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FuYuKaiな感じ

映画/舞台大好きな♂の日々を綴った不定期更新な日記。。。

【バベル】2007/05/01 in 日比谷スカラ座

2007-05-22 01:21:35 | ○映画/DVD【は行】
超久々に帰ってきました、ブログ更新!
話すネタはちょっとはあるのですが、まずはこの前観た「バベル」の感想から。。。

今回はこれも久々の日比谷スカラ座
ここは言うまでもなくきれいな館内と座りやすいシート・・・観やすい場所ですね。
一言言うと、トイレが少ない。
確かに左右2箇所にあるものの、どちらも個数が少ない。
これは男性、女性にかかわらずのようです。
もう少し増やしてほしいなぁ


バベルあらすじ
 モロッコの山間部の村で暮らすアブドゥラ(ムスタファ・ラシディ)は知り合いからライフルを買った。ライフルは2人の息子、アフメッド(サイード・タルカーニ)とユセフ(ブブケ・アイト・エル・カイド)にヤギを襲うジャッカルを撃ち殺すために手渡された。
 ある日兄弟はライフルの腕前を競い、眼下の山道を走るバスを狙い合った。
 銃の腕の良い弟ユセフが撃った銃弾が・・・全ての引き金となった。

 夫婦の絆を取り戻すため、リチャード(ブラッド・ピット)と妻スーザン(ケイト・ブランシェッド)は幼い息子をメキシコ人の乳母に預けモロッコを旅していた。
 山道をバスで走っていると、急に窓ガラスが割れる音が・・・。
 直後、スーザンが血だらけになっていた。

 一発の銃弾をきっかけに、それぞれ訳ありの人々の物語が繋がっていく。



感想
 おすすめ度(星2つ)
  物語そのものは単純、でも演出、脚本がわざわざ内容を複雑化させている特殊な作品でした。
  話題の作品でしたが、『バベル』という題材の奥深さとその内容の関係の結びつきがどうしても理解できず、ケイト・ブランシェッド出演作品が好きな私でも2星でした。


  <<以下ネタバレあり>>

  時系列で物語が進行していない為か、一発の銃弾を起点に4つの物語が交錯します。
  4つの物語のつながりは結構強引。
  バスに乗っていた夫婦とライフルを撃った兄弟は事件としての繋がりがあるものの、夫婦の息子の乳母の国境越えの話はちょっと突拍子もない。
  もっといただけないのは、ライフルの所持者が日本人のヤスジロー(役所広司)だったという点。・・・無理した感じがしますよね。。。

  話題となっていた菊地凛子さんの演技ですが、確かに聾唖で年頃の女の子という難しい役を演じていましたが、・・・はっきりいって賞賛されるほどではないという感じ。
  「・・・私を見て」と言葉ではなく演技で訴える凄さはありましたが、裸になって父親と佇むラストシーンではなぜか違和感を感じました。

  映画が進むにつれ、物語の時間の行き来が激しくなり、4つの物語が繋がりがはっきりしてくる演出は、最近では結構頻繁に使われる手法ですが、この映画の場合はそれがあまり有効であったとは言えない気がしました。
  サスペンス系の作品では謎解きとして有効なのですが、今回は事象の羅列、ちょっとした叙事詩といった感じのようですが、後に残るものも特に無く、ちょっと残念でした。

  とは言うものの、音楽は特徴的で、それぞれの主人公たちの訳ありな感じをよく表現していましたよ。

  一番共感できなかったのはモロッコのライフルを撃った弟のラストシーン。。。

  あまりにも理不尽な結末・・・それは日本のチエコの結末や撃たれた夫妻の結末とは違い、メキシコの乳母の結末同様、ドラマチックだったかもしれません。
  ただ、逆に銃を向けられる異常な状況下で、あの年代の子供が生き抜く為とはいえ、多勢に銃を向けられるのか・・・あまりにも私とは異なった環境過ぎて理解に苦しみますね。・・・でもあの迫真の演技はよかったです。


  
  異常な状況下でそれぞれ国籍の違う人間がどういう行動をとるのか、・・・そんな観点で観るのもいいかもしれませんね






【プラダを着た悪魔】2006/12/01 in TOHOシネマズ市川

2006-12-05 00:48:17 | ○映画/DVD【は行】
今日はちょっと足を伸ばしてJR総武線本八幡駅からちょっとのところにあるTOHOシネマズ市川『プラダを着た悪魔』を観てきましたのでご紹介!


今回初めて行って来ましたTOHOシネマズ市川ニッケ・コルトンプラザというショッピングモール内にある映画館でちょっと変わってます。
なんとここは入場を入場ゲートで行うのでなく、各スクリーンのドア毎に行っています。
・・・珍しいけど、無駄に人件費がかかってるような・・・
なんか意味あるんですかね?

