goo blog サービス終了のお知らせ 

FuYuKaiな感じ

映画/舞台大好きな♂の日々を綴った不定期更新な日記。。。

【幸せのちから】2007/01/22 試写会 in イイノホール

2007-01-25 01:47:28 | ○映画/DVD【さ行】
ちょっぴり久しぶりの更新になった今日はウィル・スミス親子共演の話題作、『幸せのちから』の試写会に行ってきましたのでご紹介!


今回の場所はイイノホールで初めてだったのですが、ここもキレイなところでした。
霞ヶ関って場所柄からか、会場の周りはそんなに人は多くなく、会場内は女性が多かったですね。
シートはよくある背中くらいまでの背もたれタイプですが、意外とふっくらした座り心地。。。
色もよくある赤で・・・まあまあですね。

でも驚いたのは音響
試写会会場にありがちな音響レベルの低さは微塵も無く、ほぼ映画館並。
ちょっとこれは得した気分でした。


幸せのちから
あらすじ
 1981年のサンフランシスコ。
 医療機器のセールスマンであるクリス・ガードナー(ウィル・スミス)はパートで働く妻:リンダ(タンディ・ニュートン)と幼い息子:クリストファー(ジェイデン・クリストファー・サイデン・スミス)の3人暮らし。
 高級な医療機器のためなかなか売れず、大金をはたいて買った在庫は一向に減る気配はなかった。家賃や税金も不払いだったため、クリストファーにも満足な生活をさせてあげられず、リンダには愛想をつかされてしまう始末。

 そんな中あるきっかけから証券会社ウィッター社の育成コースに申し込むことになった矢先、リンダに逃げられ、クリストファーと2人きりになってしまう。

 申し込んだはいいが、一月待っても返事が来ない。
 ひょんなことから要請コースの人材課長:トゥイッスル(ブライアン・ハウ)のタクシーに同乗することになり、最近流行っていたルービックキューブの腕前を披露し、面接のチャンスを掴む。

 面接の前日、家賃の催促で大家から壁の塗り替えをやらされ、挙げ句の果てに税金滞納で警察に拘留されてしまい、クリストファーを迎えにも行けない。

 果たしてクリスはチャンスをモノにして幸せをつかむことができるのか?



感想
 おすすめ度(星1つ)

  まあ来日して親バカぶりを発揮していた割には何とも不満足な出来でした。
  確かにウィル・スミス自身は表情から演技から良い出来でしたが、作品として脚本が悪いのが欠点。絶賛されていた息子の演技も見る人が見れば普通ですね。

  題材自体は悪くないのですが、どうしてもその苦しさしか伝わってこない。そのタイトルの通り幸せのちからが感じ取れない・・・非常に残念な作品でした
  そうは言ってもこの映画には小ネタが満載。ウィル・スミスの演技と小ネタ探しなら見てもいいかなってことで1星です。


  <<以下ネタバレあり>>

  試写会に招待したのが女性が多かったことから感動作品を狙っていたのでしょうが、確かにラストまで見ればちょっとした感動は味わえますが、それよりもどん底の苦しさばかりが目立っていました。
  OLを中心とした世代をターゲットとするなら、だんだん良くなっていくとか、『プラダを着た悪魔』のように、厳しいながらも成長していく主人公を見せなければウケないと思います。
  この作品の場合、やっと抜け出せそうってところで終わるし、それに至る過程も飛ばされ親子の苦労話になってしまっていました。


  さて親バカ絶賛の息子の演技ですが、・・・ちょっと真似事をしているだけですね。
  まだ幼いから未知数と言ったらそうかもしれませんが、だいたい子役のレベルは泣くシーンでわかるってのが私の持論です。
  クリストファーの場合、泣くシーンは複数ありましたがどれも泣き始めから撮られていない。たぶんすぐに泣けないからホントに泣かすか、もしくはメイクなんでしょうね。

  これを天才子役に当てはめると、ダコタ・ファニングの場合はちゃんと泣けている・・・まあそんなところですね。まあ何にしても今後次第ですかね。

  ストーリーとしては医療機器の在庫を大量に抱えながら、毎日売れもしないものが、養成コースに入ったとたんになぜか時間もないのに売れ出す。何だかよく分からないうちに月日、時間も過ぎ、その合い間のシーンはすべて生活が中心。
  折角のサクセスストーリーでもあるのに、養成コースでの苦労や仲間との関係が見えないのが残念でした。

  そのおかげでラストでたった一人の合格者に選ばれても、生活面で光が見えたくらいにしか思えず、感動も共感も半減以下になってしまっていると思いました。


  この作品で言いたいこと・・・それがぼやけてしまっているのでは?


