こんばんわ
今日は予告通り『どろろ』の試写会に行って来ましたので感想をアップします!
今回は週刊誌ぴあの冬の3夜連続試写会初日に当選しましたので行って来ました。
ぴあ単独の試写会に行くのは初めてですが、このヤクルトホールに来るのも初めてでせり出した花道のようなもののある舞台があってちょっと変わった会場でした。普段は試写会以外にどんなことやってるんでしょうかね。
シートは昔の演舞場にあるような腰の低い椅子タイプ。
シート色は赤ですっぽりとお尻がはまる疲れにくい造りになっていました。
ただ、シート間隔はせまく、椅子の座る部分も固定なのですれちがうにも一苦労です。。。
音響はそんなに悪くなく、意外にも後方は天井にスピーカーがある分臨場感が味わえます。多目的ホールとしてはちょっと珍しいところでした。
開演時間になるとぴあ編集長の野口さんが現れちょっとだけトーク。
ちょっと若そうな編集長でビックリしましたが、話は低調、そんな中、この試写会が「どろろ」のマスコミ向けプレビュー以降の初披露であることが告げられました。
まあしっかりぴあの宣伝もしてましたけどね。。。

あらすじ
戦乱の世であったある時代、終わりのない戦国の世を憂う武将、醍醐景光(中井貴一)は戦いからからくも逃れ、とある寺院に逃げ込んでいた。その寺院には奇妙な像がいくつも並び、闇の力が蠢いていた。
このままでは醍醐家が滅ぶ・・・力が欲しいと願った景光は戦乱の世を治める力と引換えに生まれてくる我が子の体48箇所を48体の魔物に差し出す契をかわす。
それから20年後、戦乱の世をもう少しで統一できるまで勢力を伸ばした景光。
そんな中、世に潜む魔物を倒してまわる青年:百鬼丸(妻夫木聡)がいた。
百鬼丸こそ48箇所を魔物に奪われた子であり、医師:寿海(原田芳雄)にもらった仮の体で本当の体を取り戻す旅をしていた。ひょんなことで百鬼丸と知り合った泥棒:どろろ(柴崎コウ)は百鬼丸の過去を知り、一緒に旅をすることになる。
百鬼丸は奪われた体を取り戻すことができるのか?景光と百鬼丸の運命は?
感想
おすすめ度:


(星4つ)
想像以上に面白かったのは、やはりさすが原作が手塚治虫だからでしょうか。
過去を背負った百鬼丸を見事に演じた妻夫木聡さんは意外にも殺陣も様になっていました。それよりもやはり周りを固める脇役たちが充実しているのがとてもよかった。
中でも奇怪な医術を持つ医師:寿海を演じた原田芳雄さんは勿論だが、やはり景光を演じた中井貴一さんが良かった。殺陣は大河もやってただけあって見事だったが、苦悩と決意に満ちた表情の演技は圧巻でした。
意外にもでは村人(?)を演じた劇団ひとりさんや魔物を演じた土屋アンナさんもよかったです。
難を言えば、やはり2時間ちょっとの枠で表現するにはちょっと難しいストーリーとCGの使い方、そしてどろろを演じた柴崎コウさんの演技でしょうか。。。そんな感じで4星です。でも十分楽しめた感じでした。
<<以下ネタバレあり>>
48個所の体の一部を失った百鬼丸はコケシかと思うような姿でした。この状態でなぜ生きていたのか・・・不思議です。
不思議と言えば寿海が戦で失われた子供たちの骸から百鬼丸の仮の体をつなぎ合わせますが、その方法もかなり想像以上。過去なのか未来なのか・・・ちょっとしたパラレルワールドのようになっていました。
魔物を1体倒す毎に体の一部を取り戻す・・・苦痛を伴うのはなぜでしょうか?
体が戻る苦痛は勿論ですが、きっと「人間」を取り戻す心と体の苦痛なのではないでしょうか。その苦痛に耐えることが百鬼丸の旅なのかな。。。
ストーリー展開としては魔物を倒すストーリーを数回重ね、景光との対峙に至るオーソドックスな構成です。よくある妖怪退治モノですが、ストーリーの奥深さと闇が興味をそそりました。各魔物毎にスペシャルゲストのように脇役が登場しますが、個人的には土屋アンナさんのときがちょっと興味深かったです。
子供を餌にしていた妖怪はその子供たちの餌のために旅人を襲うというこのストーリーでは、戦乱の世の姿と親、そして愛するものへの苦悩が入り混じりよく仕上がった個所でした。
土屋アンナさんが演じた蝶の魔物は・・・CG多用・・・ちょっとやり過ぎだったので拍子抜けかな。でも半ばのストーリーとしては良かったです。
その後、やはり時間の都合から次々に魔物を倒していく総集編シーンで3体ほど倒しますが、急にCGレベルが落ちます。・・・この辺がいただけません。
最後の鳥の魔物はよくできてましたが・・・。
そしてラストでは百鬼丸が自分の両親と出会います。
どうしてこういうパラレルワールドの時代の城ってみんな同じに見えるのでしょう?「戦国自衛隊1549」を思い出しました
ここでは百鬼丸と景光の対決が見物。
中井貴一さんの立ち振る舞い、殺陣、その表情が良かったです。
ここで憎しみと許しの苦悩が訪れ、どろろも百鬼丸も悩みます。
人間くさい演出、映像美、音楽の神秘性・・・マッチしていました。
それにしてもどうもはまらなかったのは柴崎コウさんの演技。
どろろは復讐を果たすまでは女を捨てた女・・・難しい役どころではありますが、どうも甲高い声過ぎてガキなのかなんなのか違和感がありました。
がんばって演技をされていますが、他の役者がはまっているだけにちょっと全編を通して残念な役でした。
そして最後には「残り24体」の文字が・・・半分済んでたんですね。。。
続ける気なのかどうかわかりませんが、もう少しどんな個所が残っているのか教えて欲しかったです。
ちょっと衝撃的な演出もありますが、十分に楽しめました。
全編ニュージーランドロケってのが良かったですね。あの荒野は雰囲気出てました。
そして主題歌はミスチル・・・いい感じです。
大人テイスト溢れる作品です。 お正月映画ですので公開までしばしお待ちを

今日は予告通り『どろろ』の試写会に行って来ましたので感想をアップします!
今回は週刊誌ぴあの冬の3夜連続試写会初日に当選しましたので行って来ました。

シートは昔の演舞場にあるような腰の低い椅子タイプ。
シート色は赤ですっぽりとお尻がはまる疲れにくい造りになっていました。
ただ、シート間隔はせまく、椅子の座る部分も固定なのですれちがうにも一苦労です。。。
音響はそんなに悪くなく、意外にも後方は天井にスピーカーがある分臨場感が味わえます。多目的ホールとしてはちょっと珍しいところでした。
開演時間になるとぴあ編集長の野口さんが現れちょっとだけトーク。
ちょっと若そうな編集長でビックリしましたが、話は低調、そんな中、この試写会が「どろろ」のマスコミ向けプレビュー以降の初披露であることが告げられました。
まあしっかりぴあの宣伝もしてましたけどね。。。


戦乱の世であったある時代、終わりのない戦国の世を憂う武将、醍醐景光(中井貴一)は戦いからからくも逃れ、とある寺院に逃げ込んでいた。その寺院には奇妙な像がいくつも並び、闇の力が蠢いていた。
このままでは醍醐家が滅ぶ・・・力が欲しいと願った景光は戦乱の世を治める力と引換えに生まれてくる我が子の体48箇所を48体の魔物に差し出す契をかわす。
それから20年後、戦乱の世をもう少しで統一できるまで勢力を伸ばした景光。
そんな中、世に潜む魔物を倒してまわる青年:百鬼丸(妻夫木聡)がいた。
百鬼丸こそ48箇所を魔物に奪われた子であり、医師:寿海(原田芳雄)にもらった仮の体で本当の体を取り戻す旅をしていた。ひょんなことで百鬼丸と知り合った泥棒:どろろ(柴崎コウ)は百鬼丸の過去を知り、一緒に旅をすることになる。
百鬼丸は奪われた体を取り戻すことができるのか?景光と百鬼丸の運命は?