シートは言わずと知れたTOHOシネマズのシート・・・まあ見やすいですね。
フードコートや店が充実していて、鑑賞していなくても買えるのがウリですかね。
音響も申し分ないです。


プラダを着た悪魔1
あらすじ
 ジャーナリストを目指してニューヨークにやってきたアンディ(アン・ハサウェイ)はひょんな事からとある会社の秘書採用面接を受けるていた。その企業は世界中の女性たちの憧れ、一流ファッション誌「RUNWAY」。
 しかしアンディはオシャレにも全く興味が無く、この面接も失敗するかに思われた。
 そんなときカリスマ編集長ミランダ(メリル・ストリープ)が直接面接することになり合格してしまう。

 ミランダの第2秘書として仕事を始めたアンディは、ミランダの悪魔のようなハイレベルな要求に・・・。ただ努力とやる気だけでは闘えないことを痛感し仕事に没頭しはじめる。

 果たしてアンディは成長できるのか? 彼女の出す結論とは?



感想

 おすすめ度(星3つ)
  まあ気楽に楽しめます
  アンディの成長とそれに伴う苦労が、働く社会人が誰もが経験する一コマで、きっといろんな女性が自分と照らし合わせたのではないでしょうか?
  そして何と言ってもアンディを演じたアン・ハサウェイのかわいさとファッションでしょう
  まあ個人的にはメリル・ストリープの気丈な演技が好きでした。
  娯楽作品としては満足ですが、まあちょっと王道過ぎて退屈に感じる人もいるだろうし、いくらファッション業界でもアンディの普段着にアレはやり過ぎってことで3星です。


  <<以下ネタバレあり>>
  女王とも言うべき悪魔のような編集長と秘書という相関関係からアンディのサクセスストーリーとその苦悩がよく表現されていて飽きさせません。
  ファッション業界という華やかな世界の舞台裏では誰もが上へ上がろうともがき、下っ端は本当に無残なもの。こういう業界に限って上下関係が厳しいのも頷けますね。

  でもこのファッション業界を題材にしたことで華やかさがある反面、仕事の苦労さを分かりづらくしてしまっています。端から見れば雑用が仕事なのかと思いきやそうでもない。
  確かにファッション業界のおかげでアンディの成長がファッションの変化と共にわかるようになっているのですが・・・そのファッションもファッションモデルのような服装が後半見え隠れ。
  いくら業界人でも芸能人やモデルのファッションはしないでしょ。
  まあ過剰演出ですね。。。


  この映画のキーはミランダがアンディを採用した意図です。
  ファッションセンスも興味も無いアンディに、最初は業界に興味のある人を雇って失敗したからと答えていましたが、実際はやはり「自分に似ているから」が本音。
  がむしゃらにがんばって、私生活も捨てて手に入れた現在のポストと、最終的にはそうなりつつあるアンディに昔の自分を見ていたからこそ、最初にその臭いを嗅ぎ取っていたのではないでしょうか?

  とはいうものの、そうとは知らず、ミランダの敷いたレールを歩き始めたアンディ。
  やはり同じ道に迷い込みそうになります。。。

  でもミランダの一言から転機が訪れます。
  この一言・・・やはり転機の頃の自分に言いたかったのでしょうね。
  そういう気持ちがよくあらわれた演技でした、さすがメリル・ストリープです!

  いろんなブランドがでてきますが、・・・詳しくないので省略。
  どうやらエンドロールを見る限り、本人も出ていたみたいです。
  各ブランドの有名人に詳しい方、探してみては?


  意外にもよかったのは音楽。
  統一されているのは勿論ですが、テンポと明暗がハッキリしていてとてもマッチしていました。華やかさを失わせない音楽も、この映画の重要な要素ですね。



  客層は女性(OL)中心。
  元気になれる1本ですね。

  でもなぜプラダなんですかね? プラダだけではないと思うのですが・・・







【パプリカ】2006/11/25 in 川崎チネチッタ

2006-11-29 01:00:06 | ○映画/DVD【は行】
今日は先週末に観てきた話題作『パプリカ』をご紹介!


今回は川崎チネチッタでの鑑賞・・・何気に2年ぶりくらいかな、ココは。。。
川崎は今映画館激戦区。
先に紹介したTOHOシネマズ川崎をはじめ、最近できた109シネマズ川崎を含め、駅前に大型シネコンが3店舗。
各々が全国上映系の作品を上映しつつ、ミニシアター系作品も上映するというパターン。

まあ客にとっては選択肢があって面白いのですが、映画館は大変でしょうね

チネチッタ1チネチッタはラ チッタデッラというエンタテイメント街の一部で、他にはCLUB CITTA' やショップとレストランなどがある区画です。
この区画だけ違う街のようになってるのがちょっといい感じのところです。


チネチッタ内部の写真が左。
・・・まあ分かり辛いですね。

チネチッタ2
でも外観[写真:右]見るとだいたい雰囲気掴めますでしょうか。

ちょうどクリスマスイルミネーションがキレイでした

シートは頭まであるタイプでやや頭が後ろに傾いている形状。
座り心地としては堅くもなくやわらかすぎず、ちょうど良い感じです。
席幅も普通で、まあ一般的なシネコンシートですね。
音響も程よく、スクリーンの全方向なので見やすい造りなので大丈夫!
昔行ったときは音が割れていたのですが、現在はちゃんとしてました。
普通に見に行ける映画館ですね。