  そんな中でも注目の小ネタは、まずは医療機器をタイムマシーンって言い出す浮浪者のジジイ。
  あのテンションで何かやるだろうとは思っていましたが、途中で手に入れてしまいますね、タイムマシーンを。
  2番目は協会の歌のシーンで、歌手の横で手話をしている黒人のおっさん。
  ほんの一瞬の登場ですが、かなりのインパクトです。
  手話がなぜかラップ調で爆笑です

  そしてラストは養成コースの最終日のテスト終わり、エレベーターで会った同じコースの生徒。
  この人も一足先にテストを終えた人なのですが、クリスにそそのかされて慌てて戻ります。慌てっプリがよかったです。

  鑑賞される際は小ネタ探してみてくださいね。 

  最後にウィル・スミスの演技ですが、見事です。
  だんだんと苦労により、表情や顔つきの変化、喋り方を見事に変えています。
  これだけは今までのウィル・スミスに見られなかった演技です。
  ちょっといい感じでした。 


  あまりおすすめしない作品ですが、これぞウィル・スミスの演技ってのは見れるのは確かです。
  よければどうぞ






【スキャナー・ダークリー】2006/12/17 in シネセゾン渋谷

2006-12-21 01:22:44 | ○映画/DVD【さ行】
今日は前回記事の予告通り『スキャナー・ダークリー』を観てきましたのでご紹介!

前回の記事では余計なモノが写ってましたが、まあ気にせずに行きましょう

今回は久々のシネセゾン渋谷での鑑賞・・・まあここも相変わらずの賑わいですね。
もっと観客が少ないかと思ってましたが、80名前後入ってました。
でも興味深い作品ですよね・・・コレって。。。

スキャナー・ダークリー1
あらすじ
 舞台は7年未来のアメリカ。
 「物質D」と呼ばれるドラッグが蔓延し、政府はドラッグ撲滅のために「ホロスキャナー」と呼ばれる常時監視盗撮システムをあらゆる場所に設置して見張っていた。

 フレッド(キアヌ・リーブス)は麻薬課の覆面捜査官で、署内を歩くときはスクランブルスーツと呼ばれる特殊迷彩のスーツを着用し、誰にも知られること無く暮らし、自宅を麻薬常習者たちに開放して捜査していた。
 フレッドが自分の監視下に置いていた中に売人のドナ(ウィノナ・ライダー)がおり、彼女に大量の注文をすることで密売ルートの元締め:アークターを炙り出そうとしていた。

 そんな中、著に現れたフレッド監視下の同居人:パリス(ロバート・ダウニーJr)はアークターのことを密告、不信に思ったフレッドの上司:ハンクはフレッドの家にホロスキャナーを設置し監視しろと命令する。

 果たしてアークターは誰で、彼を炙りだせるのか?その裏に繋がる組織とは?


感想
 おすすめ度(星2つ)

  まあはっきり言って映像は斬新ですが、ストーリーは分かるのに時間かかりますね
  アニメのような実写のような映像で虚構近未来を上手く表現しているのですが、慣れるまで大変ですね。
  ストーリーとしては、本当は最初からアークターが誰なのか分かってるのですが、映像の表現と同居する麻薬常習者の言動でかなり分かり辛いです。だからこそ世界観がアニメのような形なのでしょうが・・・一般人向けの映画ではないですね。
  そんなこんなで2星です。。。

  <<以下ネタバレあり>>

  本来のストーリーとしてはアークター=フレッドで自分の行動をごまかしながら、おとり捜査と麻薬売人の生活をしている話なのですが、徐々に麻薬に犯され、本部からは識別障害を判定するテストを受けさせられたりと、本人の認識がだんだんと曖昧になっていくため余計にわからなくなっていきます。

  混乱する中、ドナとは親密になるけど、物質Dの影響による認識障害で娼婦がドナに見えたりと、本当は何なのかが分からない・・・まあ本来はコレが醍醐味になるはずが、アニメのような映像が逆効果でチカチカした印象しかありませんでした。

