スローガンだろうか
もらったパンフレットに記されていた

一人ひとりの力は小さくても
輪になれば大きな力になる

そんなことを改めて感じた、お伊勢参りの旅

(伊勢志摩の旅4)
つづく…

byがん


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cachi

2007-10-17 | おでかけ(国内篇)
カーキ
「柿」

お伊勢さんは百二十五社
内宮と外宮を正宮として、14の別宮、109を数える摂社、
末社、所管社と合わせて125社から成り立っている

今回の旅では内宮、外宮の他
神域と別の場所にある二つの「つきよみさん」へ参拝した


月夜見宮(外宮の別宮)


街の中とは思えないほど、静かだ

もうひとつのつきよみさんは、対照的に
森の中にひっそりと佇んでいる


月讀宮(内宮の別宮)


四つの社殿が印象的だった



道を歩くと、住居にまじり柿畑が点在している
このあたりの柿は蓮台寺柿(伊勢市指定天然記念物)といい
伊勢の秋を代表する果物だそうだ

おはらい町へ行く途中、みちひらきの神といわれている
猿田彦神社に立ち寄る





方位石は昔の神殿跡を印し、方角を刻んだ八角の石柱
八角は方位を意味し方位除の御神徳を仰ぐ当神社にちなんだもの
本殿の堅魚木・欄干をはじめ、佐瑠女神社神殿・大鳥居・手水舎の
柱などは、すべて八角となっている



夕方のおはらい町をちょっとぶらぶら
無期限営業停止となってしまった赤福本店で一休み



それからもう一軒、白鷹でお清めの一杯



家々の軒先で目につく注連飾り
伊勢では一年間かけたままで過ごす風習がある
「その昔、この地を訪れたスサノオノミコトに、貧しいながらも
慈悲深い蘇民将来が一夜の宿を貸した。ミコトは旅立つ時、今後は
門符を門口にかけておけば、子孫代々疫病から免れると言い残した」
という伝説があるからだ
蘇民の子孫である証拠として門符を掲げ、無病息災を願うように…
つまり、家内安全の祈りを込めた「厄除け」の門符だ



白鷹は伊勢神宮に御料酒を献上している唯一の酒蔵
店内に設けられたカウンターで気軽に日本酒が楽しめる



写真を撮る私を待てず、わんさんがすでににごり酒を飲んでいる
ずるいなぁ~と言ったら、めずらしく一杯ごちそうしてくれた
つまみは、二見浦の塩



調子にのって「もう一杯」と、わんさんが他のお酒を注文している
おいおい、これからまだメインイベントが残ってるのに大丈夫か?
ちょっとほろ酔い気分で宿へと戻る

(伊勢志摩の旅3)
つづく…

byがん


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tenero

2007-10-16 | おでかけ(国内篇)
テーネロ
「やわらかい」

さぁ、いざ伊勢へ!
先を急ぎたい気持ちをおさえ、二見浦でもうひとつ
タクシーの運転手さんに、ここは必見と薦められた賓日館



明治20年、伊勢神宮に参拝する賓客の休憩・宿泊施設として建設
明治44年2月には隣接する二見館に払い下げられ、
二見館の別館として平成11年まで貴人の宿泊所とされてきた
二見館の休業後、平成15年に二見町に寄贈
建物だけでなく庭園も含めて、当時一流の建築家による
品格のある洗練されたデザイン、選び抜かれた材料やそれに応える
職人たちの技など、日本の伝統建築の粋を見ることができる

建築学的見地からだけでなく、明治から大正、昭和、平成へと
二見町の近代史を語り伝える重要な文化財だ(HPより抜粋)



 思わず息を呑む、120畳の大広間

往時の赴きそのままの佇まいにしばし時間を忘れる
二見浦まで足をのばしたら、是非とも立ち寄ってもらいたい

さて、二見浦からJRで伊勢市駅へ
古くからの店が残っている神宮参道を進む


菊一文字本店


山田館

いよいよ伊勢神宮、外宮(げくう)へ
外宮から参拝し、内宮(ないくう)へとお参りするのが習わしだ

手水舎で身を清め、一ノ鳥居、二ノ鳥居をくぐる


二ノ鳥居

 三つ石と外宮神楽殿

 豊受大神宮(外宮の正宮)

