festa della vendemmia

フェスタ デラ ヴェンデミア
「葡萄収穫祭」

旅の最終日
越前浜は今日も晴天に恵まれた



朝食が美味しく、思わずご飯をおかわりする



料理を作ってくれるお母さんと、お父さん
夫婦で営んでいる小さな宿かと思っていたが
実は、社長と従業員という関係
お母さんは、年輪が刻まれた顔をクシャクシャにして
「家にいても孫も相手にしてくれんし～」とおしゃべりが続く



この旅の最後の目的地カーブドッチワイナリーへは車で5分ほど
社長とお母さんが送ってくれるというので
落葉マークの軽自動車に乗り込み宿を後にする

社長は、横浜に長く住んでいたが
親の家業を継ぐためにこの地へ戻ってきたそうだ

新しくできた、という巻港に途中立ち寄りながら
舗装されていないまっすぐな砂利道を進むとそこは葡萄畑
メインの建物近くで車を降りる
一宿お世話になりました、どうかお元気で



今日は年に一度の収穫祭
二年越しの願いがかなって、やっとここに来れた



広い敷地内に、レストランやワインショップ、パン工房などが点在し
みんな思い思いの場所で、ワインや食事を楽しんでいる



青空の下、生演奏を聴きながら・・・



ここのワインオーナーになろうと、前から決めていた
1口10,000円払うと、翌年から10年間
年に一本、ここで造られたワインをもらうことができるシステム

勿論、指定口座に振り込めば、それでオーナーになれる
だけど、どうしてもこの目でこの舌で確かめたかったのだ



という訳で、晴れてピノ・ノーワルのオーナーとなったわんさんと
テイスティングバーでこれからの十年に乾杯！
二人の日常にまたひとつ、ささやかな楽しみが増えた



外では、肉の焼けるいい香り
なのに・・・朝食を食べ過ぎた影響が・・・
まったく食欲わかず、ひたすら飲む

一緒に写っている野菜は、最近話題の白ナス
もうひとつの緑のナスは何という名前だ？
これはこの場で食べるわけじゃなく、お土産に
珍しさもあって、すぐに売り切れていた　ラッキー！



そうそう、特記すべきは
ここの建物を設計したのは、逗子在住の白鳥健二氏
以前、とあるホームパーティでとなりに座っていたのが
白鳥さんの奥様で、カーブドッチのTシャツを着ていたことから
偶然にもそんなお話を伺うことができました



ワインだけじゃないんです
ここでしか飲めない自家製ビール
暑さも手伝い、買うのにも長蛇の列・・・



食べちゃったけど、自家製ソーセージもうまい！



時おり空は秋の気配



オンナ心と何とやら・・・
曇ったかと思えばまた陽射しも眩しく・・・



ここはいいなぁ・・・
海もあって、山もあって、温泉もある
米、野菜に始まり、日本酒、ビール、ワイン・・・と、実に豊かだ

滞在した越前浜では、ちょうど食と農の学校　越前浜教室が
開催されていた
今度はこんな体験型の滞在もいいかもしれない

お薦めです！エチゴ
飲める方も、そうでない方も・・・

byがん


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quieto

クイエーラ
「のんびりした」

新潟でわんさんと合流し、巻へ向かう
今日のテーマは「のんびり、浸かる、食べる」

地元の評判がいい福寿温泉じょんのび館



850円で、タオル、バスタオル、バスローブがつき
一日中くつろげる
温泉旅館にひけをとらないゆったりしたロビー



昨日の小野川温泉同様、ほたるの里ということだけあって
自然が豊かな山間の温泉だ



入口付近では、野菜や漬物の販売
常連の方も多いようで「とりあえず、買っておく」が口癖だ



旅の途中・・・と悩んだが
あまりの美味しさに胡瓜の甘辛漬けを買う
すると「売切れたから、この試食あっちで食べてきな」と
ポーンとタッパを二つ渡される
さっとひと汗流したところ
これは飲まずにはいられない・・・


右が甘辛漬け
目と鼻の先にあるエチゴビールで造られた生ビールは
喉ごしのよさと優しい香りがあとをひく

それぞれ足のマッサージを受け、再び入浴
そしてまたビール


リストバンドのバーコードで管理されているから
お財布いらずでラクチンだなぁ・・・

場所を移して、昼食にラーメン



そしてまた入浴・・・

おっと！ぼやぼやしてると、夕日に間に合わない！
日本海に沈む夕日を見る為にとった浜辺の宿へ、いざ



雲が多いながらも、綺麗な夕日が現れた
対岸の佐渡ヶ島もくっきりと・・・

もういいかと思いながら、ここでもお風呂へ
夏の繁忙期が去り、今宵ふたりだけ

夕食は浜辺の宿らしく、新鮮な魚



見ただけでお腹いっぱい・・・
あんなに張り切っていたのに、完食できず



夜はこれからというのに、8時前にはバタンキュー
テーマを堪能できた贅沢な一日

byがん


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lontano

ロンターノ
「遠い」

ふと思い立ち、山形は米沢にある小野川温泉へ
2時間に一本しかないバスに揺られ、ひとり旅

山と川と空には夏の雲



古くからの温泉宿
初めて訪れる街なのに、何故かなつかしい



川のすぐそばにある、露天風呂へ



誰もいない
聞こえるのは、川のせせらぎだけ・・・



トンボと仲良くひと休み



あっという間にバスの時間・・・
コスモスの咲く道を小走りに戻る



旅の本当の目的は、君に会うためだった
ずっと果たせなかった約束
もう何年も経ってしまったけど
やっと会いにきたよ

こんなに空が晴れているのに
私の心はどんよりとしている
やりきれない気持ちでいっぱいだ

元気になってね
一歩踏み出せば、こんなに美しい世界が待っているんだから



米沢からは、米坂線に乗って各駅停車の旅
こがねいろの穂波が揺れる
目指す新潟は、まだ遠い

byがん


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