  ただ表現としては画期的ではあります。
  あの世界観は確かに麻薬という感覚を引き出すものですし、7年先のちょっとした未来・・・見えそうで見えない未来を描くにも効果的ではあったと思います。
  でも・・・全編それでなくても良かった。。。

  ある程度は実写を残し、効果的に使うのであればこんなに混乱する作品にはならなかったと思います。


  結局、麻薬リハビリ施設が麻薬を生産し、そこへ潜入させるってオチでしたが、それよりもハンクの正体にはビックリしました。同じ部署の上司ってこともあり、同じスクランブルスーツを着て仕事しているのも頷けていたので、正体のことは全く考えてなかったんですよ~。

  そういう意味ではハンクは誰って感じで観てみるのも面白いかもしれませんね。

  最後のエンドロールで・・・なんだか切なくなりました。
  こんな終わり方で、フレッドはどうなるのか・・・今後ハンクたちはどのように行動するのか・・・それを考えるとまだ苦難がありそうですね。
  そういう意味では主題歌はマッチしてました。



  感じるまま観ているだけではストーリーについていけない作品です。
  最初に前提となるフレッドと周囲の人物たちを確認しながら観ることをおすすめします





【SAW3】2006/11/18 in TOHOシネマズ川崎

2006-11-21 01:11:36 | ○映画/DVD【さ行】
映画祭以来の映画ネタです!
今回はついに公開されたソリッド・シチュエーション・スリラー第3弾、『SAW3』を観てきましたのでご紹介!

・・・またやるんだ。
そう思ったのは先月の話でした。
確かに前作でアマンダがジグソウの意思を引き継ぐと言って終わったので不思議というわけではありませんが、毎年やるんですね、コレ


さて今回は久々のTOHOシネマズ川崎での鑑賞・・・初めてスクリーン5で観たのですが、凄いですね音響
音の広がり、臨場感、どれをとっても素晴らしかったです。
さすがTHX対応シアターですね。

でも客層が悪いのが難点。。。
平気で上映中に携帯はいじるし・・・態度も悪い
これが無ければ御用達なのに、残念です。


SAW3
あらすじ
 愛人とのいざこざの後、心ここにあらずの状態で勤務する病院に向かったリン(バハール・スーメキ)。優秀な彼女はそんな状態でも瀕死の患者を助ける。
 ロッカールームに戻ったリンはまだ思い悩み、重い腰を上げて部屋を出ようとしたが鍵がかかっていて出られない。その瞬間、何者かに拉致されてしまう。

 一方、殺人事件現場には前作でマシューズ刑事と共に捜査した女刑事ケリー(ダイナ・メイヤー)が呼び出されていた。現場のは無残に飛び散った死体とビデオ・・・また始まったのかと思われたが、ケリーは「エリックではない・・・」と判断していた。
 その夜、ケリーは部屋から拉致され、奇怪な装置に繋がれていた。

 「ゲームをしよう」
 いつもの声がゲームの開始を宣言する。
 果たして今回のジグソウの目的は何なのか?


感想
 おすすめ度(星4つ)

  このシリーズ、どうなることやらと思っていましたが、盛り返しました。
  最初のヒントとラストの怒涛の追い込み、そして今回は今までの作品のネタばらし要素もあり十分楽しめました。
  まあ今回は1と2の復習が必須!
  そうしないとついていけない個所もありますが、まとまりも良く、そして今までのSAWとは一線を隔す要素があり、たぶん観終わった後にちょっとだけb>せつなさを感じる作品になってました。

  評価としてはほぼ満点ですが、何せ前作から引き続くの残虐表現からおすすめ度としては4星です。・・・でも実際は映像的な残虐性はなく、シチュエーション・ホラー<みたいな気持ち悪さと言ったほうがいいと思います。


  <<以下ネタバレあり>>

  意外にも雰囲気だけでこのきもち悪さを表現している本作品。
  最初の事件現場での飛び散った死体も、回想シーンではどこも皮膚が引きちぎれるシーンを使っていない。使っているのは悲痛な表情と
  まあこれだけで観客は恐怖と痛々しさを感じるのだからスゴイものです。

