超久々に帰ってきました、ブログ更新!
話すネタはちょっとはあるのですが、まずはこの前観た「バベル」の感想から。。。
今回はこれも久々の日比谷スカラ座。
ここは言うまでもなくきれいな館内と座りやすいシート・・・観やすい場所ですね。
一言言うと、トイレが少ない。
確かに左右2箇所にあるものの、どちらも個数が少ない。
これは男性、女性にかかわらずのようです。
もう少し増やしてほしいなぁ

あらすじ
モロッコの山間部の村で暮らすアブドゥラ(ムスタファ・ラシディ)は知り合いからライフルを買った。ライフルは2人の息子、アフメッド(サイード・タルカーニ)とユセフ(ブブケ・アイト・エル・カイド)にヤギを襲うジャッカルを撃ち殺すために手渡された。
ある日兄弟はライフルの腕前を競い、眼下の山道を走るバスを狙い合った。
銃の腕の良い弟ユセフが撃った銃弾が・・・全ての引き金となった。
夫婦の絆を取り戻すため、リチャード(ブラッド・ピット)と妻スーザン(ケイト・ブランシェッド)は幼い息子をメキシコ人の乳母に預けモロッコを旅していた。
山道をバスで走っていると、急に窓ガラスが割れる音が・・・。
直後、スーザンが血だらけになっていた。
一発の銃弾をきっかけに、それぞれ訳ありの人々の物語が繋がっていく。
感想
おすすめ度:
(星2つ)
物語そのものは単純、でも演出、脚本がわざわざ内容を複雑化させている特殊な作品でした。
話題の作品でしたが、『バベル』という題材の奥深さとその内容の関係の結びつきがどうしても理解できず、ケイト・ブランシェッド出演作品が好きな私でも2星でした。
<<以下ネタバレあり>>
時系列で物語が進行していない為か、一発の銃弾を起点に4つの物語が交錯します。
4つの物語のつながりは結構強引。
バスに乗っていた夫婦とライフルを撃った兄弟は事件としての繋がりがあるものの、夫婦の息子の乳母の国境越えの話はちょっと突拍子もない。
もっといただけないのは、ライフルの所持者が日本人のヤスジロー(役所広司)だったという点。・・・無理した感じがしますよね。。。
話題となっていた菊地凛子さんの演技ですが、確かに聾唖で年頃の女の子という難しい役を演じていましたが、・・・はっきりいって賞賛されるほどではないという感じ。
「・・・私を見て」と言葉ではなく演技で訴える凄さはありましたが、裸になって父親と佇むラストシーンではなぜか違和感を感じました。
映画が進むにつれ、物語の時間の行き来が激しくなり、4つの物語が繋がりがはっきりしてくる演出は、最近では結構頻繁に使われる手法ですが、この映画の場合はそれがあまり有効であったとは言えない気がしました。
サスペンス系の作品では謎解きとして有効なのですが、今回は事象の羅列、ちょっとした叙事詩といった感じのようですが、後に残るものも特に無く、ちょっと残念でした。
とは言うものの、音楽は特徴的で、それぞれの主人公たちの訳ありな感じをよく表現していましたよ。
一番共感できなかったのはモロッコのライフルを撃った弟のラストシーン。。。
あまりにも理不尽な結末・・・それは日本のチエコの結末や撃たれた夫妻の結末とは違い、メキシコの乳母の結末同様、ドラマチックだったかもしれません。
ただ、逆に銃を向けられる異常な状況下で、あの年代の子供が生き抜く為とはいえ、多勢に銃を向けられるのか・・・あまりにも私とは異なった環境過ぎて理解に苦しみますね。・・・でもあの迫真の演技はよかったです。
異常な状況下でそれぞれ国籍の違う人間がどういう行動をとるのか、・・・そんな観点で観るのもいいかもしれませんね
話すネタはちょっとはあるのですが、まずはこの前観た「バベル」の感想から。。。
今回はこれも久々の日比谷スカラ座。
ここは言うまでもなくきれいな館内と座りやすいシート・・・観やすい場所ですね。
一言言うと、トイレが少ない。
確かに左右2箇所にあるものの、どちらも個数が少ない。
これは男性、女性にかかわらずのようです。
もう少し増やしてほしいなぁ



モロッコの山間部の村で暮らすアブドゥラ(ムスタファ・ラシディ)は知り合いからライフルを買った。ライフルは2人の息子、アフメッド(サイード・タルカーニ)とユセフ(ブブケ・アイト・エル・カイド)にヤギを襲うジャッカルを撃ち殺すために手渡された。
ある日兄弟はライフルの腕前を競い、眼下の山道を走るバスを狙い合った。
銃の腕の良い弟ユセフが撃った銃弾が・・・全ての引き金となった。
夫婦の絆を取り戻すため、リチャード(ブラッド・ピット)と妻スーザン(ケイト・ブランシェッド)は幼い息子をメキシコ人の乳母に預けモロッコを旅していた。
山道をバスで走っていると、急に窓ガラスが割れる音が・・・。
直後、スーザンが血だらけになっていた。
一発の銃弾をきっかけに、それぞれ訳ありの人々の物語が繋がっていく。

おすすめ度:


物語そのものは単純、でも演出、脚本がわざわざ内容を複雑化させている特殊な作品でした。
話題の作品でしたが、『バベル』という題材の奥深さとその内容の関係の結びつきがどうしても理解できず、ケイト・ブランシェッド出演作品が好きな私でも2星でした。
<<以下ネタバレあり>>
時系列で物語が進行していない為か、一発の銃弾を起点に4つの物語が交錯します。
4つの物語のつながりは結構強引。
バスに乗っていた夫婦とライフルを撃った兄弟は事件としての繋がりがあるものの、夫婦の息子の乳母の国境越えの話はちょっと突拍子もない。
もっといただけないのは、ライフルの所持者が日本人のヤスジロー(役所広司)だったという点。・・・無理した感じがしますよね。。。
話題となっていた菊地凛子さんの演技ですが、確かに聾唖で年頃の女の子という難しい役を演じていましたが、・・・はっきりいって賞賛されるほどではないという感じ。
「・・・私を見て」と言葉ではなく演技で訴える凄さはありましたが、裸になって父親と佇むラストシーンではなぜか違和感を感じました。
映画が進むにつれ、物語の時間の行き来が激しくなり、4つの物語が繋がりがはっきりしてくる演出は、最近では結構頻繁に使われる手法ですが、この映画の場合はそれがあまり有効であったとは言えない気がしました。
サスペンス系の作品では謎解きとして有効なのですが、今回は事象の羅列、ちょっとした叙事詩といった感じのようですが、後に残るものも特に無く、ちょっと残念でした。
とは言うものの、音楽は特徴的で、それぞれの主人公たちの訳ありな感じをよく表現していましたよ。
一番共感できなかったのはモロッコのライフルを撃った弟のラストシーン。。。
あまりにも理不尽な結末・・・それは日本のチエコの結末や撃たれた夫妻の結末とは違い、メキシコの乳母の結末同様、ドラマチックだったかもしれません。
ただ、逆に銃を向けられる異常な状況下で、あの年代の子供が生き抜く為とはいえ、多勢に銃を向けられるのか・・・あまりにも私とは異なった環境過ぎて理解に苦しみますね。・・・でもあの迫真の演技はよかったです。
異常な状況下でそれぞれ国籍の違う人間がどういう行動をとるのか、・・・そんな観点で観るのもいいかもしれませんね