あらすじ
 『DCミニ』という機械を頭に装着して眠るだけで、他人の夢を覗き見て共有し録画もできてしまうスグレモノ。
 この『DCミニ』を使って精神治療を受けている粉川(大塚明夫)はその謎のセラピスト:パプリカ(林原めぐみ)に魅了される。
 実はこの『DCミニ』、まだ未完成であり、精神医療総合研究所の時田(古谷徹)が開発したモノ。そのサンプル3機が盗まれてしまう。

 人の夢に潜りこみ、使い方によっては精神を侵す危険性のある『DCミニ』。
 そんな中、島所長(堀勝之祐)が突然意味不明な言葉を発し、窓から飛び降りてしまう。島所長を救うため、島所長の夢の中へパプリカが向かう。

 果たして『DCミニ』を盗んだのは誰なのか?目的は?


パプリカ1感想
 おすすめ度(星4つ)
  凄い作品ですよ、ホント。
  世界観、ストーリー、どれをとっても一級品でした。
  ホントは東京国際映画祭で観たかったのですが、チケット取れず。。。まあそれも仕方ないって思えるほど。
  ただのサスペンスではなく、現実、人間の心理をテーマにしているところから、その映像表現が実に多彩で惹きつけられます。その象徴が「パプリカ」なのかもしれまえんね。

  普通に観て楽しめますが、難しい表現、一度では分からない方も結構いると思いますので、個人的には満点ですが、おすすめ度は4星です。

  でも是非観てほしい作品です。。。他の劇場公開アニメ作品よりは。


  <<以下ネタバレあり>>

  中盤まで観ればパプリカが誰なのか明確にわかりますが、・・・まあ普通最初にわかりますよね。
  でもなぜ敦子はパプリカになる必要があったのでしょうか?

  普段の敦子はどちらかといえば地味なキャリアウーマン系。
  そしてパプリカは自由で活動的で少女のような顔立ちの女性。

  この全く正反対な2人を結びつけるヒントは終盤のシーンにあったように思います。
  終盤、小山内(山寺宏一)に捕まり、パプリカの皮を剥ぎ取られ敦子が出てくるシーンでは敦子と外界との壁を、現実と夢の隔てが無くなって、現実にパプリカが現れたシーンではもう一人の敦子を、結局のところ、敦子とパプリカという2面性がこの世界観そのものであったように思います。
  誰もが外界との壁を作りたいし、こんな人間になりたいという願望がある。
  夢を支配することで人間をも支配できることもキーとなっていますが、侵された精神も一振りのパプリカで救済される・・・誰もがちょっとした変化で変えられることを意図しているように思えました。

  精神病患者の夢という表現も非常に興味深い。
  全ての身の回りのモノが踊りながらどこかを目指しひたすら歩く・・・そして自分が御輿の上で人形に囲まれている。
  様々な感想が出てきそうな表現が多数あり、それだけでも面白かったです。

パプリカ2  ストーリーとしては誰が犯人なのか、犯人が目指すモノは?という点がキーですが、この点は少し納得がいかない。どうも犯人の意図、そして小山内の意図がぼやけて感じられました。・・・観方が足りなかったかも。。。

  そして島所長の言動。。。粉川の。。。何度か観直したいですね。

  すばらしいのは映像
  CGを決して多用することなく、それでいて表現が上手く、世界観が良かった。
  でも人間描写よりも世界描写が中心だったことは確かかな。
  
  音楽。
  見事にマッチしていました。
  よくありがちな、音量、広がりのバランスが絶妙でキャラや設定を壊していないのはGOODです!

  初見だけでもこれだけ楽しめるのだから、何度も観たいですね。

  


  精神治療の話や『DCミニ』の概念・・・そういった話は半分くらいで聞いておけば、あとは感覚のままで十分楽しめますよ。

  メッセージ性もしっかりしていて、まさにの仕事って感じですかね。

  おすすめです






【東京国際映画祭 『ファウンテン』】2006/10/22 in ヴァージンシネマ六本木ヒルズ

2006-11-01 01:33:21 | ○映画/DVD【は行】
なんかたて続けに歓送会が。。。まあそういうシーズンなんですね。
ちなみに昨日も帰ったのは午前様でした

気を取り直して映画祭第2弾!
今回は特別招待作品『ファウンテン』をご紹介。
それにしても何で今回の上映は2回に増えたのでしょう・・・と思っていたら増えた方が舞台挨拶付きだそうで、私は舞台挨拶無しの回で最初に取ってしまったので泣くしかない状況でした
なんかムカつきますよね、これって。。。