二拝、二拍手、一拝が一般的な作法
わんさんは何をお願いしたのかな…

 隣にある、西御敷地

平成25年に「第六十二回神宮式年遷宮」が斎行される
遷宮とは、20年に一度同じ形の殿舎を建て替えること
平成17年から8年の歳月をかけ行われる一大イベント
御正殿以下、諸殿舎、御装束神宝を造り替え、内宮・外宮及び
14の別宮の殿舎が生まれ変わる



思わず抱きつきたくなるほど大きな樹



砂利道を一歩進むごとに気持ちが引き締まる

参拝を終え、昼食をとることに
おなかもペコペコ…パッと食べれるところ、と
外宮近くにある、伊勢うどんの店中むら

伊勢うどんはちょっと苦手な私
隣で食べていたおじさんにつられ、ラーメンを注文



「お伊勢参りには、やっぱり伊勢うどん」と
伊勢初心者のわんさんは、伊勢うどん定食



伊勢うどんは、やわらかい麺と甘めのつゆが特徴だ
店を出たところでわんさんが一言
「俺としては、もうちょっとコシがあったほうが…」
だから言ったでしょ、讃岐うどんと違ってやわらかいよ、って

 近くには伊勢醤油の老舗糀屋

少々ショックをうけたわんさん
まぁ…地域の食文化に触れ刺激を受けるのも、旅の醍醐味だ

(伊勢志摩の旅2)
つづく…

byがん


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rana

2007-10-15 | おでかけ(国内篇)
ラナ
「カエル」

10月10日、早朝の二見浦
お伊勢参りのスタートはこの地から


(9日夕方撮影)

二見浦はかつて「清き渚(清渚)」と呼ばれ、また
古くから禊浜といい、伊勢参宮を間近にひかえた人々が
浜辺で汐水を浴び、心身を清め禊祓をした禊場
浜参宮とは禊浜に参宮することであり、それを済ませてから
伊勢神宮に参拝するのが習わしとなっている



せっかくのお伊勢参り
習わしに従い、旅を楽しもうと昨夜は二見浦に宿をとる
深夜、名古屋での仕事を終えた、わんさんも到着
眠い目をこすりながらふたり二見興玉神社へ向かう
朝のツンと張り詰めた空気に気分もシャッキリ



6時半を過ぎると、近くの旅館に泊まっている修学旅行の
小学生たちがぞくぞくとやってきては集合写真を撮る
みんな、朝から大変だ…


神話に見られる、天の岩屋



二見浦といえば、「夫婦岩」
海から昇る朝日に期待してたけど今日はダメだった
夏至の頃、夫婦岩の間から昇る朝日が見られ
これからの時期は、満月が昇るそうだ

おっ、朝日が!?
伊勢参りのお供に、初めて御朱印帳を求める



裏表紙には、二見蛙



祭神の猿田彦大神は古来、交通安全 善導の守護神として
広く信仰されている
蛙は大神の御使いと信じられ
境内には、無事かえる、貸した物がかえる、若がえる等の
縁起により御利益をうけられた方々が献納したたくさんの蛙がいる

昨日の夕方、ひとりで訪れた時は海が荒れていて
私もカメラも清めの汐を浴びてしまう…



手前の橋は富士見橋
年に数回だけど、二見浦からは富士山が望めるらしい
見られた人は、ラッキーだ



夫婦岩の前で、夫婦並んでカメラにおさまる
「どうしたの?一緒に写真撮るの、珍しいね」とわんさん
写真嫌いの私だが、せっかくの夫婦岩
また来れますように、と願いを込めての記念撮影だ

(伊勢志摩の旅1)
つづく…

byがん


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bel tempo

2007-10-13 | わが街・となり街
ベル テンポ
「晴天」

秋晴れがすがすがしい朝、思いがけぬ荷物が届いた
送り主は、新潟の智恵子さん
9月に訪れた温泉施設で野菜や漬物を売っていた農家のお母さんだ



旅行中で一番美味しかった、胡瓜の醤油漬け
忘れられない味のお礼にと、袋に書かれていた住所に
葉書を出したのだが・・・智恵子さんありがとう!
新潟にひとり、母が増えた

