いつかの記憶

思いつくままに、書き残したいと思います。

ディーン、君がいた瞬間

2020年01月25日 12時12分43秒 | 映画

最近アマゾンプライムで見た映画で興味深かったのが「ディーン、君がいた瞬間」で、以下はアマゾンプライムの内容説明。
「1955年、アメリカ。マグナム・フォトに所属する、野心溢れる若手写真家デニス・ストックはもっと世界を驚嘆させる写真を撮らなければと焦っていた。無名の新人俳優ジェームズ・ディーンとパーティーで出会ったストックは、彼がスターになることを確信し、LIFE誌に掲載するための密着撮影を持ち掛ける。ディーンを追いかけ、LA、NY、そして彼の故郷のインディアナまで旅するストック。初めは心が通じ合わなかった二人だが、次第に互いの才能に刺激されていく。そして、彼らの運命だけでなく時代まで変える写真が、思わぬ形で誕生するのだが―」

デニス・ストックがジェームズ・ディーンを撮影してフォト・エッセイとしてLIFE誌に掲載され評価されたが、その撮影時の状況を描いた映画。どこまでが実話なのか分からないが、デニス・ストックの写真集「James Dean Revisited」にある写真を実写化したような映画である。結構忠実に再現していて、見た後で映画のシーンと実際の写真を比べると楽しめる。
監督はアントン・コービンはオランダ生まれの著名なロック・フォトグラファーで映画監督でもある。ディーン役のデイン・デハーンはちょっと小太りで、これがジェームズ・ディーン?と思う所もあるけれど、こんな雰囲気だったのかなと思わせる所もあり評価が分かれるところかも知れない。映画のストーリーはたんたんと進み、デニス・ストックとジェームズ・ディーンとの交流や、それぞれの家族の問題などが出てくる。野心家のフォトグラファーが主人公の興味深い映画であり、マグナム・フォトの事務所でユージン・スミスの個展の話題が出るなど、写真の歴史を知っていると時代の雰囲気が感じられて面白い。



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