六本木ヒルズ1ヴァージンシネマ六本木ヒルズ自体は言わずと知れたところですが、やはり映画祭期間中はちょっと雰囲気違いますよね。
まあ意外と人通りはまばらで、そんなに混んではいなかったのですが。

六本木ヒルズ2中に入るとなんともう『SAW3』の広告に変わってました。
SAWシリーズ、確かに楽しみですが・・・なんかペース早いですね。


中は至って平穏。
やはり舞台挨拶が無いためなのか・・・普段よりも空いている感じ。


劇場内に入ってみると、何か年月を重ねたせいかシートが汚くなってました。
まあ場所柄、いろんな人たちが来ているので、シートを汚す人もいるからなぁ。
ちょっと残念な場所になってしまいました。。。


それでは気を取り直して紹介です。。。


あらすじ
 16世紀のスペイン、女王イザベル(レイチェル・ワイズ)を守るため、征服者のトーマス(ヒュー・ジャックマン)が不死を約束すると信じられているファウンテン・オブ・ユース(若さの泉)の捜索を開始していた。僧侶の話を信じ森の奥深くまでやってきたトーマスとその仲間は謎の信者たちに襲われ、トーマス一人になってしまう。目の前には神殿、その周りには無数の信者たち、トーマスは単身神殿へと赴く。

 現代では科学者トミー・クレオ(ヒュー・ジャックマン)が愛する妻イザベル(レイチェル・ワイズ)の命を救おうと治療法の研究を進めていた。猿の脳に癌を埋め込み、様々な新薬を調合しながら手術するものの、一向に進行をくい止められない。こうしている間にもイザベルの病の進行は日に日に増し、熱さや寒さも感じなくなっていた。トミーはある森で発見した植物の新薬に調合し実験を開始する。

 未来。26世紀。宇宙飛行士のトム(ヒュー・ジャックマン)は千年の間思いつづけていたミステリーの答えを探求していた。

 3つの時代が交錯し、永遠の愛を探す物語が繰り広げられる。
 愛とは一体何なのか。。。


ファウンテン感想
 おすすめ度(星3つ)

  ものすごくキレイな作品。特に木と共に宇宙を漂う26世紀の映像は圧巻。
  でもこの作品を理解できるかどうかは別次元。メッセージには心理的な要素が強く、3つのオチを理解するには何度も観て流れに身をまかせることが重要かもしれませんね。

  意外にも良かったヒュー・ジャックマンの演技とストーリー個々の途中までの良さを総合的に評価して3星です。


  <<以下ネタバレあり>>

  ホントによかったヒュー・ジャックマンの演技。。。
  過去に当たる16世紀のスペインでは忠誠心溢れるトーマスを演じ、未来では孤独を寂しさを持つトムを演じていました。そして何と言っても現代のトミー役では、愛する妻を何とか救いたいが、思うように進行をくい止められない苦悩の姿が泣けます。

  レイチェル・ワイズは何か年取りましたね。
  でもこの人も見事に各時代のヒロインを演じていました。。。


  ストーリー展開として、最初にある程度各時代の映像を見せたあと、各時代で過去にさかのぼり、パズルのようにつなげながら進行するパターン。
  見せ方としては思い出すのは『ソラリス』ですね。

  でも各時代での進展がグルグルをまわって進むので、せっかくの各時代のストーリーが楽しめきれないのが難点。

  特に感動を誘う現代のストーリーでは未来とのシンクロ展開が多く、ヒュー・ジャックマンのせっかくの演技が生かしきれていない気がする。

  後半になるにつれて各時代間のシンクロが一層増し、混乱するばかり・・・ラストに至ってはとらえ方次第ではなのかどうかもわからないように思えました。

  ただそのに対するメッセージは確かなもの。
  過去では女王を慕う愛、現代では妻を思う愛、未来では失った愛・・・それぞれ愛の形であり、非常に興味深い。

  そういう考え方からこの作品を見ると、ラストの意味もはかなく苦しいモノに見えるかもしれませんね。



  観る人が考えるというより感じる作品。
  日本公開は来年秋のようですので、確認したい方・・・しばしお待ちを





【ハードキャンディ】08/05 in シネマライズ

2006-08-22 23:34:35 | ○映画/DVD【は行】
今日は久しぶりに映画ネタです。

今回はサンダンス映画祭で絶賛された話題作『ハードキャンディ』をご紹介!

