最後の一葉

あの壁、最後の一枚の蔦の葉を見て。ああジョンジー、あれがベーアマンさんの傑作なのよ。

カミーユ・コロー(1796~1875)

2012年01月30日 00時36分44秒 | ひとり言
 
 「叙情と追憶」の画家コロー。私の目指す絵、最終目標とする画家。
 彼は人物画も描いているが、やはり何と言っても風景画家。(概ね8割が風景画、2割が人物画だそうです) それも建物や橋など人工的な構造物への関心が伺われる。つまり、先ずは形にこだわっている。次に銀灰色の叙情的な絵にしている。
 先日、「品位のある絵が描きたい」と言ったが、消してしまった。「表現」することが絵を描く意味と一般的に言われているが、それは画家が何のために絵を描くかにつながる。しかしそれはあくまで描く側の思いであり、絵を観る側にその思いを文章ほどには忠実に伝えられないから意味がない。傲慢な考え方に気がついた。だから消してしまった。思いの百分の一でも表現できるよう基本に忠実にやっていこうと思う。先ずはコローの模写から。

 モルトフォンテーヌの思い出                   マント、朝 (大聖堂と町の眺め)
 

 真珠の女             青衣の婦人           化粧 (人物のいる風景)
  
コメント (2)
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二紀展

2012年01月28日 07時34分40秒 | 絵に関すること
 お早うございます。
 1/24から29まで広島巡回展をやっているので、この土日のいずれかに行って観て来ます。たぶん、今日。昨年は多忙でどうしても観に行けなかった。今まで観てきた展覧会の中で最も秀一な展覧会(他会派にもかかわらず)と思っているので、見逃せないものです。 帰ってきたら、感想を書きます。

 広島から帰ってきました。第65回記念二紀展(第41回記念広島巡回展)。圧倒され、観ているうちに自分が恥ずかしくなった。私は何も知らなかった。
 製作過程を盗もうとしてあがいてみた。何度も往復した。エスキース、分割、主張、色調、色面構成、多重、コラージュ、ソラリゼーション、シュルレアリスム、オイル、細部へと描き上げられた完璧な絵を観て、何もかもが吹っ飛び、自分の絵の余りに未熟なことが突きつけられた思い。

 でも負けない。努力あるのみ。先ずは自分自身のマチエールを作ってみるつもりです。私にとって、結局のところいい絵を観ることしか得る手段はない。ものすごい時間・経験・努力がかかって描かれている。また重厚だが必ずしも厚く塗り重ねるだけではない。そういう絵肌作りがミソなのだろう。そういう努力を悟られぬよう仕上げ段階でサラッとインパストを入れてさも硬くないラフな絵に仕立てているのがずるいと言えばずるい。
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油彩№67「女学生」(2日目)

2012年01月22日 14時54分14秒 | 油彩画(人物)
 デッサンより足(膝から下)を少し短くしました。
 椅子の向かって左の足がどうも気に入らなくて、布でもかけたいのだけれど。。。画面の右上と左下に大きな空間ができてしまって、どうも気に入りません。
 ①構図的な処理を加える方法と②色面で処理する方法とがあると思うのだけど、こういう時、プロの先生はどうするのだろう。あいにく、F先生は今日はいらっしゃらなかった。



 カルチャー教室が終わって、岡山日展会秀作展を観てきました。今日が最終日。どの絵もすばらしかったが、私の好みとしては、①Uさんの「港の一隅」(風景画)、②Kさんの「くちなし」(人物画)、③Tさんの「手風琴のある静物」(静物画)だった。気に入ったのに○をつけたが、たまたまそういうこと(ちょうど三種類の画)になった。知らない方々なんだけど、どちらの会に所属されている方達なのかも知らない。本当にすばらしかった。いつかは私もこんな絵が描きたいものだ。
 インターネットで調べて分かった。Uさんは日洋会、Kさんは創元会、Tさんは東光会に所属されている先生だった。
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油彩№66「倉敷川風景6」(途中経過)

2012年01月16日 23時14分27秒 | 油彩画(風景)
 これがボロボロの批評をいただいた絵。これは一昨年来散々現場でスケッチもした構図なのだが・・・。昨日は大口をたたいたが、段々自信がなくなってきた。古キャンでなく、改めてキャンバスを張り替えて最初から描き直してみようかとも思う。もう一枚の方は誰が何と言おうと貫き通そうと思っているが、この絵は苦し紛れに描いたので、正直このまま続けていく自信がない。ああ、悩ましい。

 ところで、修理に出したデジカメが直って帰ってきた。保障期間中のため、出費はかからないものの、販売店が負担する金額は23,200円らしい。4年5ヶ月前に29,800円で買い、今のデジカメでは1万円を切る機能しかないデジカメの修理代がそんなにするなんて驚き。そんなに修理代がかかるのなら、その金額の新品をくれた方がいいと思うのだが。
コメント (3)
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K展研究会

2012年01月15日 22時29分12秒 | ひとり言
 今日はズタズタの批評を受けた。当たっているから余計に辛い。他のある方は批評を受け「もう出品しない」とまでおっしゃっていた。
 でも私は指導されたことを参考にして修正しつつ描き込んで必ず出品するつもり。それを入選させようが、落選させようが、それは他人が決めることなので私のあずかり知らないこと。好きにすればいい。

 私はプロではない、趣味でやっているだけのアマチュアに過ぎない。ただ、私は「入選ではなく入賞」を目指し、「描写力日本一」を目指しているアマチュアだ。
 家族・友人に「うまい、上手」と言われ、無難に入選を重ねていくことに、一体何の進歩があるのだろう。

 ①観光地、②構図、③デッサンの狂いを指摘されたが、①いまさらモチーフは変えられない、②手直し程度に修正、③大反省し修正。何と言われようが、図太く今の絵を描くつもりです。 
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