10月、女川原子力発電所(宮城県女川町、石巻市)の周辺地域を訪れた。東北電力によれば、3月11日の地震及び津波発生によって、発電所の第1号機、第2号機、第3号機のすべての原子炉は自動停止し、現在、修理・定期検査中とのことである。
地震と津波で大きな被害を受けた女川町の中心部から41号線で原子力発電所へと向かう。道路上には地震で生じた亀裂を記した白いペイントが、どこまでも続いていた。
女川原子力発電所脇の集落、小屋取。漁港には津波で押し流された地元消防団の消防自動車が放置されていた
小屋取の多くの住民は近所の仮設住宅に移りすんでいた。人気のない港では、津波を逃れた野良猫が岸辺に打ち上げられたお菓子を漁っていた。
小屋取から見た女川原子力発電所
小屋取の漁師、「今後、漁業を続けていけるかどうかは分からない」。ホヤの養殖に使っていた船と道具を津波で失った。種付けをしても、ホヤの収穫には3年かかる。種も流されてしまった。
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