意外にも私のブログで紹介するのは初めてのシネマライズでの観賞。
これも意外なのですが、シネマライズ1(BF)で観るのは初めてでした。
シートは珍しいバケット型、最初はちょっと窮屈に感じましたが、これが意外にも長時間座っていても辛くないスグレモノ。
シート間隔もほどほどで良い感じでした。


ハードキャンディ1
 あらすじ
 出会い系のチャットから物語ははじまる。

 チャットで盛り上がった14歳の少女ヘイリー(エレン・ペイジ)と売れっ子フォトグラファーのジェフ(パトリック・ウィルソン)はカフェで会う約束をする。


 会って気に入ったジェフは当初は「家には連れて行かない」と言っていたにもかかわらず、家に連れ込む。


 家に着いても全く動じないヘイリー。
 「飲み物は?」と聞かれ、「他人の用意した飲み物は口にしない」と言って冷蔵庫からドリンクを取り出しスクリュードライバーを作りジェフにも勧める。
 誘われるままにスクリュードライバーを飲みながらヘイリーの写真を撮っていると、急にジェフは倒れて意識を失ってしまう。

 目を覚ますと、ジェフは椅子に縛られ身動きできない状態になっていた。
 ヘイリーの目的はいったい何なのか。。。



ハードキャンディ2 感想 
  おすすめ度(星2つ)

  外国版出会い系の映画っていう異色のジャンルだけに期待していたのですが、はっきり言ってガッカリでした。

  でも斬新な話題と痛々しい演出は良かった。
  それよりもいただけないのは脚本。構成はハリウッド的。
  話題に比べ残念さが上回って2星でした。


  <<以下ネタバレあり>>
  題材としては、洋画としては珍しい出会い系を利用した罠ってのが良かったのですが、まず少女役のエレン・ペイジがそれほど魅力的でない。

  あどけなさがかなりあるエレンだが、初めてあったカフェで服を着替えたりしてその魅力を表現しようとしたようだが、イマイチと感じたのは私だけでしょうか?
  そういう意味ではごく一般的な出会いを表現したかったのかなぁとは思ったのですが、演出としても食いつきが悪いと思いました。


  キーパーソンとなる少女ヘイリーはとにかくジェフの過去の秘密を執拗に探ろうとします。
  
  きっと最後に何か目的がわかるはず・・・と思って楽しみにしていたのですが、結局のところは戒めだったようです。
  「実は過去の少女の妹で・・・」みたいな現実的な伏線を期待していたのですが、こういう人間はいつかバチが当たりますみたいな終わり方のため、一気に映画全体に現実味がなくなり、ガッカリしてしまったというのが本音です。


  少女は本当に存在するのか?

  そんなことまで思えてきました。
  一般的な少女を起用したわりには非人間的な終わり方をさせて何を伝えたかったのでしょうか? 結局、私にはわかりませんでした。

  そうはいうものの、良かった面もありました。
  ジェフの口を割らせるために、睾丸切除をしようとします。
  このシーンはホントによくできていました。

  きっと観ていた男性の全てが股間を押さえたことでしょう

  またエレンの何を考えているか分からない表情での各行動も結構緊迫感がありました。演技自体はそれほど悪くないのがこの映画の救いでしょうか。。。


  こういう面があるからこそハリウッド的なのかもしれません。
  通常(?)、ハリウッド映画の脚本はシーンやシチュエーションなどの区切り毎に脚本家が違ったりします。それはこういうシーンの描写が得意な人やそうでない人がいるからです。

  今回のこのハードキャンディはそうでないのかもしれませんが、伝えたいことがわからない感じから考えると、こういうシーンがある映画を作りたいというのがあって、そのあと全体が付いたような構成に感じました。そういう意味でハリウッド的と表現しました。


  全体としてのかかったようなこの作品がなぜサンダンス映画祭で絶賛されたのか・・・真新しい話題だったからでしょうか。。。




  個人的にはもっと洗練された出会い系サスペンスが観たかったです。
  話題性だけではダメだと改めて痛感した作品でした






【ブレイブストーリー】2006/07/14 in 平和島シネマサンシャイン

2006-07-18 00:06:17 | ○映画/DVD【は行】
今回は初のアニメ評価作品『ブレイブストーリー』をご紹介!

ブレイブストーリー1本来はあんまりアニメの劇場公開作品は観ない主義なのですが、好き嫌いは良くないし、今回はちょっと惹かれたってことで行ってみました。。。


そしてこのブログでは初登場となります、平和島シネマサンシャインですが、個人的には大好きな映画館の一つです。
ここは私的には都内最後のオアシスだと思っています。客層は郊外型と都市型半々くらいですが、何といっても観客がそれほど混まないので観やすいってことですかね。。。

でもこれあんまり誉め言葉じゃないですよね。。。

それを抜いても、映像、音響の良さによる見易さがあり、ここへ来るとゆったり観られます。
シートもシンプルですが、結構好きです。
あと、終わった後に下の怪にあるドンキ・ホーテに行くのもちょっと日課。
何気にレストランやゲームセンター、パチンコ、健康ランドまである総合アミューズメント施設内にありますが、少し変わってるのは隣に平和島競艇があることですかね。。。

競艇はともかく、皆さんも一度いかがですか?