今日は、湘南邸園文化祭の一環で
逗子の文化をつなぎ、広め、深める会主催のイベント
「逗子の邸園を訪ねる」の開催日
私は裏方として、お手伝い

旧脇村邸



現在逗子市が所有している、昭和9年に建てられた近代和風別荘建築
「蘆花記念公園基本計画」に含まれる建物で
現在、その整備が進められている

今日は、徳川家達別荘(現・郷土資料館)の見学に加え
当初の建て主、藤瀬家の住人・鎮目俊子さんと
後の脇村家住人・太田清子さんに往時の別荘生活体験を伺う



30名程の参加者が、富士見橋に集まる
ちょうど、大阪からわんさんが帰ってきたらしいが
受付や記録ビデオの打合せを行っていたのか気がつかなかった


郷土資料館からの眺め・・・お天気で本当によかった



郷土資料館の中から、よっしゃさんが声をかけてくださった
夏の間、蛇と出会うのを恐れ、ここへ来るのは久しぶり
手入れの行き届いた庭に、参加者の方も驚いていた

さて、資料館から移動していよいよ
旧脇村邸の庭で、鎮目さんと太田さんの座談



幼少期の話、戦後の貧しい時代、この地での暮らしぶり
当時の横須賀線のことなど・・・話は尽きない

慣れ親しんだ住まいの前で、お二人の喜び溢れる笑顔が
とても素敵だった



建物を維持する為、週に一度、清掃や風入れを行っている
普段開放されていない室内へ立ち入れるチャンス
ご興味のある方は、ご連絡を・・・



一度家に戻り、わんさんとラ・マーレ・ド・茶屋



開催中のチャイナフェア
お店の入口で、紹興酒や中華風のアラカルトが楽しめる
昨年より、ちょっと上品な雰囲気・・・



たくさん、ちゃびへいさん、じゅんじゅんさん、じんじんさん
みいちゃんも後からやってきる

吹く風が冷たい
寒さに負けじと、また杯を乾す・・・

byがん


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falso

2007-10-12 | おでかけ(国内篇)
ファルソ
「偽りの」

「伊勢に行きたい伊勢路が見たい
せめて一生に一度でも」

年頭でお伊勢参りについて書いたことがあったが
やっと念願の伊勢路への旅が実現した

お伊勢参りと言えば、おはらい町の赤福
製造日偽装で世間を騒がせている、言わずも知れた伊勢名物
赤福本店



訪れたのは、10月10日
お土産を買う人、店内で赤福を食べる人たちで賑わっている
食券売り場で一皿280円の引換券を買い、奥へ進む


趣きのある座敷



縁側に腰掛け、五十鈴川を眺める



店先では、釜に薪がくべられ
湯気とほうじ茶のいい香りで満ちている



歩きつかれた時にはやっぱり甘いものが一番
至福のひとときだ・・・



・・・なのに・・・なのに・・・
「赤福よ、お前もか・・・」
今朝の報道を観て、思わずつぶやいた

*赤福の企業理念*
「赤心慶福」とは、まごころ(赤心)をつくそう、そうすることで
素直に他人の幸せを喜ぶことが出来る(慶福)、という思想です。
「赤心慶福」の究極は、提供する者とされる人々が、
まごころの授受によって、幸福感を共有することです。