おすすめ度:




想像以上に面白かったのは、やはりさすが原作が手塚治虫だからでしょうか。
過去を背負った百鬼丸を見事に演じた妻夫木聡さんは意外にも殺陣も様になっていました。それよりもやはり周りを固める脇役たちが充実しているのがとてもよかった。
中でも奇怪な医術を持つ医師:寿海を演じた原田芳雄さんは勿論だが、やはり景光を演じた中井貴一さんが良かった。殺陣は大河もやってただけあって見事だったが、苦悩と決意に満ちた表情の演技は圧巻でした。
意外にもでは村人(?)を演じた劇団ひとりさんや魔物を演じた土屋アンナさんもよかったです。
難を言えば、やはり2時間ちょっとの枠で表現するにはちょっと難しいストーリーとCGの使い方、そしてどろろを演じた柴崎コウさんの演技でしょうか。。。そんな感じで4星です。でも十分楽しめた感じでした。
<<以下ネタバレあり>>
48個所の体の一部を失った百鬼丸はコケシかと思うような姿でした。この状態でなぜ生きていたのか・・・不思議です。
不思議と言えば寿海が戦で失われた子供たちの骸から百鬼丸の仮の体をつなぎ合わせますが、その方法もかなり想像以上。過去なのか未来なのか・・・ちょっとしたパラレルワールドのようになっていました。
魔物を1体倒す毎に体の一部を取り戻す・・・苦痛を伴うのはなぜでしょうか?
体が戻る苦痛は勿論ですが、きっと「人間」を取り戻す心と体の苦痛なのではないでしょうか。その苦痛に耐えることが百鬼丸の旅なのかな。。。
ストーリー展開としては魔物を倒すストーリーを数回重ね、景光との対峙に至るオーソドックスな構成です。よくある妖怪退治モノですが、ストーリーの奥深さと闇が興味をそそりました。各魔物毎にスペシャルゲストのように脇役が登場しますが、個人的には土屋アンナさんのときがちょっと興味深かったです。
子供を餌にしていた妖怪はその子供たちの餌のために旅人を襲うというこのストーリーでは、戦乱の世の姿と親、そして愛するものへの苦悩が入り混じりよく仕上がった個所でした。
土屋アンナさんが演じた蝶の魔物は・・・CG多用・・・ちょっとやり過ぎだったので拍子抜けかな。でも半ばのストーリーとしては良かったです。
その後、やはり時間の都合から次々に魔物を倒していく総集編シーンで3体ほど倒しますが、急にCGレベルが落ちます。・・・この辺がいただけません。
最後の鳥の魔物はよくできてましたが・・・。
そしてラストでは百鬼丸が自分の両親と出会います。
どうしてこういうパラレルワールドの時代の城ってみんな同じに見えるのでしょう?「戦国自衛隊1549」を思い出しました

ここでは百鬼丸と景光の対決が見物。
中井貴一さんの立ち振る舞い、殺陣、その表情が良かったです。
ここで憎しみと許しの苦悩が訪れ、どろろも百鬼丸も悩みます。
人間くさい演出、映像美、音楽の神秘性・・・マッチしていました。
それにしてもどうもはまらなかったのは柴崎コウさんの演技。
どろろは復讐を果たすまでは女を捨てた女・・・難しい役どころではありますが、どうも甲高い声過ぎてガキなのかなんなのか違和感がありました。
がんばって演技をされていますが、他の役者がはまっているだけにちょっと全編を通して残念な役でした。
そして最後には「残り24体」の文字が・・・半分済んでたんですね。。。
続ける気なのかどうかわかりませんが、もう少しどんな個所が残っているのか教えて欲しかったです。
ちょっと衝撃的な演出もありますが、十分に楽しめました。
全編ニュージーランドロケってのが良かったですね。あの荒野は雰囲気出てました。
そして主題歌はミスチル・・・いい感じです。
大人テイスト溢れる作品です。 お正月映画ですので公開までしばしお待ちを
