今日は昨日観てきた『レイヤーケーキ』をご紹介!
今回は公開以前から観てみたかった作品ということで、いつものユーロスペースへ行ってきました。
ユーロスペースと言えば、前回「隠された記憶」を観たところ。
極上のサスペンスを期待しつつ劇場へ足を運びました。。。
でも演劇鑑賞のついでなのであしからず
演劇は次回アップします。

あらすじ
主人公XXXX(ダニエル・クレイグ)は表は不動産賃貸業、裏は名も無き麻薬ディーラーという二重生活を送る毎日。彼には裏家業の仲間、クラーキー(トム・ハーディ)、用心棒のモーティ(ジョージ・ハリス)、テリー(テイマー・ハッサン)がおり、裏社会でも財を成してきた。
そんな彼には独自のルール(ゴールデン・ルール)があり、それに従い好調なうちにディーラー業を引退する予定だった。
ある日、彼の元にボス:ジミー・プライス(ケネス・クラナム)の右腕ジーン(コルム・ミーニィ)が現れ、①裏社会の大御所エディ・テンプル(マイケル・ガンボン)の娘(麻薬中毒)の捜索、②デューク(ジェイミー・フォアマン)が入手した薬100万錠を売りさばくことを依頼された。
最後となるこの二つの仕事・・・簡単に終わらせるはずだった。
ルールに従い、順調に進めるはずが、予期せぬ事態やトラブルにより崩れ始め、遂には。。。
はたして彼は仕事を無事終わらせ引退できるのか。

感想
おすすめ度:


(星4つ)
名も無き主人公XXXXの生き様が面白い
飽きさせない作りと、魅力ある俳優陣が見事に魅せてくれます。
ラストでは彼がどう解決していくのかが見物!そして彼の行く末は・・・皆さんはどう感じましたか?
ただ時々訳の分からない映像演出が出てくるのと、中盤のストーリーが複雑過ぎて分かりづらいかも。。。
そういう意味を差し引いても全体的にはよく出来た作品ということでちょっと甘めかもしれませんが4星です。
<<以下ネタバレあり>>
冒頭から主人公を取り巻く社会・人間関係、ルールの説明を一気にし、瞬く間に物語に引き込みます。
かなり気を引き締めて挑まないとオイテキボリかも。。。。
麻薬という比較的裏社会にはオーソドックスな題材を利用して「レイヤーケーキ」の世界を表現していますが、結局のところは麻薬の問題ではないことはきっとみなさんお気づきのことと思います。
レイヤーケーキ = 裏社会の階層(チンピラからボスまで)
確かに裏社会を例えた言葉ですが、多分それだけでは無いと思います。
どんなにち密な計画やルールを設けても、取り巻く社会や人間といった外的要因や予期せぬ出来事によって人生はいくらでもボタンを掛け違えられることを。
そんなメッセージ性のある作品だと思いました。
最初の破綻はエディの娘の捜索。
いつものように麻薬売買の人脈から簡単に探し出せるはずだったが、居場所すら見つからない。
次の破綻は麻薬エクスタシーの売買。
薬自体が盗品であり、しかも盗んだ相手は国連からも指名手配を受けるセルビア人のスラヴォ(マーセル・ユーレス)。安易にXXXXの名前をデュークがしゃべってしまったため追われるハメに。。。
・・・面白いように転がり落ち、ルールを守りようにも守れずという感じ。
この辺りで注目は勿論主人公XXXXもそうですが、何気に用心棒のモーティ。
モーティにまつわる過去、出来事、表情が何とも言えないですが、いいです。
その後苛立ちを紛らわすためか、デュークの甥のガールフレンド:タミーとホテルでこれからというときに、エディに拉致され衝撃の真実を聞かされる。このことで取った行動がジーンの怒りを買い、尋ねた際にボコボコにされちゃいます。
そのあと仲直りするのですが、そのときのXXXX、モーティ、ジーンのスリーショットがGOOD!案外打たれ弱かったXXXXはさておき、友情とか同士とかなんか言葉では言い表せない結びつきを感じました。ここから反撃が始まる重要なシーンで好きなシーンでした。
そして2つの仕事を片付けた後のラストシーン。
彼はレイヤーの奥深さとあっけなさを痛感したはずです。
「・・・名簿にはのりたくないものだ」
誰もが様々な状況でこういう場面に当たるはず。のりたくなくてものってしまうこともありますよね。。。
演出的にはスタイリッシュ路線。
その為か結構荒かったりするところもありますが、なかなかスピーディで面白いです。
カメラワーク自体はオーソドックスですね。もう少しひねるといいかもしれませんね。
少し思ったのは音楽・・・ちょっと絞ってます。音で何かというのを最小限にしているのかもしれませんね。まあ気になりませんよ。
総合的には脚本の良いです。でも、好き嫌いはあるかもしれません。
主人公よりも脇役を見た方がきっと楽しめますよ!
こうやって社会性が強くメッセージ性のある作品ほど、ハリウッドの作品に負けないで、皆さんにおすすめしたい作品ですね
今回は公開以前から観てみたかった作品ということで、いつものユーロスペースへ行ってきました。
ユーロスペースと言えば、前回「隠された記憶」を観たところ。
極上のサスペンスを期待しつつ劇場へ足を運びました。。。
でも演劇鑑賞のついでなのであしからず