奇しくも今年は、赤福創業300年周年記念の年

失ったものの大きさを謙虚に受けとめて
伊勢の為にも、一日も早い営業再開をしてもらいたい

赤福のないおかげ横丁なんて、誰も望んでいないのだから・・・

byがん


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voce

2007-10-07 | ファミリー
ヴォーチェ
「声」

ちょっと嬉しいことがあった

高田馬場にある床屋に行ったわんさんから電話
「ねぇ、Yさんって知ってる?」

私の実家のすぐそばの床屋さんなので
両親から頼まれていた、すずきやさんのひじきと泡盛を
そこで手渡すお願いをしていた

休日ということもあり、朝からお店は混雑
順番待ちしていたところに、父ユッキーが現れ
無事に荷物を渡すことができた

お店の外で立ち話し終わり、戻ったわんさんに
散髪中の見知らぬ男性が声をかけてきた

「今の人って、・・・さん?」
そうですよ、と言うと
「いやぁ~、声聞いただけですぐ、わかりました」

ユッキーは一瞬しか店内に入っていないし
恐らくその人は、声しか聞いていない
それでも、父だと分かるなんて・・・

「お知り合いなんですか?」
カミさんのお父さんなんです、と応えると
「じゃあ僕、奥さんの同級生です」と角刈りのその男性

Y君は小中学校の時の同級生
ユッキーは、私が中学生の頃
やんちゃな男子グループの面倒をみていて
グループに属するY君ともよく会っていた

今は、草加に越してしまったけど
通いなれたこの床屋さんに月に一度訪れているそうだ

「昔は色々話を聞いてもらったり、お世話になったんです」
多感な思春期の記憶の中に刻まれていた父の声は
20年以上経った今でも、変わることなく残っていた

「わんさんが床屋で知ってる人に会ったって。誰だと思う?」
ちょっともったいぶって電話する
「・・・う~ん、看板屋さん?」とユッキー
フフフ・・・。見事に大ハズレだ

「うわぁ~、会ってみたかったなぁ・・・」
事の顛末を話すと、父は驚きと喜びで胸いっぱい
電話でも、そのほころんだ顔が手に取るように分かった
・・・きっとそのうち会えるよ

天使のいたずらに感謝する、日曜の昼さがり

もし、彼と会ったら私
何を話すんだろうなぁ・・・
ふと、小学生の頃ふたりで行った市ヶ谷の釣り堀・・・
そんな記憶が蘇ってきた

byがん


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sera

2007-10-06 | わが街・となり街
セーラ
「夕方」

先週、雨で延期になったイベント、サンセット葉山

参加費400円でクルージングが体験(先着40名)できたり
ミニライブ、葉山の名店による夕市が開催されている

ハーバーからの夕日が見れればいいや、と家を出る
ワンコ連れのてばさきさん、ちゃびへいさんご夫妻と合流

どんどん暮れていく空を気にしつつ
まずはこれでしょう~・・・と、いつものショット



だいぶ涼しくなったが、風もなく絶好のコンディション
そうこうしているうちに、どんどん夕日が沈んでいく



まるらにさんご夫妻も到着
みんな、思い思いの場所から夕日を撮る



港にも明かりが灯りはじめ・・・
クルージングに参加していた○さんご夫妻、
ホワイティさんも加わり、気がつけば8人+2匹の宴席に


こんなクルーザーで1時間、葉山沖を周遊



辺りが暗くなるにつれ、富士山が現れてきた

堤防で、ジョギング途中のやっぴさんと遇う
今夜は月がほとんど出ないから、これから富士山まで
星を見に行ってこようかな・・・ですって
どうだったかしら・・・



夕闇のヨットハーバーは、どこかマルセイユの港町に似ているなぁ~



とっぷりと日が暮れてしまったけど、まだ6時
スモークハウスの燻製、旭屋のコロッケ、ボンジュールのパン
葉山牛の焼肉、さざえのつぼ焼きなど、おいしいものがいっぱい



「君たちはいつも、どこでも呑んでよね~」と
スモークハウスの原さんがランタンを持ってきてくれた
ゆらゆら、ほんのりと灯りを囲んでワインを飲む

今日、葉山港から撮った夕日の写真を応募し、選ばれると
粗品がもらえるらしい

いい写真が撮れたか分からないけど、いい夕日、いいひととき
久しぶりに仲間と過ごす、土曜の夕暮れに乾杯!

byがん


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bruciare

2007-10-04 | がんのひとりごと
ブルチャーレ
「燃える」

夕陽はあっという間に沈んでいく
真っ赤に燃え上がり、まるで炎のよう・・・


photo:wan



暮れゆく中、佐渡へ渡るフェリーがゆっくりと・・・

風がでてきた
暗くなる前に宿へ戻ろうと歩き出す
玄関先には、いつまでも帰ってこないと心配そうに
佇んでいるおかあさんの姿があった



ふと、振り返ると
空がうす紅色に染まってる



ごめんね、もうちょっとだけ・・・
この空を見ていたいんだ
海に戻って、また空を眺める



この空が、ずっと色褪せないようにと
心にぎゅっと焼きつけた

byがん


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