本日も映画感想をアップ
って言っても今回はちょっと特殊・・・ドキュメンタリー『ヨコハマメリー』です。
やはり普段観るジャンルの映画では無いので、ちょっとアップも戸惑いました。。。
でもこういうのもたまにはいいですね
久々、キネカ大森での鑑賞・・・ここもやはりいいですね。
なんかマニア受けしそうな映画をやってくれるので、毎回上映予定が楽しみな映画館です。

あらすじ
真っ白に顔を塗り、浮世離れした服装の老婆が横浜の街角に立っていた。
彼女の名はメリー。
誰も本名も年齢は知らないが誰もが知っている人物だ。
戦後のアメリカ支配下の荒れ果てた街で娼婦として立ち続け、その気品ある立ち振る舞いで、いつしか街の風景の一部となっていた。
1995年に突然横浜の街から姿を消した「ハマのメリーさん」。
ほとんど話をした人はいないが、有名人なだけに「死んだ」「広島の実家に帰った」など噂があとをたたない。
少ないながらも彼女を知る人物たちの証言から現在に至るまでのメリーさんの半生が今紐解かれる。。。
感想
おすすめ度:
(星2つ)
非常に興味深い作品。少ない彼女と横浜の当時の写真を織り交ぜながら、シャンソン歌手・永登元次郎さんの証言を得ながら、当時の彼女の姿が思い浮かんでくるような感じでした。
・・・ただ証言が少ない。何も語らなかった人だけに、ほとんどが永登元次郎さんのお話(しかも歌付き)で、もっと戦後や高度成長期の他の映像や写真を織り交ぜた方が良いと思いました。
映画なんだから・・・映像使わないのは損ですよね。あと・・・(下記参照)。ってことで2星です。
<<以下ネタバレあり>>
あまりよくない表現ですが「パンパン」「洋パン」と呼ばれる娼婦たちが夜の街にたくさん立っていた時代、そんな時代から立ち続けているメリーさんの姿が本当は見たかった。
でも・・・写真がないから当時を知る人たちがその姿をありのまま教えてくれましたが、やはりどことなく個人の主観が入ってしまっている感じ。。。
特にメリーさんが通っていた美容室の店主は・・・絶対にもっと蔑視していた感が否めない。そういった情報の中でしかメリーさんの存在がないということがこの映画をせつなく、そして真実を追い求めたくなる作りにさせているように感じました。
とはいうものの、ラストに現在のメリーさんが登場。。。だったら本人の口からこうだったと聞きたかった・・・でもきっと無理だったんでしょうね。
このことはこの映画を最後まで観た方には分かることだと思います。
永登元次郎さんの歌は確かにこの本篇の中ではメリーさんのことを歌っているように聞こえました。でも、それは自分自身のことであり、決してメリーさんだけのためではないと思います。
ドキュメンタリー作品であれば、観る人に偏見を持たせず、ありのままを伝えるべきなのに、この作品では偏見に満ちた感じがしました。でもこれこそがハマのメリーさんそのものだったのかもしれませんね。。。
最後に感じたのは・・・本当に彼女がアメリカ人将校との恋だけのために横浜に立ちつづけたのかということです。実際にはそんな奇麗事だけではなかったと思います。
そうでなければ横浜の街をあんなに愛せないと思います。
ある意味、登場する証言者の全てを信じず、独自の視点で観れる方ならおすすめできると思います。
ちょっと驚きますが、上映はテレビサイズ(4:3)でした。
予告後にカーテンがテレビサイズに閉まるのを初めて見ました。。。
ちょっとそのことに感動
ドキュメンタリーはまだまだです

って言っても今回はちょっと特殊・・・ドキュメンタリー『ヨコハマメリー』です。
やはり普段観るジャンルの映画では無いので、ちょっとアップも戸惑いました。。。
でもこういうのもたまにはいいですね

久々、キネカ大森での鑑賞・・・ここもやはりいいですね。
なんかマニア受けしそうな映画をやってくれるので、毎回上映予定が楽しみな映画館です。


真っ白に顔を塗り、浮世離れした服装の老婆が横浜の街角に立っていた。
彼女の名はメリー。
誰も本名も年齢は知らないが誰もが知っている人物だ。
戦後のアメリカ支配下の荒れ果てた街で娼婦として立ち続け、その気品ある立ち振る舞いで、いつしか街の風景の一部となっていた。
1995年に突然横浜の街から姿を消した「ハマのメリーさん」。
ほとんど話をした人はいないが、有名人なだけに「死んだ」「広島の実家に帰った」など噂があとをたたない。
少ないながらも彼女を知る人物たちの証言から現在に至るまでのメリーさんの半生が今紐解かれる。。。

おすすめ度:


非常に興味深い作品。少ない彼女と横浜の当時の写真を織り交ぜながら、シャンソン歌手・永登元次郎さんの証言を得ながら、当時の彼女の姿が思い浮かんでくるような感じでした。
・・・ただ証言が少ない。何も語らなかった人だけに、ほとんどが永登元次郎さんのお話(しかも歌付き)で、もっと戦後や高度成長期の他の映像や写真を織り交ぜた方が良いと思いました。
映画なんだから・・・映像使わないのは損ですよね。あと・・・(下記参照)。ってことで2星です。
<<以下ネタバレあり>>
あまりよくない表現ですが「パンパン」「洋パン」と呼ばれる娼婦たちが夜の街にたくさん立っていた時代、そんな時代から立ち続けているメリーさんの姿が本当は見たかった。
でも・・・写真がないから当時を知る人たちがその姿をありのまま教えてくれましたが、やはりどことなく個人の主観が入ってしまっている感じ。。。
特にメリーさんが通っていた美容室の店主は・・・絶対にもっと蔑視していた感が否めない。そういった情報の中でしかメリーさんの存在がないということがこの映画をせつなく、そして真実を追い求めたくなる作りにさせているように感じました。
とはいうものの、ラストに現在のメリーさんが登場。。。だったら本人の口からこうだったと聞きたかった・・・でもきっと無理だったんでしょうね。
このことはこの映画を最後まで観た方には分かることだと思います。

ドキュメンタリー作品であれば、観る人に偏見を持たせず、ありのままを伝えるべきなのに、この作品では偏見に満ちた感じがしました。でもこれこそがハマのメリーさんそのものだったのかもしれませんね。。。
最後に感じたのは・・・本当に彼女がアメリカ人将校との恋だけのために横浜に立ちつづけたのかということです。実際にはそんな奇麗事だけではなかったと思います。
そうでなければ横浜の街をあんなに愛せないと思います。
ある意味、登場する証言者の全てを信じず、独自の視点で観れる方ならおすすめできると思います。
ちょっと驚きますが、上映はテレビサイズ(4:3)でした。
予告後にカーテンがテレビサイズに閉まるのを初めて見ました。。。
ちょっとそのことに感動

ドキュメンタリーはまだまだです