演劇は次回アップします。


主人公XXXX(ダニエル・クレイグ)は表は不動産賃貸業、裏は名も無き麻薬ディーラーという二重生活を送る毎日。彼には裏家業の仲間、クラーキー(トム・ハーディ)、用心棒のモーティ(ジョージ・ハリス)、テリー(テイマー・ハッサン)がおり、裏社会でも財を成してきた。
そんな彼には独自のルール(ゴールデン・ルール)があり、それに従い好調なうちにディーラー業を引退する予定だった。
ある日、彼の元にボス:ジミー・プライス(ケネス・クラナム)の右腕ジーン(コルム・ミーニィ)が現れ、①裏社会の大御所エディ・テンプル(マイケル・ガンボン)の娘(麻薬中毒)の捜索、②デューク(ジェイミー・フォアマン)が入手した薬100万錠を売りさばくことを依頼された。
最後となるこの二つの仕事・・・簡単に終わらせるはずだった。
ルールに従い、順調に進めるはずが、予期せぬ事態やトラブルにより崩れ始め、遂には。。。
はたして彼は仕事を無事終わらせ引退できるのか。


おすすめ度:




名も無き主人公XXXXの生き様が面白い

飽きさせない作りと、魅力ある俳優陣が見事に魅せてくれます。
ラストでは彼がどう解決していくのかが見物!そして彼の行く末は・・・皆さんはどう感じましたか?
ただ時々訳の分からない映像演出が出てくるのと、中盤のストーリーが複雑過ぎて分かりづらいかも。。。
そういう意味を差し引いても全体的にはよく出来た作品ということでちょっと甘めかもしれませんが4星です。
<<以下ネタバレあり>>
冒頭から主人公を取り巻く社会・人間関係、ルールの説明を一気にし、瞬く間に物語に引き込みます。
かなり気を引き締めて挑まないとオイテキボリかも。。。。
麻薬という比較的裏社会にはオーソドックスな題材を利用して「レイヤーケーキ」の世界を表現していますが、結局のところは麻薬の問題ではないことはきっとみなさんお気づきのことと思います。
レイヤーケーキ = 裏社会の階層(チンピラからボスまで)
確かに裏社会を例えた言葉ですが、多分それだけでは無いと思います。
どんなにち密な計画やルールを設けても、取り巻く社会や人間といった外的要因や予期せぬ出来事によって人生はいくらでもボタンを掛け違えられることを。
そんなメッセージ性のある作品だと思いました。
最初の破綻はエディの娘の捜索。
いつものように麻薬売買の人脈から簡単に探し出せるはずだったが、居場所すら見つからない。
次の破綻は麻薬エクスタシーの売買。
薬自体が盗品であり、しかも盗んだ相手は国連からも指名手配を受けるセルビア人のスラヴォ(マーセル・ユーレス)。安易にXXXXの名前をデュークがしゃべってしまったため追われるハメに。。。
・・・面白いように転がり落ち、ルールを守りようにも守れずという感じ。
この辺りで注目は勿論主人公XXXXもそうですが、何気に用心棒のモーティ。
モーティにまつわる過去、出来事、表情が何とも言えないですが、いいです。
その後苛立ちを紛らわすためか、デュークの甥のガールフレンド:タミーとホテルでこれからというときに、エディに拉致され衝撃の真実を聞かされる。このことで取った行動がジーンの怒りを買い、尋ねた際にボコボコにされちゃいます。
そのあと仲直りするのですが、そのときのXXXX、モーティ、ジーンのスリーショットがGOOD!案外打たれ弱かったXXXXはさておき、友情とか同士とかなんか言葉では言い表せない結びつきを感じました。ここから反撃が始まる重要なシーンで好きなシーンでした。
そして2つの仕事を片付けた後のラストシーン。
彼はレイヤーの奥深さとあっけなさを痛感したはずです。
「・・・名簿にはのりたくないものだ」
誰もが様々な状況でこういう場面に当たるはず。のりたくなくてものってしまうこともありますよね。。。
演出的にはスタイリッシュ路線。
その為か結構荒かったりするところもありますが、なかなかスピーディで面白いです。
カメラワーク自体はオーソドックスですね。もう少しひねるといいかもしれませんね。
少し思ったのは音楽・・・ちょっと絞ってます。音で何かというのを最小限にしているのかもしれませんね。まあ気になりませんよ。
総合的には脚本の良いです。でも、好き嫌いはあるかもしれません。
主人公よりも脇役を見た方がきっと楽しめますよ!
こうやって社会性が強くメッセージ性のある作品ほど、ハリウッドの作品に負けないで、皆さんにおすすめしたい作品ですね
