本日から3年生は、国公立大学2次試験対応の特編授業に臨みます。
かなり、個別的な指導に変わってきます。
そんな中ですが、授業も行います。
月曜日には、国語、英語、数学、生物、物理、化学、日本史、政治・経済の講座を組んでいます。以下、毎日、同様な講座を展開していきます。空き時間は、各自自学自習することになります。
3年生諸君は家で学習に励むのではなく、できるだけ学校に来て、勉強して欲しいものです。その方が、能率も上がりますし、精神的にも追い詰められなくていいと思いますので。「受験は団体戦」ですから、友人が頑張っている姿を見ていると、自分も頑張れるのです。また、自宅には、勉強を妨げるものがありますよね。「誘惑」に弱い諸君は、是非学校で勉強してください。先生方もすぐに相談に乗れますし。
私は長野市で終日会議があり、朝から出かけてきました。高校校長会普通部会の会議です。先ほど、諏訪に戻ってきて、学校に立ち寄り、センターテストの結果の概容を野澤進路指導主事から伺い、官舎に戻り、この日記を書いています。
会議の中で、講演を伺いました。講師の先生は、里見文部科学省生涯学習政策局政策課長(前高等教育局大学振興課長)さんです。演題は、「大学教育改革とこれからの高校教育について」でした。
膨大な資料をもとに、講演が進みました。
近年の大学改革の方向性
これからの大学教育等の在り方についてのキーワードは、「グローバル化に対応した教育環境づくりを進める」、「イノベーション創出」、「学生を鍛え上げ社会に送り出す」、「社会人の学び直し機能の強化」、「大学の経営基盤の強化」といったものでしょうか。
高等学校教育と大学教育との接続・大学入学者選抜の在り方については、「高等教育の質の向上」、「大学の人材育成機能の強化」、「能力・意欲・適正を多面的・総合的に評価・判定する大学入学者選抜への転換」→達成度テスト(基礎レベルと発展レベル)の導入の検討
今後の学制等の在り方については、「新しい時代にふさわしい学制」→小中一貫教育の制度化、「社会から尊敬され学び続ける質の高い教師を確保するため、養成や採用、研修等の在り方を見直す」
アクティブ・ラーニングの重要性についても言及されていました。
中央教育審議会の答申のポイント
以下に示したものについての説明がありました。
「知識・技能を身につけるだけでなく、思考力・判断力・表現力を磨き、主体性を持って多様な人々と協働する」というところがポイントでしょうか。
平成26年12月22日の中央教育審議会の、「新しい時代にふさわしい高大接続の実現に向けた高等学校教育、大学教育、大学入学者選抜の一体化改革について」の答申も公表されています。以下からご覧いただけます。
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo0/toushin/1354191.htm
その他にも、特色づくりと学力向上について、4校の高校の校長先生の発表を伺いました。
話は変わり、昨日7時限、総合的な学習の時間に、2学年はリクルート社から講師を招いて、小体育館で講演を伺いました。
暖房を入れましたが、体育館故、それほど暖まりません。講師の先生、寒い中、講演をありがとうございました。
私は、田口学年主任の挨拶と講師の先生の冒頭のお話だけ伺い、会場を後にしました。
講演は、「自分に合った進学先の選び方」でした。
昨日から、校長室の掃除分担が、3年生から2年生に変わりました。掃除に来た2年生に講演内容の感想を聞きましたが、「大変ためになった」と答えてくれました。