あらすじ
 平凡な小学生ワタル(声:松たか子)は友人のカっちゃん(声:虻川美穂子(北陽))と幽霊ビルを探検していた。
 ビルの最上階で宝玉を発見したワタルは黒装束の少年:ミツル(声:ウエンツ瑛士)に出会う。直後、ミツルは階段の上に浮かぶ不思議な扉へ姿を消した。

 翌日学校へ向かうと転校生としてミツルと再会する。
 ワタルはミツルに惹かれつつ接近を試みると、ミツルは「扉の向こうへ行けば運命を変えられる・・・」と残して扉の向こうへ姿を消してしまう。
 気にかかりつつ家に帰るとごくワタルの平凡な家庭が崩壊していた。。。

 「こんな運命、間違ってる」と思ったワタルは、ミツルの言葉に従い幽霊ビルへ向かう。果たして、運命は変えられるのか。


感想
 おすすめ度(星2つ)
  とりあえず俳優の声優モノとしては及第点かな。でもストーリーがどうも納得できないんです。
  テーマもスケールも大きな分、この作品を限られた枠の中でどのように上手く表現するかなのですが、・・・どうやら上手くは無かったみたいですね

  ワタルを演じた松たか子さん、非常によく小学生の少年を演じていましたが、どうも所々素の松さんが出てしまっていたのが残念でした。
  未熟なウエンツ瑛士さんの声はともかく、周りを固めた常盤貴子さん(カッツ役)、大泉洋(キ・キーマ役)、伊東四朗さん(ラウ導師役)は違和感なく見事でした。そういう意味では声優は良かったのですが、ストーリーで減点ってことで2星です。


  <<以下ネタバレあり>>
  アニメで定評のあるGONZOとワーナー、そしてついでにフジテレビの終結したプロジェクトで楽しみにして観に行った分、ちょっとガッカリでした。。。
  勿論、映像はさすがにGONZOだけあってキレイで、立体的なCGとアニメーションの使い方は見事でした。音楽も結構マッチしていて、・・・まあ特に印象は無いですが、それがうまく溶け込んでいた証拠だと思います。

  扉の中に入ってまず旅人になる試練を受けます。
  このシーンを観たとき、よくあるRPGの最初の設定、勇者になるのか、戦士になるのか、魔法使いになるのかって感じでちょっと面白かった。
  でも謎解きはなんか不要って感じでした。。。

  その後、与えられた剣にはめ込む5つ(まあ実際には最初にもらえる1つを抜いた4つ)の宝玉を捜す旅に出ます。
  その中でキーマやミーナといった仲間に出会い冒険しますが、・・・時間の関係か3つ目とサブストーリーらしきものをハイライトシーンにして飛ばしました。。。
  
  これ系のストーリーは主人公の力と心の成長を観客が一緒になって体験し、共感しつつ観るモノなのに、ハイライトはヒドい!
  せっかく、最後はミツルとの対決、感動のクライマックスが待っているのに、半減以下です。

  ワタルの声ですが、戦闘シーンは通常の会話シーンでは見事でした。
  でも通常シーンのちょっとした節目の声はどうしても松さんの声に聞こえてしまう・・・つまり女性の声って感じでした。
  「あっ」とか「(笑)」みたいなものを声にするのは、やはり声優っていう職業じゃないと難しいものですね。。。  

  最後の纏め、ラストシーンからの展開は非常にキレイでした。
  切り方も申し分ないですが、やはり一緒になってワタルの冒険を味わえなかったのはキツいですね。


  この尺でこの壮大なストーリーを描くのは無理があるのかな・・・

  できれば連続TVシリーズで見たかった作品でした





【初恋】2006/07/01 in シネカノン有楽町

2006-07-04 23:59:40 | ○映画/DVD【は行】
今回は先週末に観た『初恋』をご紹介!

初めてシネカノン有楽町に行きましたが、まあビッグカメラの7Fってこともあって親しみは前からありました。なかなか行く機会が無かっただけですね。。。
まあシネカノン系のシートは・・・個人的にはお尻が痛くなるのであんまり好きじゃないです
あと、この劇場は前方がほとんど段差が無いので満席時は観辛い欠点があります。
超人気作品や公開初日などの鑑賞にはあまりおすすめできませんね。。。


あらすじ
 孤独な少女みすず(宮崎あおい)は放課後、新宿の繁華街の奥へと足を運んでいた。
 彼女の手には「B」と書かれたマッチ。
 JAZZ喫茶「B」に辿り着いたみすずは外で待っていた、このマッチをくれた兄を。

 あるきっかけで店の中に入ったみすずは兄の亮(宮崎将)をはじめとしたグループの仲間に加わる。それから先、だんだんと「B」で過ごす時間が増え、かけがえの無い場所になっていく。
 そんなある日、グループの仲間である岸(小出恵介)から他の仲間に内緒で現金輸送車から3億円強奪しないかと誘われ、そこからみすずの周りと心が変化していく。
 どのようにして強奪したのか?その後の運命は?・・・謎が徐々に解かれていく。


感想
 おすすめ度(星3つ)
  結構面白かったです。それにしてもこんな単純な心理トリックで騙されちゃうもんなんですね・・・ってホントはわかんないか。。。
  とにかく宮崎あおいさんの映画です。彼女がいなければあの雰囲気が出なかっただろうし、一人輝いてました
  その代わり、小出恵介さんの演技がどうしてもしっくりこなくて、あと、その他の面々も脇役の強さが少し足りなかったです。・・・ということで3星です。