  ケリー刑事の言った通り、アマンダの仕掛けるゲームは成功者がいない。
  成功できるように作られていないのが、本家ジグソウと違うところ。

  この最初の前提「エリックと違う・・・」という言葉が最後に効いてくる。

  リンが拉致されジグソウに対面、アマンダからある男のゲームが終わるまでジグソウを生かすことを強要される。
  このある男が受けるゲームとアマンダとジグソウの行動が妙な事、これが当初の謎であった。男の体験するゲームは許し
  息子の死に関係ある3人の人物を許し、助けることができるのかが目的・・・のように思われたが、これがそれだけでないことにどれだけの人が気づけたのでしょうか。。。


  この許しのゲームとリンの関係を探るように見るとより楽しめるかもしれませんね。


  そして何よりもシリーズファンの心を揺さぶったのは1と2のネタばらし
  アマンダと1の密室の関係、準備の模様、・・・ラストでこのシーンをなぜ見せたのかが分かると思いますよ、きっと
  意味が全てにある構成・・・一見さんには分からないかもしれないですね。


  今回はソリッド・シチュエーション・スリラーというより、そのテイストを残しつつ別のジャンルに移行した感じでした。
  場面展開を瞬時に見せる撮り方はあるものの、ある表現を基本としている分、どこかゆったりと、各シーンを隅々まで観て欲しいっていう意図が見え隠れしていました。

  各ゲームが志向を凝らしたモノではなく、全体に重点を置いているため、個々には誰がというようなスリラーとかサスペンス的要素はほとんどありません。

  それがまた良い方向性だったように思います。

  ジグソウの思い、アマンダの思い、・・・今回はシリーズを通しての話題、『生』への思いからより人間性を感じられる登場人物たちを見られました。

    


  感じることが大切なこの作品。
  無駄なシーンが見当たりません

  でも、1のような展開は望めないので個人的には1→3→2で面白かったかな。

  なんか毎年この時期に最新作出すみたいなので次回どうなるか・・・期待しましょ








【ショーン・オブ・ザ・デッド】DVD

2006-07-24 23:56:56 | ○映画/DVD【さ行】
今日もDVD作品の感想です。
今回は『ショーン・オブ・ザ・デッド』をご紹介!!

この作品はタイトルを見て分かるようにあの「ドーン・オブ・ザ・デッド」にインスパイアされた作品の一つで日本未公開作品です。まあ作品を見てもらえばわかりますが、パロディというよりは別作品で、「ドーン・・・」のかけらもありません。
まあちょっと観てみたかったので・・・というのが本音ですね。


■□■『ショーン・オブ・ザ・デッド』□■□  【評価(星2つ)
   (原題:SHAUN OF THE DEAD ) 100分
 2004年 イギリス 監督:エドガー・ライト
 出演:サイモン・ペグ, ケイト・アシュフィールド, ビル・ナイ 他



あらすじ
 主人公ショーン(サイモン・ペグ)は無計画でだらしの無い適当な日々を毎日パブ「ウィンチェスター」で過ごしていた。そんなショーンは恋人のリズ(ケイト・アシュフィールド)に見限られ、傷心の夜を友人のエド(ニック・フロスト)と過ごしたのであった。
 翌朝起きると急に町では死者たちがゾンビとなって甦り、生きた人間を次々と襲いだしていた。しばらくの間、この異変に気づかすに過ごしていたショーン。
 母、恋人、友人と共にこの世界で生き残れるのか。。。


感想
 さっぱり系シュールなB級作品!
 結構こういうの好きです。
 どうしようもないダメ人間のショーンがゾンビだらけの街を母と友人、恋人を助けに奔走しますが、ゾンビへの対抗手段がかなりユニークです。
 最初にゾンビがショーンの家に現れたシーンでは庭の納屋から武器となる道具を探しに行きますが、・・・使い方が変

 どうも軽そうなものばかり投げるし、最後は自慢のレコードだし。
 これは投げて良しとか・・・投げちゃダメだとか超好きです!

