最後の一葉

あの壁、最後の一枚の蔦の葉を見て。ああジョンジー、あれがベーアマンさんの傑作なのよ。

2023年03月15日 22時22分57秒 | ひとり言
 最近、よく夢を見ます。それも昔あったこと、若かった頃、子供の頃など。しかも忘れてしまいたいことばかり。
 
 ハリウッド映画の「ストレイト・ストーリー」(1999年公開)。
 主人公のアルヴィン・ストレイトが若いサイクリストから「年取って一番いやなことは何か」と聞かれ、「若かった頃のことをいつまで経っても忘れられないことだ」と答えた。半分茶化し気味だったそのヤンキーは神妙な顔つきになった。

 私がこの映画の中の数々のエピソードの中で最も人生の示唆を受けたシーンです。もうすぐ67歳になりますが、我が身にしみます。それから、ラストシーンでの兄ライルの表情とセリフもたまりません。

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【ストレイト・ストーリー】
 アイオワ州ローレンスに住む老人が、時速8kmの芝刈り機に乗ってウィスコンシン州に住む病気で倒れた兄に会いに行くまでの物語である。
 アルヴィン・ストレイトは娘のローズと暮らす73歳の老人。彼は不摂生のためか腰が悪く、家で倒れても人の力を借りなければ立ち上がることもままならない。
 ある日、10年前からの不和が原因でずっと会っていなかった兄が倒れたという知らせが届く。兄が住む家までの距離は350マイル(約560km)。アルヴィンは芝刈り機に乗り一人で無謀とも言える旅に出た。
 芝刈り機の故障など、道中で様々な困難にあう。旅で出会う人々は彼を奇妙に思いながらも、ある者は助けを惜しまず、ある者は諮詢に満ちたその老人の言葉を得る。

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