「叙情と追憶」の画家コロー。私の目指す絵、最終目標とする画家。
彼は人物画も描いているが、やはり何と言っても風景画家。(概ね8割が風景画、2割が人物画だそうです) それも建物や橋など人工的な構造物への関心が伺われる。つまり、先ずは形にこだわっている。次に銀灰色の叙情的な絵にしている。
先日、「品位のある絵が描きたい」と言ったが、消してしまった。「表現」することが絵を描く意味と一般的に言われているが、それは画家が何のために絵を描くかにつながる。しかしそれはあくまで描く側の思いであり、絵を観る側にその思いを文章ほどには忠実に伝えられないから意味がない。傲慢な考え方に気がついた。だから消してしまった。思いの百分の一でも表現できるよう基本に忠実にやっていこうと思う。先ずはコローの模写から。
モルトフォンテーヌの思い出 マント、朝 (大聖堂と町の眺め)
真珠の女 青衣の婦人 化粧 (人物のいる風景)