  <<以下ネタバレあり>>
  なんといってもホントに宮崎あおいさんの演技に尽きます。彼女の表情による表現力はたいしたものです。

  最初「B」に来た頃はあどけなく、そして幼い表情だったのに、だんだん時が経つにつれて大人へ、そして岸への恋心がよくできていました。ただ役作りなのか、しゃべり方を若干クセのある感じにしていたのが気にかかりましたが。。。

  学生運動の真っ盛りということもあって、若者の溜まり場となっていた「B」では喧嘩や薬といったものが横行、そんな中気の許せる仲間たちといるこの空間だけがみすずの居場所になっている感じもよく出ていました。
  ただ、岸を演じた小出恵介さん・・・ちょっと役不足かな。原作は読んだことありませんが、どうも作品全体から考えても岸の表情(人物像)としては青すぎる


  3億円事件のトリックとしては極単純で、女性が真犯人だということがメインでしたが、そこまでは良かった。。。


  後半からラストにかけて、強奪が終わり、岸との別れから兄の死までを描いていますが、意外に長く、どうでもいい感じでした。
  きっと演出としては、タイトル通りみすずの一途な恋心を描きたかったのだと思いますが、そこに至る過程の表現の仕方がなんだかダラダラと同じ調子で急にクライマックスがやってくる感じ。

  ほのかな恋心を描くだけであれば3億円強奪からちょっとだけでよかったはずですが、どうしてもこのラストシーンを入れたかったのでしょうか?
  確かにキレイかもしれませんが、全体的にはあの時間のために半減って感じでした。。。


  


  宮崎あおいさんの作品、これからも楽しみですね。。。
  個人的には小嶺麗奈さんのヌードも見れてちょっとビックリな作品でした。
  結構皆さん脱ぐんですね、最近って



【BIG RIVER】2006/06/17 in テアトル新宿

2006-06-19 23:32:30 | ○映画/DVD【は行】
今日は先週末に観た『BIG RIVER』をご紹介!


BIG RIVER1
 今回は初めてテアトル新宿での鑑賞・・・ちょっと迷いました
 やはりテアトルと冠するだけあって、お馴染みのシートでした。
 まあそれがいいんですけどね。。。


あらすじ
 場所はアメリカ・アリゾナの砂漠。まっすぐに伸びた道路の片隅をバックパッカーの哲平(オダギリ・ジョー)は歩いていた。
 あてもなく歩いているうちに立ち往生した車を発見、パキスタン人のアリ(カヴィ・ラズ)に出会う。車の修理を手伝い、乗せてもらったがしばらく走るとガス欠してしまう。
 哲平はアリにその場に残るように言い、歩いてガソリンスタンドへ向かうが、その途中で、アメリカ人女性のサラ(クロエ・スナイダー)に出会い、アリも含め助けてもらう。
 ここから日本人、パキスタン人、アメリカ人の小さな旅が始まる。


感想
 おすすめ度(星2つ)
  まあ全編英語という異色の日本映画ですが、期待とはウラハラに出来はあんまり・・・。
  アリゾナの大自然に頼り過ぎて全体を上手く仕上げられていない感じで星2つです。

BIG RIVER2

  <<以下ネタバレあり>>
  なぜアラスカなのでしょうか?
  確かに特異な地形、地平線まで続く一本道、交通量も少なく、広いながらも閉ざされた空間を創りやすい。
  でもそのおかげで背景描写に負けてしまった感じです。

  ストーリー自体も映画ではありふれたほのぼのモノ。3人個々の旅の理由に迫りながら最後には目的を見つける。
  オダギリ・ジョーさん自体はちょっと行きなれたバックパッカーって感じでしたが英語はそうでもない・・・、逆にクロエ・スナイダーさんは立ち姿がカッコイイ!けどどことなくクセがある感じ、でも意外にもキーとなる感じが弱い。
  まあカヴィ・ラズさんは強がってる感じがよくでてました。

  役者自体はそれほどマイナスではありませんが、繋ぎが良くない。
  哲平とサラの関係が急接近するのは分かるが、そんなに思い合うものか?
  またそのことに自分のことで精一杯だったアリが最後に気づくとは思えません。
  つまり繋ぎが弱いんです。。。

  そういった感じが随所に見られ、ラストも哲平の気持ちが弱くなってしまった感じがします。

  こういうものは海外の方が上手い・・・つくづくそう思いました。



  日本だって捨てたモンじゃないですよ。
  その方が上手く表現できると思います。・・・日本人には




【ブロークン・フラワーズ】2006/05/14 inシャンテ・シネ

2006-05-15 00:10:44 | ○映画/DVD【は行】
今日は日比谷シャンテ・シネ『ブロークン・フラワーズ』を観てきましたのでご紹介!



