いよいよ、というかとうとう、というか、川内原発が再稼動しました
今年早々正式に、39年振りに薩摩川内市民となった身としては、避けては通れませんね~
原発は私が結婚で家を出た後に始まっており、その間のいきさつは知らない
私が原発を強く意識したのは数年前のこと
川内の商店街のあまりの荒廃ぶりに驚き、また市内に一軒のギャラリーも無い事に驚き、ある方にこう質問した
その人は川内出身の方で、鹿児島市の繁華街・天文館の街おこしを仕事としている方でしたので、川内ではやらないのかと・・・
彼曰く
川内では絶対やらない
僕は、日本にひとつくらい、原発の交付金で公務員が危機感なく働けるところがあってもいいと思っているんです
これは彼特有の目一杯の皮肉であるとすぐにわかったが・・・
街おこしは上が動かなければダメで、そういう意味では川内の行政には危機感がないと
つまりはそういうことなのです
なるほど、原発は経済とがっちり結びついているのですね
こういう街だから、中心街にギャラリーが一軒もないのですね
で、市議会が了承し、県議会が了承し、春の県議選では、薩摩川内地域ではたった一人の原発反対議員を落とし、オール自民党となり・・・
私の持論だが、何事も100%賛成ではいけない、反対勢力を2~3割抱えている方が健全だ
それいけどんどんでは、議論や推察の余地がなく、しまったと後悔しても後の祭り
違う意見に耳を傾け、じっくり議論を尽くして決めて行く方が、遠回りではあるが急がば回れで安心です
さて私はどうするか・・.
原発に関しては、今後10年、想定外の自然災害がないこと
廃炉の頃には、使用済核燃料がきちんと処理できる技術と施設があること
10年後には、再生可能エネルギー技術が進歩し、3号機は作らない事
ただひたすら、それを祈るのみ、です
でも出来る事もある
ギャラリーを作る事・・・無い金をなんとか絞り出しかき集めれば、できるかもしれない
飲み屋だらけで、味も素っ気も無い川内の街に、アート好きな仲間が集まる場所を作りたいな
お金ではなくても(お金が一番嬉しいけれど
)労力やアイデアで協力頂ける方がいたらご連絡下さい
私の年齢を考えれば、ちょっと急いだ方がいいかも、ですね
というわけで、今日ももうすぐ帰ってくる孫たちのために積み木を洗って干し(せいくん、舐めても大丈夫だよ
)、布団を干し、洗面所・お風呂場を磨き・・・夫はいつもの通り、夕方の調教に励み・・・
こうして原発再稼動の日は、淡々と過ぎて行きます
人間の営みというのは、そういうものかも・・・ですね