 あと、母と恋人を助けるシミュレーションをするシーンですが、・・・王道過ぎて失笑です。まあこれがB級の醍醐味でもありますが。。。

 意外にもこのストーリーはダラダラとしてそうなのに結構奥がある。
 ショーンと父、母の関係もさることながら、恋人とのやりとりや親友エドとのボケ具合も申し分ない。でもパッとしないというのが評価の低めな理由かな。

 そして特に笑ったのはパブ「ウィンチェスター」前での攻防。
 どうしてあの発想で切り抜けられると思ったのかよくわかりませんが、ゾンビのマネして切り抜けられそうな感じがたまらない。このシーンがちょっと本家「ドーン・・」の犬なら大丈夫的発想に通じるのかなってちょっと思いました。
 ・・・まあダメだけどね

 そしてラスト、こういうラストありかよっ・・・てくらいですねぇ。
 ラストは上手く纏まってよかった~って感じですね。
 友人のエドキャラもよかった。

 まあドーンに似てるのは少なかったけど、B級好きには超おすすめですね




【サイレントヒル】2006/07/08 in MOVIX亀有

2006-07-10 23:05:39 | ○映画/DVD【さ行】
今回は子役ジョデル・フェルランド出演映画特集・・・になってしまった第1弾『サイレントヒル』のご紹介!


サイレントヒル1今回は遠く足をのばしましてMOVIX亀有まで行ってきました。
実はここに来るのは2回目。まだ開店して間もないアリオ亀有というショッピングモールの中にある映画館で、開店当初に行った事があるところです。駅からのアクセスも良く、映画館としてももう穴場で結構好きです。MOVIX系はシートの心地も良く、全体的にゆったりしていて音響もGOOD!
結構おすすめですが、郊外型なので客層は好ましくないですね。。。


サイレントヒル2
なぜ今回、ジョデル・フェルランドなのか・・・。

本作品で3役を演じているジョデル・フェルランドは勿論主演の「ローズ・イン・タイドランド」に出演している今売り出し中の子役。
日本では同時期に公開となりましたが、実力派であることは間違いない!
ということで、近日「ローズ・イン・タイドランド」もアップします!

あらすじ
 ローズ(ラダ・ミッチェル)とクリストファー(ショーン・ビーン)は養女としてシャロン(ジョデル・フェルランド)をひきとっていたが、シャロンはしばしば不安定になり「サイレントヒル」と叫ぶのであった。
 見かねたローズはクリストファーの反対を押し切り、シャロンと共にサイレントヒルに車で向かうが、途中で少女が横切り、事故で気を失ってしまう。
 目を覚ましたローズはあたり一面灰が降り続くサイレントヒルへの道に辿り着くが、シャロンが消えていた。。。
 シャロンとサイレントヒルの謎を解き、無事帰ることができるのか。

                                     サイレントヒル3

感想
 おすすめ度(星4つ)
  見事です!出来もよく、演出も上手い。
  何と言ってもサイレントヒルという街の情報を最小限に与えながら、説明なしでも飲み込めるストーリー展開、ホラーならではのどうしようもない恐怖、よくできた作品だと思います。

  また、この主人公、「バイオハザード」とかの主人公と違い、武器も持っておらず弱い。これがまたイイ!恐怖が増してとっても楽しい!
  ただ敢えて言うなら、もっと観たい。。。
  情報が少ない分だけ、婦人警官の繋がりがちょっと悪いし、他にも仕方の無い場面がある・・・けど楽しい。そんなこんなで4星です!

サイレントヒル4
  <<以下ネタバレあり>>

  特出すべきは演出です。バックミュージックを極端に減らし、重要な個所では息づかいや無音を使って恐怖をあおります。
  そしてどことなく聞こえてくる少女の声・・・いい感じでした。

  はっきり言って原作(ゲーム)を知らないので、映画になってストーリーがどう違うのか、そのままなのか、よくわかりませんが、エンターテイメントとして良かったと思います。

  まずは何と言っても、シャロンを演じたジョデル・フェルランド。シャロン自体はサイレントヒルの元凶となった少女の善の心、それ以外にも悪の心、本体の三役を演じているが、その才能はスゴイ!
  表情から訴える圧倒的な存在感はまさしくダコタ・ファニングに次ぐ逸材の雰囲気。
  でもどうやら幽霊関連は以前もやっていたようでお手の物だったようです。
  セリフも少なく、難しい役どころだったので評価は高いです!


  もともとの原作の雰囲気なのか、サイレンと共に闇がやってきて、この世の者でない者たちが姿を現します。サブキャラたちはサブにしとくには勿体無い出来。。。
  最初に出てきた赤ん坊は結構レベル低めですが、トイレの男や大きな刀を持つ男、そしてラスト前に登場するダークナースはどれも魅力的!たっぷり恐怖も味わえました

  ちょっと残念だったのがローリー・ホールデンが演じた婦人警官。
  唯一あの世界に一緒に飛び込んだ武器を持った仲間なのに、ローズが小学校にいるところにドンピシャで助けにやってきます。
  どうしてもそこが繋がらない。。。
  またどうして手持ちの弾薬が残り1個になったのかも見たかった!



