昨年のダイヤ改正は485系の一般車の引退が主でしたが、今回のダイヤ改正は「スーパーあずさ」のE351系や八戸線キハ40系の運転終了、そして高崎の115系の定期運用消滅が目玉です。「18きっぱー」の多くはそちらに行かれてるのではないでしょうか。
さて、今回の大物車両の引退の陰で消えるものがあります。それは、羽衣支線の103系です。羽衣支線は今まで、専用の103系3連(HL101編成、HL102編成、HJ407編成)で運転されてきました。ワンマン仕様で、発車の際にサイレン音が鳴ります。他の阪和線の車両と同じく日根野の所属で、早朝または深夜に回送されると思われます。
それでは、羽衣支線の103系を見てみましょう。取材日は、2018年3月3日(日)でした。
まずは823Hに乗車。HL102編成でした。「クハ103-162」はオリジナルの2つ目ライトです。
「モハ102-396」の車内。羽衣支線の主たる顧客は高校生です。
この103系の天井には扇風機がありました
826Hで鳳に戻りました。「クモハ103-2503」は割と新しいタイプの2つ目ライトです。
阪和線駅巡りを終えて、917Hで再び東羽衣へ。相変わらずHL402編成で運用されてました。この仕業は「A11」です。
「クハ103-162」の銘板。昭和45年川崎重工製です。何者かに取られたのか、この編成で唯一残されたものでした。
ガラガラだったので車内を。青色のロングシートです。
916Hで鳳に戻り、運転士が交代。921HもHL102編成でした。
阪和線の205系も今日限りで終了となります。
830Tなどで京都に戻り、奈良線の電車を。奈良線103系は今こそ安泰ですが、ダイヤ改正以降は201系などに置き換えられ、103系は淘汰されるでしょう。
羽衣支線の103系は以上です。明日から羽衣支線は223系または225系の4連で運転されますが、恐らくワンマン仕様となるでしょう。その際、発車のサイレンなどは鳴るのでしょうか。
先ほど「阪和線の205系も終焉」といいましたが、日根野の205系は大和路線仕様に改造され、既に奈良にコンバートされているのも存在します。現在安泰といわれている明石の103系も、日根野の103系と入れ換えられているのが現状です。もう数ヶ月すると、奈良線などの国鉄形車両は陣容が一変するのではないでしょうか。明日以降、奈良線や大和路線も要注目です。