長野県諏訪二葉高等学校校長日記 2014・2015

諏訪二葉高校の校長です。校長の視点から学校の様子をお伝えしたいと思います。登校日毎日更新を目指します。ご愛読願います。

8月31日(月)PTA地区懇談会、3年秋補習、授業参観開始 2015-131 

2015-08-31 21:31:34 | 日記

 

 冒頭の写真は、学校近くの手長神社の宮田のかかしです。

 先週の金曜日に撮影しました。

 最近、かかしを見ることが少なくなりました。そんな意味で、貴重な写真だと思っています。

 「かかしあげ」といった民俗行事が、この長野県にはあったんです。旧暦の10月10日を、トウカンヤ、カカシアゲ、カカシノトシトリ、ダイコンノトシトリなどと呼びます。稲の収穫が終わった田のかかしをまつって供え物をする風が県下各地にみられます。田に立ててあったかかしを家に持ち帰り、庭先に立てて、餅や大根や里芋などを供える。南安曇郡穂高町柏原(現安曇野市穂高柏原)では、10月23日のカカシアゲの日に田の神様が山へ行き、5月の苗代作りの日にまた里に下りてくるといわれている(『長野県史 民俗編第5巻 総説Ⅰ』532p、538p)。

 今回、写真を撮影していて、かつて南佐久郡小海町親沢で調査した、「トウカンヤのワラデッポウ」の行事を思い出しました。かかしもこの行事には、欠かせないものでしたから。

 上の写真は、受講者全員が、「寝て」いますね。

 みなさん、「全員が寝るような、そんなつまらない授業だ」と思いましたか。

 そんなはずはありませんよ。講座の全員が、寝てしまう授業なんてありえません。これは、先週の金曜日の保健の授業の「睡眠」に関する実験です。こうした考えた授業を、私は重要だと思っています。

 今日から、先生方全員の授業参観を行います。10月中旬まで実施します。今日は、先ず国語科から。今日は4時間参観しました。詳細は、明日の校長日記で書くことにします。今日は、書くことがたくさんありますので。

 すでに、先週、教材を担当の先生方からいただき、この土日で、予習をしました。

 1年生古典は、「竹取物語」、1年生現代文は、夏目漱石の「夢十夜」、2年生現代文は、村上陽一郎の「科学者とは何か」、さらに、藤原新也の「イスラム感覚」です。

 読んでみて、非常に面白いですね。

 先生方、生徒諸君、よろしくお願いします。

 先生方から許諾をいただいた場合は、写真を含めて、この校長日記でも紹介しますね。

 本日の7時限は、各学年ともに総合的な学習の時間でした。

 1学年は、来年度の文理分けのための学年説明会を行っていました。

 また、今日から9月8日まで、PTA地区懇談会を開催します。保護者の皆さん、出席をよろしくお願いします。オクレンジャーでも、連絡しましたが、重要な話もありますから。

 本日19時からは、岡谷・上伊那地区の懇談会に出席してきました。

 会場は、諏訪湖ハイツです。

 http://www.nagano-c.ed.jp/futaba/150710-ptatuuti.pdf

 さらに、今日から、3年生の秋補習が始まります。

 11月28日まで予定されています。

 月曜日 地学基礎・化学

 火曜日 物理・化学基礎・生物

 水曜日 生物基礎

 木曜日 政治・経済、現代社会

 金曜日 日本史、地理

 担当の先生方、よろしくお願いします。

 昨日午後、三澤勝衛記念文庫運営委員会Presents 諏訪力講座特別講演会に出席してきました。

 場所はいつもの諏訪清陵高校附属中学校講義室です。

 内容は以下の予告のとおりです。

 豊富な遺跡と高度な土器・石器を背景に、諏訪で独自の発展を遂げてきた、縄文農耕論と土器図像学。長く異端とされてきながら今改めて光彩を放つ、その研究秘話と今後の展望について、藤森栄一の直弟子であるお二人に縦横に語っていただく。
講師:
武藤雄六
(井戸尻考古館初代館長。藤森栄一とともに井戸尻遺跡の発掘調査に従事し、縄文農耕論の基礎を築く)
武居幸重
(諏訪郷土研究所 主宰。早くから縄文文様の解析に取り組み、縄文人の精神構造の解明に挑んできた)
聞き手:石埜穂高(スワニミズム・jomonism)
コーディネーター:武居竜生(スワニミズム・茅野市郷土研究会)
一般公開講座・入場無料

 

  縄文農耕論の考え方、および、縄文土器の文様から何を読み解くか、その辺のところが勉強になりました。

 今日のお話を受け、校長住宅に戻り、ネットで、今日のお話にかかわることを少し調べもしました。

 土曜日に、長野日報朝刊に本校関連記事が掲載されました。金曜日に取材に来ていただきました。ありがとうございました。8月15日の「校長日記」で、私も取り上げました。

 http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=35024