  ごく一部楽しさを書きましたがいかがだったでしょうか?
  とにかく映像、演出、役者、ストーリーといった要所のクオリティーが高い作品でおすすめです。

  でもちょっと変わったホラーかな。。。




【七人の恋人】 in DVD

2006-06-28 23:59:44 | ○映画/DVD【さ行】
今回は初の試み・・・演劇DVDを鑑賞!
初回(?)はウーマン リブ VOL.9『七人の恋人』をご紹介!!


実は今回「映画/DVD」のカテゴリーにしましたが、・・・正直迷いました。
映画では無い・・・でも観劇したわけでも無い。。。
微妙な路線ですが、DVD用に編集が加えられていたのでDVD作品として書きます。


七人の恋人
■□■『七人の恋人』□■□  【評価(星3つ)
   (原題:七人の恋人) 174分
 2006年(公演は2005/11) 日本  舞台監督:青木義博  DVD編集:小林哲夫
 出演:阿部サダヲ、三宅弘城、宮藤官九郎、尾美としのり 他


あらすじ
 コント集です。収録作品は下記。
  ①FIRST・KISS      ②ナンバーワン・イン・ザ・UNKO
  ③マタニティ堀内     ④ほとんど×三宅マン
  ⑤SHOW-Z.com       ⑥むねさん
  ⑦七人の恋人


感想
 いや~おなかいっぱいです
 個人的には②④なんかのバカさかげんがとってもいいです。
 ただDVD作品として見たとき、まだまだな感じがします。
 舞台をDVD作品で見るのは初めてですが、やはり生の臨場感が伝わりづらいです。
 少ない予算の中、工夫して編集してありますが、やはりDVDとして見るときのことをもっともっと考えないと。。。
 観劇していれば4星ですが、DVD作品としては3星です。


 ①は先生に恋する少年(?)が転校生に丸め込まれて「キス部」なるものを結成するお話。
 転校生役を田辺誠一さんが演じていますが、ちょっと二枚目気取りなのにいじめられているというギャップが良い感じでした。

 ②はNo.1ホストがなぜか巨大なうんこに突き刺さってしまったお話。No.1ホストは阿部サダヲさんが演じていて、・・・想像通りの出来栄えです!

 ③はマタニティ堀内というホモのダンスインストラクターが産婦人科医をちょっと気にしながら、妊婦と一緒にダンスレッスンします。
・・・異常なハイテンション加減と天丼で笑わせてくれました。。。

 ④は95%三宅であるほとんど三宅マンがいろんな場面に遭遇する全3話のお話。。。
 ・・・クドカンが演じる巨乳子ちゃんが登場します。
 中盤としていい感じの笑いです。テーマ曲も流れます

 ・・・とこんな感じです。その他も前半の作品と微妙にコラボしたりして面白いですよ。。。


 でもやっぱりで観たかったな~。。。
 雰囲気と内容を楽しみたい方にはおすすめです




【ステイ】2006/06/03 in 恵比須ガーデンシネマ

2006-06-06 23:57:28 | ○映画/DVD【さ行】
今日は先週末に観た『ステイ』をご紹介!


ステイ1
 結構話題作なのですが、知ってました?
 この作品のジャンルはイリュージョン・スリラー・・・これだけでも好きな人は惹かれそうな感じでしょ?

 今回(6/3)は公開初日だったのですが、なぜかあまり人が入っていない様子でした。
 ちなみに同じ恵比須ガーデンシネマで上映中の『間宮兄弟』は大盛況!!
 「・・・こっちも話題作なのになんでだろう?」と思いつつも劇場内へ・・・


あらすじ
 「雹が降る」と予言して帰ったヘンリー(ライアン・ゴズリング)の言ったとおり、突然雹が降りだした。
 未来を予言するヘンリーを患者に持つ精神科医サム(ユアン・マクレガー)は、ある日彼から「21歳の誕生日の夜に自殺する」と予告される。
 またサムは、元患者で恋人のライラ(ナオミ・ワッツ)に結婚を切り出せない。彼女もまた自殺未遂歴があり、今も薬を処方されていて、不安定である。
 そんなサム自身も不安定な中、ヘンリーの予告まで残された時間は3日。
 サムはヘンリーの自殺を阻止するため、ヘンリーの過去を探り始める。


