今日は芸能一家の母娘が共演したことで話題となっている『待合室-Notebook of life-』を観てきましたのでご紹介!
今回は2007年もお世話になります、キネカ大森での鑑賞、・・・もう説明の必要は無いですよね。まあもちろん毎週水曜日は1000円です
ここのシート、最近思うのですが、座る部分(座面)も若干下向き。
へんな姿勢で観るとすべってきます

あらすじ
場所は東北、岩手県のローカル線:IGR(いわて銀河鉄道)の小繋駅。
その駅前の日用雑貨兼酒屋を営む夏井和子(富司純子)は日課のように駅の待合室にに通っていた。
和子の目的は"命のノート"と呼ばれる、待合室に訪れた人々が記すノートに返事を書くこと。今日もノートを見ると、最近よく書かれている「鞍馬天狗」なる人物の投書。
鞍馬天狗が書く内容は毎回希望の無いものばかり・・・そんな内容にも希望を持たせようとノートに返事を書いていた。
遠野で生まれ育った和子は看護師になり、見合でこの小繋に嫁いできた。
まじめな夫:志郎(ダンカン)と娘:和枝(遠藤由実)、そして周りの人々に囲まれ幸せに暮らしていたが・・・。
過去の経験からか、訪れる人々に親切にし、励まし、我が子のように接する和子。
そんな和子の書く返事が話題を呼び、各地から旅人が訪れるようになっていた。
そんな和子とその過去、ノートのエピソードが繰り広げられる。
感想
おすすめ度:


(星4つ)
全体的に穏やかで優しさの溢れる作品でした。
物語の題材自体は実際にある小繋駅のおばちゃんと命のノート。富司純子さんがその品のある顔立ちと優しさ溢れる表情で見事に"おばちゃん"を演じています。
そして若い頃の和子を富司純子さんの実娘:寺島しのぶさんがおてんばで元気いっぱいって感じを上手く演じてました。
ノートに纏わるエピソードと和子の過去を重ねながら、自然に出てくる涙
が抑えられなくなるような作品でしたが、若干映画ということもあってやりすぎ感があったかな・・・ということで4星です。
<<以下ネタバレあり>>
クリアな雪景色の中に心温まるエピソードの数々・・・最初は単純なノートを通した心のふれあいを描いた映画なのだと思いました。
確かにそれだけでも良いのですが・・・キーとなるのは和子がなぜそこまで人に優しくできるのかということでした。
過去に子どもを亡くし、夫にも先絶たれ、その悲しみに耐え、「絶望と隣り合わせに希望がある」、「きっといいことがある」と自分に言い聞かせて生きてきたからこそ、このストーリーが成り立つのだと思います。
そんないつも笑顔で人々を迎えながら、親身に相談にのったり、ときには人のために泣いたり、難しい役どころを見事に演じた富司純子さんに感服です。
そして娘であり、和子の若い時代を演じた寺島しのぶさん、意外にも登場の少なさが残念でした。
また周りを固めた俳優陣にはダンカンさん、あき竹城さん、斉藤洋介さんといった面々。これだけでも個性強いですよね。
難点があるとすれば、娘の死後の心境、夫の死後から現在に至るまでの和子が全く描かれていないこと。死にたくなるような気持ちからどうやって立ち直ったのか?・・・もっと描いて欲しかった。
まあそう思えるほど余韻を上手く使った演出が光っていたってことですね。
そしてテーマソングは綾戸智絵さんの書き下ろし曲。
・・・とてもイイ出来でした。
こんなに富司純子さんが優しく見える映画・・・先に鑑賞した『犬神家の一族』のときとは大違いでちょっと面白いです。
観ている側も優しくなれるこの作品、是非ご鑑賞ください
今回は2007年もお世話になります、キネカ大森での鑑賞、・・・もう説明の必要は無いですよね。まあもちろん毎週水曜日は1000円です

ここのシート、最近思うのですが、座る部分(座面)も若干下向き。
へんな姿勢で観るとすべってきます



場所は東北、岩手県のローカル線:IGR(いわて銀河鉄道)の小繋駅。
その駅前の日用雑貨兼酒屋を営む夏井和子(富司純子)は日課のように駅の待合室にに通っていた。
和子の目的は"命のノート"と呼ばれる、待合室に訪れた人々が記すノートに返事を書くこと。今日もノートを見ると、最近よく書かれている「鞍馬天狗」なる人物の投書。
鞍馬天狗が書く内容は毎回希望の無いものばかり・・・そんな内容にも希望を持たせようとノートに返事を書いていた。
遠野で生まれ育った和子は看護師になり、見合でこの小繋に嫁いできた。
まじめな夫:志郎(ダンカン)と娘:和枝(遠藤由実)、そして周りの人々に囲まれ幸せに暮らしていたが・・・。
過去の経験からか、訪れる人々に親切にし、励まし、我が子のように接する和子。
そんな和子の書く返事が話題を呼び、各地から旅人が訪れるようになっていた。
そんな和子とその過去、ノートのエピソードが繰り広げられる。

おすすめ度:




全体的に穏やかで優しさの溢れる作品でした。
物語の題材自体は実際にある小繋駅のおばちゃんと命のノート。富司純子さんがその品のある顔立ちと優しさ溢れる表情で見事に"おばちゃん"を演じています。
そして若い頃の和子を富司純子さんの実娘:寺島しのぶさんがおてんばで元気いっぱいって感じを上手く演じてました。
ノートに纏わるエピソードと和子の過去を重ねながら、自然に出てくる涙


クリアな雪景色の中に心温まるエピソードの数々・・・最初は単純なノートを通した心のふれあいを描いた映画なのだと思いました。
確かにそれだけでも良いのですが・・・キーとなるのは和子がなぜそこまで人に優しくできるのかということでした。
過去に子どもを亡くし、夫にも先絶たれ、その悲しみに耐え、「絶望と隣り合わせに希望がある」、「きっといいことがある」と自分に言い聞かせて生きてきたからこそ、このストーリーが成り立つのだと思います。
そんないつも笑顔で人々を迎えながら、親身に相談にのったり、ときには人のために泣いたり、難しい役どころを見事に演じた富司純子さんに感服です。
そして娘であり、和子の若い時代を演じた寺島しのぶさん、意外にも登場の少なさが残念でした。
また周りを固めた俳優陣にはダンカンさん、あき竹城さん、斉藤洋介さんといった面々。これだけでも個性強いですよね。
難点があるとすれば、娘の死後の心境、夫の死後から現在に至るまでの和子が全く描かれていないこと。死にたくなるような気持ちからどうやって立ち直ったのか?・・・もっと描いて欲しかった。
まあそう思えるほど余韻を上手く使った演出が光っていたってことですね。
そしてテーマソングは綾戸智絵さんの書き下ろし曲。
・・・とてもイイ出来でした。
こんなに富司純子さんが優しく見える映画・・・先に鑑賞した『犬神家の一族』のときとは大違いでちょっと面白いです。
観ている側も優しくなれるこの作品、是非ご鑑賞ください