前から観に行きたかった作品で、以前にも『ロスト・イン・トランスレーション』でも独特の雰囲気を放っていたビル・マーレーが主演ということもあって、今回は念願叶って観に行ってきました。。。


ブロークン・フラワーズあらすじ
 ある日、主人公ドンのもとに送られてきたピンク色の手紙。
 差出人の署名等は無く、そこには20年前にドンの息子を産み、育ててきたが、その息子がドンに会いに旅立ってしまったとあった。
 ドンは隣人の助言に従い、過去に関係をもった女性のもとを尋ねてその真相を確かめる旅に出る。


感想
 おすすめ度(星4つ)
 かなり良い感じです。全体的にゆったりしていて、それでいて飽きさせません。



 なんと言ってもビル・マーレーが見事に魅力を出し切ってます
 またこの作品はそれぞれのシーンが絵のようにキレイで、それがまたビル・マーレーの存在感を際立たせてます。
 そして演出・・・ストーリーの流れに時間的幅と観客への投げ掛けの時間を与えているのか、流れる曲と共にゆったりとした雰囲気を作り出しています。
 さらに主人公の性格・・・言葉とはウラハラにストーリーの大きな流れに流されていく様は穏やかな笑いを与えてくれます。。。
 というか、映ってるだけでも面白いです。。。みんな。
 あとシャロン・ストーン、久しぶりに見たな~。

 見方によってはきっと間延びな作品だな~と思うかもしれません。


 そしてエンディング・・・みなさんは分かりましたか?・・・この作品の意図。。。
 <<以下、ちょっとネタバレで、かつ偏見的感想です>>

  まあ、案の定、誰が差出人なのかとかいう答えはありません。
 でも、そんなことは結局どうでもいいのではないでしょうか・・・。
 ラストで現れたバックパッカーらしき青年に対してドンが言っていました。「・・・過去は過ぎ去ったもので、現在が大事」って感じで。
 会いに行った4人の女性、あと現在暮らしていた女性シェリーはそれぞれキーとなるピンク色を持ってました。でも結局、第二のキーとなる筆跡に関してはシェリー以外よく分かりません。手紙本文に使われたタイプライターも結局謎のまま。。。
 普通に考えれば、一番ヒントに合致していた4番目の女性がそうかなって思いがちですが、きっと違うでしょう。過去がどうとかじゃなくて、今現在そのものを受け止めることこそ言いたかったことなのではないでしょうか。過去を振り返ることで、今の生活の糧となり、今の生き方を見直すきっかけを訴えていたように、少なくとも私は感じました。

 感じ方は人それぞれなので、何とも言い難いところですが、見方によってはイタズラ説や、全員が共謀している説などなど様々考えられて面白いかもしれません。

 でも、雰囲気は独特なのは確かですね。。。好きです、こーゆーの


 こういうのが好みという方なら、結構満足だったのではないでしょうか

 分かりやすさもありますが、好き嫌いがあるので4星です。





【フィフス・エレメント】2006/05/07 (アンジェラジャパンプレミア)

2006-05-07 18:27:29 | ○映画/DVD【は行】
『アンジェラ』ジャパンプレミアでのオールナイト同時上映『フィフス・エレメント』のご紹介!


あらすじ
 はるか昔から宇宙人との交流があった古代遺跡。ある日、宇宙人は宇宙の平和をつかさどる5つの要素を取りにくる・・・危険が迫っていると言葉を残して。。。
 23世紀、タクシー運転手コーベン(ブルース・ウィリス)の元に空から美女(ミラ・ジョヴォヴィッチ)が落ちてくる。彼女こそ第5の要素であった。ちょいB級テイスト漂うSF作品。


感想
 おすすめ度
 いいっすねぇ、これ。このテイスト、嫌いじゃないです
 
 実は何気に初めて観たんです、今回。ジャパンプレミアでは最後の上映で、明け方近くでしたが、眠気吹っ飛びました。。。

 何と言ってもこの作品はSFの世界観でしょうか。
 手の込んでるようでコミカルさを失わない世界、まじめなのか不真面目なのかよくわからないのがGOOD!
 
 そしてミラ・ジョヴォヴィッチの美しさ
 魅力的な瞳と体のしなやかさ、どこの言葉かわからない言葉をしゃべり、あまりセリフもありませんでしたが、で伝わってきました。ああいう格好ってもうミラの専売特許ですね

 ブルース・ウィリスは、・・・まあこんなもんですかねぇ。特にコメントもありません。この人ならこのくらいはできて当然ってとこでしょうか。。。

 あとは何気にゲイリー・オールドマン、・・・好きです。

 何が気に入らないってわけでもないですが、結局あやふやでしたね。
 なぜ、それがそこにあり、どうして彼女が第5の要素なのか・・・。
 あとなぜその力だと、迫り来る危機から脱せるのか・・・いろいろ疑問が残りますね。

 ちょっとくらい導き的なものほしかったな~