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"Antwone Fisher"(2002)

2008-02-03 02:34:42 | Based on a True Story

 アントワン・フィッシャー / 君の帰る場所

cast >>  Derek Luke, Joy Bryant, Salli Richardson, Denzel Washington, Leonard Howze, Malcolm David Kelley, Cory Hodges, Jascha Washington, Earl Billings, Viola Davis, Jenifer Lewis ...
writer >> Antwone Fisher
director
>>  Denzel Washington


デンゼル・ワシントン( filmography )初監督作品。原作は、アントワン・Q・フィッシャー自身の回顧録 "Finding Fish"  で、彼自身が脚本を執筆し、共同製作にも名を連ねている。

アメリカ海軍の新人兵士アントワン・フィッシャー(デレク・ルーク  filmography )は自分の感情をコントロールできず、すぐに "キレて" 喧嘩してしまう問題児。その結果、上官から精神科医のカウンセリングを受けるように命じられ、渋々精神科医ジェローム・ダヴェンポート(D・ワシントン)のもとを訪れるようになる。「話すこと」を拒絶していたアントワンが、徐々に自分の生い立ちについて語り始めると、彼が少年期に味わった壮絶な体験が明らかになっていく・・・。彼が精神科医とともに自分自身のトラウマに満ちた過去と向き合い、克服していく姿を描いた作品。

antwone fisher movie trailer


オープニング、舞台はオハイオ州クリーブランドの美しい小麦畑にひとりたたずむアントワン ーーー 大きな手に導かれてドアを開けると、彼をあたたかく迎える笑顔の人々と、見たこともないようなご馳走 ーーー 物語が進むほどに、このシーンが象徴する意味が解き明かされ、"家族" や "母の味" といった根底に流れる別テーマも読み取れます。

デンゼルは自らこの作品を監督デビュー作に選び、イメージが固まっていない無名の新人D・ルークを起用。当時ソニー・ピクチャーズの警備員として働いていたアントワンの自伝が映画化された経緯や、アントワン役を演じたデレクと本物のアントワンとの関係などのエピソードが映像特典として収録されているので "なるべくしてそうなった" 不思議な "縁" を感じます。

ちなみにデンゼルの著書 "A Hand To Guide Me(僕が大切にしている人生の知恵を君に伝えよう)" の中で、アントワンは「もし僕が1,000年生きられるとしても、感謝しきれないよ」とデンゼルへの感謝を述べ「『もしこの人たちが成功できたのなら、僕もできる』。いつでもそう考えるといい」という言葉を寄せています。


その後、デレク・ルークは『輝く夜明けに向かって』 『プライド 栄光への絆』 『グローリー・ロード』などに出演、恋人のシェリルを演じた元モデルのジョイ・ブライアント( filmography )も『ダンス・レボリューション』 『バッドアス!』 などに出演。
なお、デンゼルの監督2作目 "The Great Debaters" は 2007.12.25 に米公開されています。


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