アルケランの副作用

2014-10-16 20:42:22 | 健康・病気
幹細胞移植2日前に大量のアルケランを点滴するが、その副作用は、次のとおりである。
1.骨髄抑制
・白血球減少→感染症(熱、肺炎、腸炎など):G-CSFに加え、適宜抗生剤予防内服、点滴治療、
免疫性剤投与を行う。最低1週間~10日間持続。
・血小板減少→出血→適宜(予防的)輸血を行う。
・貧血→適宜(予防的)輸血を行う。
2.嘔気、嘔吐、食欲低下:無理に食べる必要なし。
3.粘膜障害(口内炎、胸やけ、下痢、腹痛など)→予防としてアケラカン点滴中は氷をなめ続ける。
4.脱毛:治療が終われば生えてくる。
5.味覚障害
6.肝腎機能障害
7.心機能障害(心不全、不整脈など) など


主治医説明

2014-10-16 10:49:53 | 健康・病気
⑥2014/10/16(本日)細胞移植前説明
昨日の骨髄穿刺でも骨髄腫の明らかな進行はなく、いい状態をキープしている。
自家末梢血幹細胞移植;前回説明内容の確認。
・明日(移植5日前);中心静脈カテーテル挿入
・移植2日前(day-2);大量アルケラン(抗がん剤)点滴
・移植当日(day0),13時頃に移植(15-30分程度)
・移植翌日よりG-CSF製剤
・白血球が回復(生着:約10日程度)し、輸血がいらなくなったら退院を検討。
(順調であればおおむね移植後2~3週程度)
以下、前回までの主治医説明概要を示す。
⑤2014/06/05 細胞採取後説明(退院前)
白血球減少期に敗血症合併した。その他おおむね順調だった。
自家末梢血幹細胞移植の手順
・移植2日前(day-2)アルケラン点滴6時間
・移植当日(day0),13時頃移植(15ー30分程度)
・翌日よりG-CSF製剤
・輸血非依存で退院検討
④2014/05/13 細胞採取前説明(入院後)
;4クール終了時点でMタンパク検出なし、nearCR(極めて寛解に近い)。
現時点でもnCRを保っていか検査中。明らかに異常な形質細胞の減少が見られる。
新たな骨病変なし。髄外腫瘤も縮小している。
採取時使用;高用量エンドキサン、G-CSF
③2014/01/15 退院時説明
;多発性骨髄腫(ベンスジョーンズ(BJP)型)、ADL上がってきた。CBD療法継続する。
②2013/11/03 初期治療説明
;CBD療法 エンドキサン、ボルテゾミブ(ベルケイド)、デキサメサゾン(レナデックス)
①2013/10/30 病気説明
;多発性骨髄腫 ベンスジョーンズ(BJP)型 症状①多発骨病変② 高カルシウム血症