ステイ2感想
 おすすめ度
 スゴい!!!   なんで客入らないんだろ~
 とにかく情報量が多く、きっとリピーター続出になることでしょう。。。
 でも面白い!・・・但し途中まで掴めない感じなので耐えられる方にはおすすめという意味で4星です。

 この作品の面白さはストーリーは勿論ですが、細かな演出映像です。
 ストーリーも見せ方によっては堕落してしまいそうなのに、カメラアングルや演者の衣装、小道具、周囲の人・・・それら全てが独特の雰囲気を出して盛り上げています。

 ・・・まさにイリュージョン!!!

 あまり内容は言わない方が良いと思いますが、知りたい方下記をどうぞ!
 とにかく観るときは画面の隅々を見た方が良いですよ


ステイ3 <<以下ネタバレあり>>
 とにかくこの作品、出てくる物、人などが全て最後に繋がります。
 例えば最初のシーン・・・車の事故、どこで起こったのか、そのときいたのは誰?
 そしてヘンリー、なぜ自殺を予告したのか、両親は?

 そんな場面場面で沸いてくる疑問を繋げていくときっと最後に納得できることでしょう。

 大きな流れは上記がリンクしてできていますが、細かな謎はそれぞれのシーンに隠れています。例えば所々に飾ってある絵、・・・生徒の絵。
 映像が傾いたり、繰り返したりするのはなぜ? 公演会場から出てくる人々は?


 これらはキーシーンとなる一部、たぶん全ては言い切れないし、私自身も気づいてないかもしれないです。

 ただ気になるのはラストでサムが最後にとった行動です。
 なぜあの行動に至ったのか・・・本当にヘンリーは超能力者だったのでしょうか?
 それとも、全てが虚構だったのか・・・。
 
 楽しめますよ、きっと。。。



【SAW2】

2005-12-11 23:44:25 | ○映画/DVD【さ行】
寒くなってきましたね~。
今回は『SAW2』を観に行ってきました。。。


『去年の忘れもしない衝撃を続編で観られるなんて・・・』
そんな思いで続編の存在を知ったのは公開の1ヶ月前でした。
それからすぐに前売りチケットを買い、待ちに待った公開・・・そんな感想は以降のとおり。。。


あらすじ
 前作で衝撃の登場後、去っていった殺人犯ジグソー。
 彼の殺人はまだ終わっておらず、今度はマシューズ刑事に関わる人たちが巻き込まれます。
 モニターに映し出されたのは自分の息子を含む男女8人。
 前作に負けない残額なゲームが始まります。

感想
  おすすめ度:(ちなみに5つが満点)

 続編としては及第点ではないでしょうか。。。
 前作ほどの衝撃はないものの、ラスト10分の怒涛の追い込みは期待を裏切らない
 ものでした。
 ただ、・・・やはり蔵出しすぎたのでは?
 前作ほどのトリックのうまさが無く、ただ残忍さが増したという感じが多少漂い、
 ストーリーにもちょっとアラもあるような・・・
 そーゆーのも楽しみの一つかもしれませんね。

 とはいうもののスリラーとしては大いに楽しめる作品でした。。。



【SAW】

2005-12-05 00:00:31 | ○映画/DVD【さ行】
この間、『SAW2』を観てきたので、その前に『SAW』の感想でも書いてみます
劇場で1回(写真右はそのときのパンフ)、そのときの衝撃が忘れられず、DVDでは2回くらい見たけど、やっぱスゴイ!

■□■『SAW』□■□   【評価:
   (原題:SAW)     103分
 2004年 アメリカ  監督:ジェームズ・ワン
 出演:ケアリー・エルウェス 、ダニー・グローバー
    モニカ・ポッター 、リー・ワネル他


全く情報が与えられない状態で、
「密室」「死体」「鎖で繋がれた2人の男」
という映像的要素から始まり、ヒントと共に現れるアイテムからラストへ向かって時間的要素からも追い詰められる本格的スリラーです。


途中に出てくるジグソー(犯人)の様々なトラップも良いですが、
『結局、犯人は誰なのか?』に行き着きます。・・・してやられました。。。

多少グロいシーンもありますが、個人的には程よく纏められており、圧巻の作品!
ハリウッドの3流スリラーとは一味二味も違いますよ!

必見です